アフリカ留学体験記③
予定している3カ所のうち、2つ目のボランティア先Shifogaでの活動を終えました。
正直、この1ヶ月はこれまでの留学生活で最も辛い1ヶ月間でした。
4月上旬あたりから体調が優れず、「おかしいな?」と思っていたのですが、そのうち日々の活動中に抑鬱感を覚えたり、頭がうまく働かなくなったりし、家に帰ってからは部屋に閉じこもる時間が増え、仕事がない週末は一日中ベッドから起き上がれなくなくなっていました。
求められる日々の業務をこなすことに精一杯で、自主的にやろうと意気込んでいた学校での環境教育や環境団体でのインターン等を全てキャンセルしました。
やる気と焦りはあるのに体が言うことをきかない状況で、「もう無理だ、全てを投げ出して日本に帰りたい」と何度も思いました。
いわゆる「留学鬱」の入り口にいたのかもしれません。
今は結構良くなりましたが、海外生活の疲れや奨学金を貰っている立場(トビタテ生)として結果を残さなくてはというプレッシャー、思ったように上達しない語学などでストレスが溜まっていたのだと思います。
体調管理の甘さを痛感しました。
あまり満足に活動出来なかった1カ月間でしたが、いくつか貴重なことに気づけた1ヶ月間でもありました。
1.現地の人に学ばせて貰っているということ
僕のこれまでの基本的スタンスが「アフリカには、ケニアには問題があるはずで、自分がそれを解決したい」だったのですが、「現地の人々に学ばせてもらっている」という比重を大きくしていこうと思います。これまで何事も問題ありきで考えていたのですが、それでは視野が狭くなり、楽しめなくなるような気がします。よく「海外で活動する際に気をつけることリスト」のトップに書かれているようなことですが、ようやくそれが理解出来た気がします。
2.アフリカへは誰かの強制によってではなく、自分の意思で来たと言うこと
奨学金を貰っている立場(トビタテ生)がプレッシャーで毎日の行動基準に影響していたのですが、そもそもアフリカに来たのは「義務だから」ではなく、「自分が来たかったから」であることを忘れてはならない、と気づかされました。国のためでも、誰のためでもなく、まずは自分のために頑張りたいと思います。
3.人は人、自分は自分
上記と同じ理由で「何か結果を残さなくては!」という思いにとらわれていたのですが、人によって留学における目標は異なり、1人1人成功や結果が意味するものも違うので、「人は人、自分は自分」と割り切ることが大切かも知れないと思いました。
取りあえず、ブレ始めている自分の留学目標を見直したいと思います。
これから1週間、次の活動先に行くまで猶予があるので、しっかりリフレッシュして留学の目標を再設定し、次の活動先ではフルパワーで動けるよう、力を蓄えたいと思います!
(1週間、ナイロビに滞在予定です。美味しい日本食レストランを知っている人がいたら教えて下さい!笑)