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明日は8月32日かな。劇団しようよ 『歌舞伎町ノート』終えて

noteを使うことが初めてなのですがせっかくやし
『歌舞伎町ノート』のことをnoteで振り返ろうと思いまして。
ノートづくしで最後までやってやろうと思います。

【登場人物】

劇団しようよの人たち
大原さん…『歌舞伎町ノート』作・演出家
富沢さん… 今回、制作
きくさん…一輪の花役
沼ちゃん…石役
すぎさん…「新宿セミヘブン」スタッフ折笠役

たまちゃん…ララ役
いっちゃん…似鳥さん役、ナミになった
ゆってぃー…「新宿セミヘブン」店長役

ていちゃん…ドライバー役
しまえりさん…ヒカリ役
MIOKOさん…きみ子役、ヒカリ=きみ子
だいちゃん…パイドパイパー役、パパ、法螺吹きさん


まず「歌舞伎町ノート」に携われたのは
作・演出家の大原さんと今回制作の富沢さんのおかげでした。 

富沢さんとはENBUゼミナールで代は違いますが知り合いました。
富沢さんは今回制作やったんですが、劇団しようよ仙川チームの前回作品と前々回作品は富沢さんが書いた作品で演出は大原さんやったんですよね。
実はその時に当日運営で1日だけ参加させていただいたんですよね。
みなさんは覚えてるのかな…?
私はすごい覚えている。
打ち上げで沼ちゃんが六甲おろしを歌ってたこと。
※沼ちゃんは石役です。こういう感じであだ名すぎて分からない場合はいちいち登場人物に戻ってください。

さーて米田はどこにいるでしょうか
一瞬だけ登場するガラガラシャツは大原さんの私物だったんです。

それから月日が過ぎて、なんと1日会っただけの米田の卒業公演を大原さん、沼ちゃん、きくさんが観に来てくださっていたんです。
噂によるとその時に演出助手のような立ち位置の役だったから今回の演出助手に声かけてくれたとか

ENBUゼミナールを卒業し、さてどうしようか…
今後の予定、2025年のほぼジャムパン。公演しかないじゃねーか。するとタイミングよく演出助手のお誘いが。
スタッフワーク自体には興味がありましたが経験はそこまでなくほんまに米田で大丈夫か?と思いつつ、しようよの公演、せんがわ劇場での公演に携われることは今後に良い影響をもたらしてくれるはずだと連絡きたときには、ほぼやります。と連絡しようとしてました。
もうひとつの決め手は大原さんの演出は「ゆわないことにした」でしか見たことはなかったですが、個人的に好きだったこととそこでしようよの作品に出演したいと思ってたから。

そして、『人形のいいえ』をPOSTで観劇。
そのとき花粉症なのか鼻水が止まらずえらいこっちゃで見ていた私だけど、役者の個性が爆発的にあったのは覚えている。
ライトで照らしながら見るなんて新鮮すぎてまた大原さんの演出が好きになった日でもありました。

しようよのチラシは本当に可愛いんですよね。

演出助手って何をやればいいんだ?状態で
6月3日の顔合わせの前に何度か脚本打ち合わせに参加させていただきました。
はじめましてやったけど、すんごい話しやすい稲垣さん。結構リラックスしながら台本について聞けたし考えることができました。
米田自身、台本読解力というのが乏しい人間なのでこういう機会に参加できたことは結構役者としてラッキーなことだったと思います。

顔合わせ当日は緊張も緊張、私より経験のある役者さん、他にも声優さん、モデルさん、お笑い芸人さん。
そして遠い稽古場。稽古場から自宅までは1時間少し遠いと感じていたそこの私。
どんどん短く感じてくるぞ。
たまちゃんは最初から話しやすくて。気にかけてくれていて。よねちゃんと言って近づいてきてくれるのがとても救いでした…。

大原さんの稽古はまず芝居の質を一緒にすることからスタート。歩き方を見たりして大原さんは役者さんの特徴を捉えていました。
ウォーミングアップには私も参加させてもらいながら、キャストさんと交流の時間も増えてネコカブリ米田の本性がどんどん見え隠れしてきたのが6月中やったかな?

6月には歌舞伎町のフィールドワークにいってホテルXOや最初の台本に出ていたホテルラフランス、色んな実際のホテルを見てきたり、その場所の空気を感じれて作品に良い影響を受けたのではないかと思います。
帰りにだいちゃん、ていちゃん、いっちゃん、ぬまちゃん、きくさんと飲めたのは嬉しかった。

6月中も多い頻度できくさんと飲みに行くことがあって、
米田自身、お酒飲む🍶のは大好きなのできくさんが誘ってくれるのが嬉しいし、役者さんからの目線で作品に対しての話を聞けるのは貴重。
演出助手の席から見る感覚との違いについて考えれることが出来たし、世間話をするのも気分転換になっていました。

最初の稽古期間は
稽古場がどういう場所であるべきなのだろうとか演出助手とかこうあるべき?とか
アンテナをピンピンさせていた。自分なりに必死だったんだろうけど大原さんからしたらやりにくかっただろうな。
柔軟に考えて冷静に今起きていることを把握していくことを大切にしようと思ったね。

