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「あがのあねさま」コメンタリー(特別編2)とおしらせ


 本編とともにお楽しみいただきたく。

 特別編もういっちょ。これで阿賀北ノベルジャムの会期中に書いた「あがのあねさま」は全部になります。だいたいここまでどれぐらい書いたのかと調べてみました。うっ、小説本文で94272字、旅行記14930字、特別編2話で22630字、このコメンタリーがここまでで23029字。だからここまでで20万0081字! ひいいい、ひどいっ。読むのも大変だ。そりゃこれ全部入れた本をやるとしたら320ページ行っちゃうよなあ。やるんですけどね。

 最後のエピソードは阿賀野さんの給湯室でのシーンから。仏花を用意してる阿賀野さん。なんと末の妹がいたという話をします。ええっ。でもそれは5話の高橋妙さんではないという。しかもそれがウクライナでの戦争で沈んだ悲劇の艦だという。彼女はいろいろな手違いでこの21世紀にやってくるときに間違えてしまい、幾度も未来側からの救出を図られたけれど失敗、そしてウクライナでの戦争に巻き込まれるけどそこでなんと「キエフの幽霊」の1機として活躍し力尽きて撃沈された……めちゃめちゃな話ですけどね。でもこの「あがのあねさま」書き始めた頃はウクライナの戦争始まってなかった訳で。ほんと未来小説書くってのはしんどいもんです。だけど一度それやっちゃうとどんどん現代の話にしちゃえるんですけどね。荒唐無稽? 今更ですよ……(ひどいっ)。

 阿賀野三姉妹はその沈んだ酒匂さんに思いをいたしてションボリしてますが、そこに来客したのはなんとその酒匂さん。舌の根も全然乾いてません。ヒドすぎる。司令もあきれかえります。ナンダこの話、って。

 でもがむしゃらに日常の業務はあるわけで、そのまま新潟の超絶なイベント、「にいがた酒の陣」に出発することに。このにいがた酒の陣、リサーチやってくれたオタ友が教えてくれました。凄いイベントですよね……お酒飲み放題。コロナで開催できない年が続いてたみたいだけど今度は出来るのかな。でもこの作品世界では当然再開されてます。

 さっそくへべれけになるご一行。能代さんだけが仕事だと思ってシラフでいますがみんなどんどん酔っ払って行きます。そこに総理も現れちゃうし、しまいにゃどっかで見たアイドル2人まで盃もって来ちゃうし。あきれかえった能代さんの悲鳴の絶叫が会場に響きます。

 しかしそんなイベントを襲う事件。さらに追いつまる能代さんだけど、みんなが急を聞いて慌ただしくします。え、酔ってなかったの? まあそういえばみんなロボットなんで、酔っ払わなくてもいいんですよね……。それを真に受けてすっかりマジで心配してた能代さん、ブチ切れして他のみんなを正座させてお説教します。このノリ天体戦士サンレッドのノリもアリ。

 その激おこの姿はまさしく「鬼〇の刃」の恐怖の無惨さま……ひいい。下弦の鬼へのごとく激怒していたぶっちゃう能代さん。ホントに怖いのは核弾頭よりも酒癖悪くてキレた能代さんだった……。でもその能代さんのおかげで新潟の平和は守られましたとさ。めでたしめでたし……んなわけあるかー!! さらにまったく訳がわかりません。まあ荒唐無稽上等のこの話でいまさらもう、って気もしますけどね。最後までほんとヒドイ話でした……。書いたのダレ、って私だー(自爆)。

おわりましたー

 これで一応「あがのあねさま」プロジェクトは一通り終わりになります。無事参加賞の新潟のお米と地ビールも届きました。

 実は私の処女作で代表シリーズである「プリンセスプラスティック」と相似形の話なので話書くのは楽でした。もともとこういう話大好きだし。無冠に終わりましたが目的はほぼ達成できたと思います。畏友波野發作(ナミノフ)の無双も阻止できたし。あのままほっとくと無双しちゃうので参加してすこし賑やかししようと思ったので、それでこうなれば上々というものです。
 前回参加の萬歳淳一さんとかのスタッフ男性陣にもめちゃウケてたし。萬歳さんたちが審査員だったら、なんて話もあったけどそうはいきませんよね。というか奇しくも同じ淳一の萬歳さん。1/150で作った「あがのあねさま」メカシリーズ3Dプリンタ模型買ってくれたりとノリがよくて素晴らしいのです。いやいや弥栄弥栄。無事なんとか爪痕残せました。
 これで次回から字数制限が変わるでしょう。そんなことが目的だったのか……。ひどいっ。まあこれも今更ですけどね。

 これでひとまず締めます。あとは「あがのあねさまDX」という今準備中の本にこれ収録して後書き書いて(書くのか)BCCKSで紙本としても販売できるようにして第三十四回文フリ東京への参戦となる訳です。にじんだ文字東京行きー(はい権利踏まない!)

ここでおしらせ

 今日5月1日その文フリの弊社出展ブースが!決定しました!

 5月29日12時から17時
 東京流通センター第1展示場カー22「米田淳一未来科学研究所」となりました!

出展のご案内はこちら。

https://c.bunfree.net/c/tokyo34/h1/%E3%82%AB/22

ブース位置はこのpdfでご確認を。

https://bunfree.net/wp-content/uploads/2022/05/A3_OL_tokyo34_visitor_map.pdf
 よろしくです。でもSF島の端っこから2つめってどういうこと……? ナミノフの「オルタニア」とかわせひろしさんの「かってに応援団」カー13・カー14とはちょっと離れてるなあ。まあそういう下準備してなかったから仕方ない。というかさっそくなんで鉄道島じゃ無いのかという疑問が寄せられておりますうう。

 というかカー22……カニ22?(はいそこ変な連想しない)

 というか、今またビンボーで刷って持って行ける本少ない……。すみませんすみません! ほんと品切れすると思いますのであきらめてくださいうぐぐ。

 よろしく、ね! 5月29日、東京流通センターでぼくと握手!

 「あがのあねさま」本編はこちら。


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