使っていないもの


いつか使うかもしれないと思って、置いているけど、去年使わなかったものを処分することにした。

使わないし風景と化していたのに、手にした途端、捨てられたくないと主張してくる。


捨てたらもう手に入らないかもしれないよ。

買った時の値段を思い出してよー。

今までここにいたんだから、このままいても問題ないでしょ。

他にも使ってないものあるし、これからもみんなで一緒に暮らそうよ。


こんな感じで訴えかけてくる。

実際に声が聞こえてくるわけではないけれど、抵抗感があるのは間違いない。

せっかく買ったけど、使わなくなって申し訳ない気持ちがある。

処分せずに持っておけば、その申し訳なさと、処分する痛みを感じなくていい。

でも、その痛みを感じないから、どんどんものを買ってしまう。

この痛みをしっかり感じて、もう無駄にものを買わないことにする。

ものとしての寿命を全うさせてあげられなくてごめんなさい。

今までありがとう。

そのまま捨ててしまうとゴミになってしまうので、売れるものは売って、使ってくれる人のところへ。

リサイクルできるものは、リサイクルへ。


何でも買えるからとすぐ買うのではなく、買えるけど必要ないから買わない、という意識にする。

必要なものはそんなに多くない。

今の生活に必要なものだけで暮らす。

足りないくらいで丁度いいのかも。



読んでいただき、ありがとうございました。

良き日でありますように。



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さいたづまいろ
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