稽古最初らへんは雷雨が多くてよく大ちゃんの車で駅まで送って行ってもらいました。そこでその日の稽古について話せました。
電車からはしまえりさんとMIOKOさんのねーさんコンビと帰らせてもらってちょと大人の仲間入り🙂‍↕️🙂‍↕️

稽古が進むにつれ、ゆってぃーの個性が爆発してきて、急にサングラス🕶️持ってきたもんやからびっくりしたの覚えてる。実は店長のサングラス元々はそんな設定なかったんです。ただそれが店長のキャラとして活かされたときは役者からのアイデアは本当に大切で、アイデアを出せるくらいに役を読み解くことはもっと大切で、恐るべしゆってぃーでした…
本番着用以外のサングラスもあったのです。
ゆってぃーXで載せてくんねーかな


途中の稽古期間、米田はiaku「流れんな」の当日運営で
欠席してました。
そんときはほんまに劇団員のきくさん、すぎさん、ぬまちゃんに助けてもらいました。
iakuでお休みした期間は本当に申し訳なかったけど、劇場での動き方や場当たりも見せていただいたので『歌舞伎町ノート』の小屋入りに向けてのシミュレーションもできました。iakuで持っていると便利な物とかをまとめて、そこからは文房具カバンという最強の仲間を手に入れました。ぼやけてるけどドラえもんのデザインのかわいいやつです。

以前からずっと私はiakuが大好きっていうのを言っていたからか大原さんが
「100人大原がいても1人の横山拓也さんには勝てないんや」
とか
「きゅうり300本あげても横山拓也さんには勝てないんや」
とかを言ってくるわけです。
そんなことないかもしれへんやないですか!
かもしれないって良い言葉ですね。
さ、次へ行きましょう。

だんだんと作品が固まっていく中でラストの8月32日だけは沢山の物語が出てきました。
アフタートークでもお話ししたのですが台本はA〜Oまであります。
けど最後らへんK台本くらいかなそこらへんからはラストの変更点だった気がします。
色んなことを試したので私の動画フォルダはこんなんあったっけ?って動画のお宝だらけです。

通しをしていくにつれてキャストの出ハケや小道具の移動とかを把握しなければならなくて焦りに焦っていました。
多分、そのときの米田は嫌なやつだったと思います。
自分のやらなきゃいけないことばかり優先してしまい、役者さんの動きへの整理を後回しにしてしまっていた気がします。
本当に深く反省する点です。
スタッフさんとのミーティングでは全然アイデア出しできなかったり、的外れなことばっか言ってたような…
他にも反省すべき点多々ですが…、その反省を今後に活かさねばと思うわけです。

小屋入り前の稽古後にいっちゃんと湯けむりの里っていうお風呂屋さんにいって深いような深くないような話をして
サウナで整ってみて、サウナの中でオリンピックみて、夏休みのようなことをしたのもよき思ひ出だな。

小屋入りからはあっという間すぎて何があったかとか正直覚えていない…
ただ本当に役者さんの芝居がとても活き活きして、なぜかその姿が羨ましてくて、悔しくて、家に帰って何回か泣きました。
うんー。別に小屋入り期間自分が楽しめてなかったわけではないが、色んなところに気がいってたのかな…だから演じることに夢中な役者さんを見て感動してたのかな。
結構日が経って考えてみるとなんで泣いてたんだろうとは思うけど。

アフタートークは本当に緊張しましたね。
高校生の頃、米田の言葉は中身が空っぽと言われたことがあって作品に対して人前で話すとかが、もう怖くて怖くて。
大原さんと稲垣さんに助けてもらいながらなんとかアフタートーク全公演できました。
自分の中で色んな視点を持っておくことが大事やと思いました。
初めて作品を見る方の視点。
演出助手としての視点。
役者 米田マナ海としての視点。
アフタートークは自分の弱点と向き合わせてくれた良い機会でした。

千秋楽後、プラザ仙川というお寿司とカラオケのお店。
とても素敵なお店でした。おいしかったし、すごい歌った、盛り上がりすぎたかもしれない。

千秋楽の8月11日は音響の越川さんと米田が誕生日でして、お互いにおめでとうございますと言い合いました。
みなさんからのプレゼントもいただきました。

みなさんからのプレゼント

どっかの旅館の◯◯の間とかの鍵やね。
素敵な文章とYONEDAの顔。家の鍵につけました。
もう落としても絶対大丈夫。
現在使っていますが、カバンの奥にあってもでかいのですぐ見つかる。
ありがとうございます。
誕生日をお祝いしてもらうのってやっぱり嬉しいですね。

「歌舞伎町ノート」が終わるとともに21歳の人生がスタートしました。
周りからは若いねぇと言われますが、30歳、40歳になるのなんてあっという間。
夢中に生きようと思います。
夢中に芝居しようと思います。
沢山間違えて、沢山怒られようと思います。

思います。じゃなくて、します。な!

今日は8月31日もうすぐ9月1日。
いや、8月32日かもしれない。

私は9月1日を生きて、稽古に向かいます。
そして8月32日のように、公演期間だけ集団でいます。

公演の詳細は明日お知らせします。

長々と書いてしまった…

劇団しようよ『歌舞伎町ノート』
本当にありがとうございました!

次は俳優として携わりたいぞ!

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