やってみたら私の気持ちが分かるよ(エッセイ)
やっても分からない気持ちもあるよ。
あなたと私は違うから。
やらないと気持ちが分からないと思ってるなら、今の私の気持ちはあなたには分からないだろうね。
私はやらなくてもあなたの気持ちを分かろうという努力をするけど、あなたは自分の気持ちを分かって欲しいとしか思ってないってことだよね。
どんな気持ちであったとしても、それを言葉にした時に相手がどう思うかを考えない人の気持ちなんて分かりたくもない。
誰に言われたわけでもないのに、そんなことを考えている。
私は誰と戦おうとしているのだろうか。
争うことなんて嫌いなのに。
頭の中に自分と自分と敵対する誰かがいる。
多分、誰かに何かを言われた時に自分が腹が立たないように、常に練習しているのだ。
何を言われても動じていない風を装うために。
実際に腹が立つことを言われてその時に返せなかった時、後から、こう返せばよかったと頭の中で考えると少しだけスッキリする。
そして、不思議なことに次に同じようなことを言われたとしてもそこまで腹が立たない。
この人また同じこと言ってる。ロールプレイングの村人みたいだな。この人はこのセリフしか言えないようになっているんだな。所詮村人だもんな。
たまーに、村人が重要なこと言う時もあるけど、本当に重要なことなら、他の村人も違う言い方で教えてくれる。
1人の村人の意見を鵜呑みにする必要はない。
聞いた上で、どうするかは自分で決める。
判断力を養うのだ。
その判断が良いか悪いかは、その瞬間には分からない。
その時、その時の判断の積み重ねで人生が進んでいく。
まったく同じ道を進む人はいない。
何を考えて、何をするかも人それぞれ。
何が言いたかったかというと、他人の気持ちなんて知らないよ。
考えることはできるけど、考えさせるな。
考えることは自分発信でありたい。
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