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夏の奈良博展示行ってきたぞ

奈良博、9月期は休館ではないものの企画展はやってない感じなので、今企画展やってるうちに観にいくかー
ってぶらりいってきました。
企画展といっても規模の大きいものでもなく、ちびっ子向けの学びの展示もあり、外国人観光客と子供連れが多い印象。
ゆるっと感想書いていきますね。

ちなみに今回の企画展小規模展?故か奈良博会員完全フリーパスでした。ありがてぇ。

泉屋博古館の名宝

所謂個人コレクションなんですが、この手のコレクション展、自分の趣味趣向の相性にもよるんですが、その方の趣向が垣間見れてすき。
特に中国、朝鮮から来たものが多かったかな?
器(青銅器)の形自体は大味なんだけど装飾が細かかったり、実はその装飾の模様もよく見れば怪物?を模したものだったり、内側に文字が彫られていたり。
勿論青銅器だけでなく個人的目的の仏教美術もしっかり堪能してきました。

個人的にお気に入りの作品はポスターにもなってる
水月観音像
今回唯一の国宝展示の線刻仏諸尊鏡像
(とはいえ国宝っていうの知ったのは後からなんだけど)

気になる方は是非上記公式サイトの
京都のコレクションページで見れますのでー。

フシギ!日本の神さまのびじゅつ

奈良博のイメージキャラクター「ざんまいず」と一緒に貴重な作品を見ながら日本の神様を学んでいこうという、考えて見たら無茶苦茶贅沢な企画展。
テイストはちびっ子向けですが、大人でも全然楽しめます。
むしろ大人の方が「フシギ」と思わなかったけど「言われてみればフシギかも」要素が多くてちびっ子と別ベクトルで楽しめるかと。

個人的に宇賀神像見れたのが嬉しかったり(とぐろ巻いた蛇の顔がジジイになってる神様)
最近気になりつつある蔵王権現の立ち位置(お寺にいるから仏様?でも雰囲気似てる天とはなんか違う気がするし…むしろ仏教より神道寄りなのか?とか悶々してたので)もわかりやすく解説されてたし、この手の美術のビギナーさんは知っておいて損はない内容てんこ盛りだわ、わかりやすいし。

仏像館

実は今回の本命。以前MIHOミュージアムに行った時にいた四天王の一体が奈良で見た気がするー
って書いてたんですが、

その相方がいるのか確認の意味を込めて。
結果、いました。
確実に対として作られた存在かはともかくとして、
音声ガイドでも現地の解説の方にもお墨付きいただいたので間違い無いかと。顔のつくりもよく似てたので。
ちなみにクソでかい金剛力士立像のいる部屋に一緒に展示されている広目天立像です。
ちなみに自分がMIHOミュージアムで見てきた相方は持国天立像。
MIHOミュージアムの持国天は展示終了しちゃったけど、MIHOミュージアム所蔵なのでまたお披露目の機会はあると思うし、広目天は現在(2024年8月現在)も展示されてるので是非に。


ごはん

行ったのが盆の観光シーズンということもあって、博物館アフターにお昼のお店探しにいくのも暑いしなかなか難儀だなぁ、と思った結果、敷地内のミュージアムカフェで軽いランチしてきました。

軽食メニュー

ミュージアムカフェで軽く飲食楽しみながら先ほど見てきた作品に想いを馳せる時間が結構好き。
(物販あまり買わないので、こういうところでお金を落としたいという意図もある)

基本的に食にこだわりないのと、ご当地飯を食うならご当地酒を飲みたい派ではあるので、奈良博目的の奈良行きならここでのランチで十二分かな、と思ったり。


ちなみに前述の水月観音と線刻仏諸尊鏡像の絵葉書買ってきました。
最近お気に入りの作品の絵葉書をちょっとずつ買って、ファイリングしてて、ハガキファイル埋まってきたら改めて紹介しようと思ってるんですが、展示会二回分ですでにクセつよな感じになってて頭抱えてる。

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