元を取る!が貧乏くさい?それは違う。スルメを思い出して!

2020.2.13. #209日目

もしもし!
行きたくない場所なのに、行ったらそれなりに楽しんで帰ってくることってありませんか?

あれって、なんでなんでしょうか。
「行ったからには楽しもう」という選択を選んでいるのでしょうか。

それとも?

別の理由があるのかなぁ。
体験談踏まえて話そう思います。
*一部ウルトラマンの冗談は事実です

おはようございます。米田です。

そういえば、人の心理としては、
「買ったものだから元を取り返そう」
という感覚がありますよね。

知ろうとしないことは、
嫌いになろうとしていることに、
同義だったりもする。

せっかく手をつけたのだから、
「努力して対価を得よう」と。


僕の体験談を話す前に、
一旦整理してまとめておくと、
お伝えしたいメッセージは、

「手をつけないまま嫌いになるのはやめて、手をつけてみてから好きになれないなら手放そう」です。

スルメのような感じで、口に含んで吐き出さず、飲み込まず、噛んでいれば味が出てくるものもあると思います。


僕にもそんな経験があってですね。

幼い頃に買ってもらったおもちゃのウルトラマンは口に含んでメッキが剥がれるほど味わいました。(実は、食べれば食べるほど、銀色が溶けて、赤色のウルトラマンになっていく)

という冗談はさておき。

大学生の頃、お金がないから一冊の本を買って何度も何度も読んでいたことがあります。

その一冊が「幸せになる勇気」なのです。
シリーズ2冊目で、この本は、アドラー心理学の実践編とでも言いましょうか。そんな本になります。

何十回レベルで読んでいくうちに、
人間関係に対する考え方も、
教育に関する考え方も、
仕事に対する考え方や、
交友も愛にも考え方が、
少しずつ変わっていきました。

スイミングコーチにも少しずつ活かしたりしているのはもちろんのことです。

叱ることが、コミュニケーションにおいて最も劣っているし、破綻しているやり方だというのは、今でも子どもをコーチとして教えている中で怒りを感じる度に思います。

その他にも
歴代の名著にも通ずるところがあるなぁと思えるくらいになりました。

例えば
過去の「7つの習慣」もそうだし、
最近の「think clearly」も。

傾聴することは、最後にアドバイスをすることではなくて、相手に本当に関心を持つことだと示してくれます。

能力の範囲内でできること、影響力のある範囲でできることに専念する考え方も、アドラー心理学では、相手の課題と自分の課題を分ける「課題の分離」として説いています。

「お金がなくて…でも買ったからには元を取る!」

その気持ちがあったから、何度も何度も読み返して、使い直して身につけようと噛みつき続けました。

哲学にも、宗教にも、教育や勉強、現代ビジネスにも活きてくるもので、まだ今読み返しても良いと思えるほどです。

実際これ、何も見ずにスマホの画面に自分の記憶だけで打ち込んでいる文章です。

それくらい、普段から使うようになったスルメ本なわけです。

幸せになる勇気を誰かから借りて読んでいたらこうなってないだろうし、有り余るお金で中古本を買っていたらこうはなっていなかっただろうと思うなぁ。

元を取る!

という考え方は、人の大切な価値観の一つなのかも。

対価を払って、対価以上のものを得ようとする。

それが、多分冒頭の疑問に対する結論かと思います。

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