最高位戦フェス2024【前編】
10か月遅れのレポート
2024年10月7日、最高位戦のYouTubeチャンネルにて、最高位戦フェス2025に向けてのドラフト会議が行なわれた。来年の最高位戦フェスは、「セガネット麻雀MJ」がスポンサーについて、今年よりスケールアップして開催されるようである。チームの監督、選手の顔ぶれが出揃い、来年のフェスには、最高位戦所属のMリーガーが漏れなく出場する事が判明した。2024のフェスでは、Mリーガーの中で近藤プロ、茅森プロ、瑞原プロがフェスの参加メンバーに居なかった。
なぜこの時期に、10か月以上前に終わった最高位戦フェスのレポートを書く気持ちになったかというと、最高位戦フェス2025への誘いを、息子に断られたからである。息子なりに考えあってのことなので、強制は出来ないが正直寂しい。。
まだ息子にMリーグ&麻雀熱があり、父子で楽しい時間を共有した、今年1月の最高位戦フェス2024の想い出を、このnoteに記録として残すべく、10か月前を振り返ろうと思う。
チームとタイムテーブル
チーム編成は、2021年のドラフト会議で、既に決まっており、イベントの延期に伴い、3年前に決めたチーム編成が、今回のフェスでそのまま採用された。ただ、唯一の違いは、仕事の都合で村上淳プロが欠席となり、代わりに、日向藍子プロが監督を務めたことである。
申し込みとその後の衝撃〜浅井祐介プロ
チケットの申し込み受付けは、2023年11月27日の12:00だった。VIPチケットの販売枚数が10枚(14,000円)、一般チケットの販売枚数が40枚(12,000円)。両方共に即日ソールドアウト。後に一般チケットが10枚追加販売された。
発売開始時刻ジャストに、販売サイトにアクセスした。運よくというか、予想に反してVIPチケット2枚を購入出来た。その後、事務局に質問メールを送った回答が下記のメールである。
「お世話になっております。最高位戦フェス担当の浅井祐介です」このメールの冒頭の一言に、後頭部を強打されたような衝撃を受けた。何ともインパクトのある一文である。このメールの一文によって受けた衝撃については、他の参加者複数名からも、同様の感想を持ったという証言を得ている。それほど、最高位戦ファンにとって、浅井祐介プロはビッグネームなのである。
浅井プロは麻雀マスターズのディフェンディングチャンピオンだったが、今年 本田朋広プロにそのタイトルを奪われた。2025年は是非とも、雪辱を果たして欲しい。
フェスのコンテンツ
ここでフェスの内容について、解り易く箇条書きにて説明する。
① チーム戦のPV観戦(最大6試合)
② 最高位戦道場での選手たちとの特別フリー対局(最大5半荘)
③ 最高位戦プロとのチェキ撮影(サイン付き)
④ フェス☆オリジナルグッズの販売
⑤ 軽食(特製サンドウィッチ)の販売
⑥ 抽選会(監督、選手・監督のサイン入りユニフォームのプレゼント)
チェキとプロとの特別フリー対局は、チケット代に含まれている。一般チケットがチェキ1枚、特別フリー対局が1回。VIPチケットは2枚&2回である。
なお、追加料金を支払えば、チェキやフリー対局の数を増やすことも可能である。
このフェスの最大の目的は、園田賢プロとの対局である。園田プロは息子の憧れの麻雀プロで、園田プロが上梓した書籍を3冊も買うほどのファンである。一冊は自読用、一冊は保管用、一冊は父親へのプレゼントである。この親孝行息子のために、何としてもこの目的を達成しなければならない。VIPチケットを購入したのも、園田プロとの同卓確率を上げるためである。
申し込みの時、特別フリー対局で同卓したいプロを、第3希望まで書くことが出来る。
(自分) 第1希望 園田プロ、第2希望 丸山プロ、第3希望 浅井プロ
(息子) 第1希望 園田プロ、第2希望 丸山プロ、第3希望 たろうプロ
