とある23歳のバーテンダーの女性の話を耳にして
2020.1.19. #185日目
主体的に動かない僕がコーチをしているクラスの生徒が主体的に動かないのは当たり前だと気がつきました。とある23歳のバーテンダーの女性の話を耳にして本当に大反省中の米田遼一郎です。こんばんは。
この後に話に出す「影響の輪っか」について、少し子どもっぽい言い方をしているのは、その方が聴きとりをした時に可愛いからで、本当は「7つの習慣」という本では「影響の輪」とほんの少しだけ堅い言い方をされています。
それは置いといて。
23歳のバーテンダーの卵の女性話を耳にして、こんな記事を書き始めています。よければ、最後までお付き合いください。
彼女は、亡くなった父親のバーを復活させたいと思ってバーテンダーを目指しているのです。
でも、ある日常連さんに話を聞いていると、それが「自分自身のつくりたい店」ではないく「父親のつくりあげてきた店の真似事」であることを気づかされたわけです。
主体的になりなさい。と。
店づくりは店主の価値観からだよ。と。
彼女は、自分がつくりたい店を考えたことがなかった。当たり前のスキルを手に入れれば、店を復活させられると思っていたらしいです。
今は、週1日の休みに、いろんなバーを出歩いて「自分のつくりたい店」について考えているそうです。
受け身で、主体的に動かない人が影響できる範囲つまり「影響の輪っか」はとても狭いし小さい。
夢を語って、大きな仕事をやりたいと願って居ても、当然それは「ただの自分の関心ごと」だと僕も気づかされました。
「影響の輪っか」の周辺に落ちている「ただの関心ごと」ばかりに注目している僕自身に気づきました。
好奇心があることは、いいことだけれど、それだけじゃ足りない。誰かの真似をするにしても、主体的に真似をしないといけないし、誰かのようになりたいと行動するにしても、主体的に行動して積極的に取り組む姿勢が必要であることはわかりきっていることです。
バーテンダーの彼女の話を聞いて、ぼくの「影響の輪っか」はどこまで広いのか。いや、どれくらいの狭さなのか大きさなのか。
考えてみました。
例えば、僕の例なら「スイミングコーチになりたい」という話はよくします。
今は子どもに影響を与えられる立場にあるだけで、子どもにスイミングを通して自立してもらえているでしょうか。
その前に、僕自身が自立してスイミングと向き合うべきですよね。
僕の「影響の輪っか」を子どもたちのスイミングライフの範囲まで届かせるためには、「スイミングライフと向き合おうとする姿勢を見せる」ことが重要なんじゃないかな。
スイミングを通して自立してもらうためには、自分で練習に取り組む意味を意義を目標を持ってもらわなければならない。
だとすれば、それを聴く姿勢も、それを支える姿勢もやっぱ必要だろうと思うわけです。
今の僕は「絵描きとスイミングコーチをする」頭を使っていることで勝手に自己完結し、満足していて、貴重なレッスン時間をどこか流しで受動的に向き合っていたかもしれません。
つまりは、子どもからすると「受け身で言われたとおりに練習するだけいい」形のレッスンをしていたかもしれません。
冒頭の話に重複しますが、主体的に動かない僕がコーチをしているクラスの生徒が、主体的に動かないのは当たり前でした。
ものすごくそのことを反省しています。
しかし、ずーっとそんなことを考えていてもダメで、結果(Get)を変えるのは、見方(See)ではなく、行動(Do)だと、教えてくれたのはバーテンダーの女性です。
彼女は、今も、行動しています。
僕も、行動します。
まずは、子どもの「関心ごと」に寄り添うレッスンから始めます。「子どもがどの泳ぎに注目していて、どのようなスイミングライフを目指しているのか」を聴く姿勢と支える姿勢を見せるところからもう一度始めようと思います。
とにかく、もう一度改めて、一人一人に向き合います。