アフリカ留学体験記①
アフリカでの留学生活も残り半年を切り、折り返し地点に差し掛かろうとしています。最近自分の軸がぶれ始めていると感じていたので、新しいチャレンジとしてnoteを始めてみました。定期的に自分と向き合い、軌道修正する機会にしたいので、今後は毎週日曜日に更新していこうと思います。
初回なので、自己紹介を兼ねて、以下の4項目について書いていきたいと思います。
1.なぜアフリカに来たのか
2.アフリカでの活動と目標
3.留学後のビジョン
4.来週の目標
少し長くなってしまいましたが、読んで頂けると嬉しいです。
1. なぜアフリカに来たのか
こんにちは、信州大学理学部生物学コース4年の米田耕太郎です。
私は現在、大學を1年休学し、トビタテ!留学JAPANという奨学金制度の9期生として「アフリカにおける野生生物保全と地域住民の共存」をテーマにケニアに留学をしています(2018年11月~2019年9月末まで)
※トビタテについての詳しい説明は割愛しますが、気になる方は以下のURLをCheckしてみて下さい。
https://www.tobitate.mext.go.jp/
僕がアフリカに来ることを決めたのは大學院進学を前に、自分のやりたいことが分からなくなったことがきっかけです。大學院には行きたかったのですが、学部で専攻している生物学をそのまま続けるのは何か違うなあ、という感じがし始めていました(研究室ではトンボの遺伝子解析を行い、その進化の歴史を研究していました)。そこで「自分が将来やりたことは何なのか」見直す機会を持ち、その結果以下の3つの要素が自分の中で外せない、大事なものだという結論に至りました。
①生物
研究者として生物を専門的に研究することには違和感があったのですが、何だかんだ生物は好きなので、引き続き勉強はしたいと思っていました。とりわけアフリカの野生生物に憧れを持っていたので、何らかの形でそこに関わった勉強をしたいと考えました(不合格でしたが、過去にトビタテ7期に「アフリカでの野生生物保全活動」をテーマに応募をしたこともあります)。
②海外
大學生で海外旅行にハマったこともあり、大學卒業後も日本だけでなく、海外を舞台活躍したいという思いがありました。
③途上国支援
自身の海外経験などから途上国支援に興味を持つようになり、その要素を含んだ活動をしたいと思うようになりました。
少し欲張り過ぎかな、と思いつつ、それから「アフリカの野生生物」×「海外」×「途上国支援」という3つのトピックを繋げた活動がないか、探し始めました。そこから現在の留学テーマである、「アフリカの野生生物保全と地域住民の共存=住民参加型保全」に行き着きました。
この「住民参加型保全:Community Based Organization」はアフリカで進んでいる自然破壊を念頭に、その自然との繋がりが深い地域住民と共に保全活動を行ない、住民本来の生活・文化と自然環境の両立を目指す考え方です。
このテーマに惹かれ始めて勉強をし始めた時と、トビタテ9期の応募時期が重なり、これをテーマに留学しようと決意しました。(単純に不合格だった7期のリベンジをしたかったというのも多少ありますw)
地域の伝統的な踊り
2. アフリカでの活動と目標
今回の留学では主にケニアと南アフリカでボランティア活動を行なっています。ケニアでは植林や環境教育などのボランティア活動を行う傍ら、地域住民と自然の関係や環境意識の高い地域作りの手法などを学び、南アフリカでは実際に国立保護区の内部で生活しながら野生生物管理の手法を学ぶことを目標としています。
活動内容については来週以降の投稿また詳しく書いていきたいと思います。
野生のキリン
3.留学後のビジョン
今回の留学を通じて海外大學院への進学や国際協力機関(JICAや国際NGO等)で働きたいという目標が出てきました。ただそうした活動に必要な言語力・国際関係の知識等が圧倒的に不足しているのでこれから勉強せねば、という感じです。また「野生生物保全と地域住民との共存」というトピック以外にもゴミ問題や貧困など、アフリカに来てから興味を持つようなことも多いので、留学のサブテーマとして色々と勉強していきたいと思います。
4.来週の目標
来週は普段のボランティア活動(植林、ネイチャートレイルの整備等)に加え…地元高校での野生生物保全に関するプレゼン、ゴミ捨て禁止を目的としたポスターの作成、地域住民へのインタビューなどを実施したいと考えています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
来週も日曜日に投稿したいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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