で申し込んだ。
後日の浅井プロからのメール連絡で、17:40~の部で、親子共々園田プロと同卓できることが確定した。ついでながらPVの特等席での観覧は、第一希望を出した、日向プロと小林剛プロが解説を務める第一試合が、両名とも当選した。
また、大会参加者用にグループLINEが作成され、イベントの諸連絡は、このLINEを利用して行なわれる。グループLINEへの参加は任意だが、かなり凝っている。
イベント当日
イベントの当日は、都内在住の息子とフェス会場の最寄り駅で待ち合わせをした。駅で合流してからイベント開始まで1時間ある。会場まで徒歩10分程度。息子がスマホでXを見ている。何かと思ったら、フェスの参加者のポストを探していたようで、「会場が開いていない。寒い」というポストを発見したらしい。そこで、ファストフード店で時間を潰し、開場10分前に着くように時間調整をした。しかし、それが大きな間違いであったことに後ほど気付くことになる。
会場までの道案内は息子に任せた。息子はスマホの地図アプリで、淀みなく進んで行く。僕は方向音痴なので非常に助かった。予定通り最高位戦スタジオがあるビルに着くと、何か妙だった。行列が出来ていると思ったが、人だかりが無いのである。おそらく寒さに震えている参加者への配慮で、運営サイドで、開場時間を早めたのに違いない。
案の定、開場に着くとPV用の椅子は9割方埋まっていた。まずは受付を済ませた。電子チケットを提示したが、参加者名簿という昭和の遺物の前には、令和の文明の利器は無力だった(笑)。受付で推しチームを訊かれたので迷うことなく、「日向アイコス」を選んだ。息子は勿論、園田プロが所属する「小林ロボティクス」だ。受付で推しチーム申告すると、チームのうちわが貰えた。
PV用の観覧席は1列5席だった。VIPチケット者用の椅子は、前から2列目と4列目が1席ずつしか空いてなかった。やむなく息子と分かれて座った。
最高位戦フェス2024開幕!
いよいよフェスが開幕した。オープニングセレモニーのMCは、新榮有理プロと佐伯菜子プロ。フレッシュで華やかなお二人である。最高位戦の放送対局を観ている方にとっては、お馴染みの若手女流プロであろう。
フェスのオープニングセレモニーの監督挨拶で、日向プロは「私が選んだ選手達じゃないから、このチームに思い入れは全くない」と、日向節全開であった(笑)。
PV会場で観たはずの第一試合のことは、10か月前のことなので、よく覚えていない。日向プロと剛プロの軽妙なトーク織り交ぜた解説も行われたはずだが、それもよく覚えていない。加齢による記憶力低下とは、かくも悲しいものである。
記憶に残っているのは、PV会場の最前列の特等席が途中で2つ空いたことだ。離席した2人は自席に戻ることはなかった。タイムテーブルを見れば、すぐに解ることなのだが、この時は何故だろうと思っていた。
第一試合終了後、さっそくスタッフさん経由で、日向プロにチェキでの2ショット&サインをお願いした。スタッフさんとサラッと書いたが、スタッフさん=最高位戦の若手プロである。
一方で物販販売が凄いことになっていた。最高位戦プロのトレーディングカードが、あっという間に売り切れとなってしまったのだ。売れ残りのリスクを考慮して、用意する数を運営側が見誤ったのである。別の言い方をすれば、最高位戦ファンの熱量を過小評価していたということだ。勿論 出遅れたうちら父子は、買うことができなかった。
取り敢えずミッションを2つクリアしたので、最高位戦道場に向かうことにした。道場ではプロとの対局が出来る。プロの実況や解説を聞きながら、椅子に座って試合を観るのも良いが、やはり麻雀を打ちたい。
道場は今いる最高位戦スタジオから、徒歩で15分かかる。道案内はまたもや息子に頼んだ。息子はスマホの地図アプリを駆使し、迷うことなく最高位戦道場に導いてくれた。
【中編】に続く