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パラグライダーな日々 「なぜ人は空を飛ぶのか」

パラグライダーを始めた時によくあった質問

 パラグライダーを初めた頃、物珍しさから、色々な質問や感想をもらいました。SNS仲間や会社の人からよくある質問や感想に答えてました。会社ではこんな会話が。

Iさん 「よねけんさんは、パラグライダーやってるんでしょう?」
自分 「ええ、まぁアホになってやってますね。」
Iさん 「いつからやっているの? 期間は1年くらい?」
自分 「いいえ、まだ3か月ぐらいですよ。」
Iさん 「結構最近なんですね。でもなぜ始めようと思ったの?」

 「なぜ人は空を飛ぶのか」 哲学的ですね。「そこに空があるから」いやいや、それだったら、どこでも空を見られるのだから、世界の人口の8割は空飛んでも不思議でない。やっぱり人それぞれの理由がありそうです。

自分にとって空を飛ぶこと・・・とは

 一言でいうと憧れでした。

 自分の場合、子供のころから空を飛ぶもの、特に飛行機が好きでした。小学校の1年生の時の作文に将来の夢は飛行機(旅客機)のパイロットでした。小学校の高学年でゴム動力の飛行機、あるいは紙飛行機、厚紙で自分で重心調整をした飛行機を作って飛ばして遊んでいました。社会人になったころ、ラジコン飛行機(グローエンジン)を始めましたが、操作が下手で飛ばすというよりは落とすのが専門でした(苦笑)。結婚してからは「大人の科学」の羽ばたき飛行機を作って楽しんだりと、何かしら飛行機の模型を楽しんできました。

 結婚をして家族が出来て、社会人人生も長くなってくると、時には忙しく仕事をやらせてもらえるようになります。でも、そんな中で、仕事ばかりの日常で息抜きや趣味と呼べるものがない。ならば、自分のやりたいことを何か一つやってみようと思うようになりました。そんなとき、子どもの時に見た獅子吼高原を飛んでいるハンググライダーや、大人になってたまたま飛んでいるパラグライダーを見かけたことを思い出しました。それがパラグライダーを始めるきっかけでした。

じゃあ実際にやってみるか!

1日体験で人生初のショートフライトを体験 (飛び立つ直前)
飛んでいるというよりはグライダーに吊られている (飛び立った直後)

 思いつきでパラグライダースクールに連絡して1日体験をやってみました。何か模型とかを飛ばすのではなく自分が飛ぶのがもっと面白い! やりたいことって、これかなと思いました。あとはとんとん拍子でパラグライダースクールに入校し始めることになりました。

家族の反応はいかに・・・

始めた当時は家族から呆れられる状態に。

 嫁曰く「いつも何かやる時は急よね。転職も、家を建てるのも、いきなり決めて初めてしまうのだから。パラグライダーも同じ。」だそうです。

でも、その後、嫁は次のように言いました。

「あなたは飽き性だから、一旦初めて、飽きたからパラグライダーやーめたはやめて。」

 パラグライダーは道具やフライトエリアの利用に費用が掛かるスポーツです。お金で反対されるかと思いきや、飽きてやめるのはやめてという、ある意味想定外の反応でした。そんな家族の理解があっての趣味だったりします。とはいえ、仕事のことを忘れて没頭できる趣味であるパラグライダーは自分にとって良い趣味になっています。

普通の人にとってのパラグライダー

 普通の人にとって、パラグライダースクールに入校し、道具を揃え、一人で空に飛び出すというのはなかなかハードルの高いことだと思います。でも、僕が最初にやった1日体験であれば道具は貸してもらえますし、高さが低く短い距離ですけど空を飛ぶ感動を実感することができます。
 またタンデムフライトといって、インストラクターさんと2人乗りのパラグライダーで空を満喫する方法もあります。僕の通うスクールでは年間800本ぐらいのタンデムフライトを行っており、中にはリピーターさんもいるようですよ。

みなさん。一度、飛んでみるのはいかがでしょうか。知らない世界があることは確かですよ。

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