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BEASTスポンサーの日常④【プロアマ麻雀大会自戦記Ⅲ】

第二回戦 「中田卓」

純卓のインフルエンサー
    
2回戦のG卓は、中田花奈プロ卓だった。BEAST選手が2人続いてラッキーだなぁと、単純に思った。時々観ている二階堂姉妹のYouTubeチャンネルで、二階堂瑠美プロは、中田プロのことを「美しい」と表現していた。猿川プロも、ファンからの質問に対して「中田さんは実物の方がずっと綺麗ですよ」と、答えていたのを聞いたことがある。
    ここで個人的な感想を述べると、月並みな表現で誠に申し訳ないが、中田プロは画面越しで見るより、ずっと綺麗だった。芸能人としての、そしてアイドルとしてのオーラを放っていた。歯の浮く褒め言葉はいくらでも、出てくるが、スペースの無駄使いなので止めておく。
最後に一言だけ。実物の中田花奈プロは、BEAST ROADの番組観覧の時と同レベルに綺麗だった(笑)。

またもや対家♥
 
 2回戦は北家スタートだった。前回の記事で述べた通り、時間制限がある大会では北家は不利だ。半荘戦が最後まで終わらない可能性が高い。しかし、しかしである。対面には中田プロが座っているではないか!1回戦で猿川プロが対面に座っていた時は、ワクワクだったが、2回戦ではドキドキである。
     美しい女性に自然と目がいくのは、男性の習性だが、そうそうガン見する訳にもいかない。とにかく、本来の使い方と違うが、目のやり場に困った。
    1回戦の時は、猿川さんが元々 寡黙ということもあり、あまり会話をしながら、麻雀をする雰囲気ではなかったが、折角の機会なので、中田プロと楽しく会話をしながら麻雀をする事を、2回戦のミッションとした。

 ミッションは質問と雑談
    対局が始まり、頃合いを見計らって、中田プロに質問をした。
『経営されている麻雀カフェ chun.に出勤する回数が、最近減ったと聞いたことがあるのですが、週1くらいでは出ているのですか?』   中田P「いえ、もっと出ています」『では週2くらい?』中田P「だいたいそんな感じです・・・あ、ロン1,000点です」『最近店のシステムが変わって、卓もカフェも完全予約制になったじゃないですか?これって待ち時間も無く、空振りも無いし、お客さんにとっては、良いシステムですよね?』
中田P『ありがとうございます』
    僕につられる形で、上家の方も中田プロに質問を投げかけた。「中田プロは中を切る時、中ビームを必ずするって本当ですか?」中田P「本当です。大抵やってますね😄」
    中ビームとは、自分から見て逆向きで、河に中を切ることである。中という文字の下側の尖った形状をビームに見立てて、対面を攻撃するという小技である。
    大会の和気あいあい感が出て来たところだが、この辺で対局の進行状況に話を転換する。

親の勝負手 〜 悲しい予感
    東場は小場で進んだ。東ラスの親を僕が迎えた時点で、全員が2万点台だった。8巡目、下記の聴牌が入った。和了れば大きく抜け出せる。ツモればこの半荘の決め手になる。

東4局 0本場  親番  最初の聴牌形

   その3巡後、3筒をツモった。少考して下記の聴牌形に変えた。

東4局 0本場  親番  最終の聴牌形

   実は嫌な予感がしていた。和了牌の1筒は中田プロが第一打に切っている。つまり、見た目待ちの牌数は残り3枚。そして、和了牌のひとつである1筒は、中田プロにとっての不要牌。そして、手牌にはが暗刻。どう考えても、中田プロが当たり牌をつかむフラグが立っている。僕の捨て牌は染め手模様。明らかに筒子が場に高い。僕は聴牌気配を出さないように、極力平静を装った。他家にはバレバレだったかもしれないが・・。
     そして14巡目、僕が3筒と入れ替えて捨てた6筒の筋を頼りにしたかどうかは、分からない。中田プロの手牌から、和了牌の3筒が河に放たれた。

 中田プロのリカバー
『ロン。18,000』「はい」中田プロは気丈な表情で、点棒を払った。中田プロから先程の笑顔は消えていた。自分の打牌の甘さに、怒っていたのかもしれない。
   しかし、ラスに落ちた後の、中田プロのリカバーは見事だった。まず、僕の親を役牌のみで、早々と流した。そして自身の親が落ちた後の南3局、下記の手牌で先制リーチをかけ、親の追い掛けリーチを受けるも、流局直前に和了をものにした。裏ドラこそ乗らなかったが、2,000−4,000の和了である。

南3局   北家   中田プロの和了の牌姿

   中田プロはこの半荘、手痛い事故に遭ったものの、▲21.5の3着で、スコアを纏めた。
    僕はというと、東場で和了った大きなポイントを守りきり、+68.4のトップで終わり、2連勝を決めた。
 「そうはな さんは、BEAST キラーですね〜」営業担当のYさんから、お褒めの言葉らしきものを貰った。自分としては、素直に喜べなかった。僕の脳裏に残っているのは、中田プロの大きな放銃をした後の、毅然とした表情と、失点を取り戻すための、気合の入った闘牌をする姿だった。着順こそ3位だったものの、中田花奈プロは卓上で独り華やかに、そして孤高に輝いていた。

来季への期待
    中田プロにとって、親睦が目的の麻雀大会とは言え、手を抜くことは決してなかった。実戦さながらに、最適な打牌選択を考え、それを導き出し、対局で実践していたと思う。中田プロのこの大会での最終成績は、上位10名に入り、BEAST選手内でも、大介さんに次ぐ2位だった。
     中田プロが自ら経営する、麻雀カフェへの出勤日数を減らしたのも、それによって捻出した時間を、麻雀の勉強に充当しているのがその理由であるという話を、ネットで見聞きしている。
   営業担当のY氏は語る。「中田プロは前季より確実に強くなっていますよ。だから今季のBEASTは、間違いなくセミファイナルに、進出できます」
『いや、優勝とまでは言いませんが、ファイナルに進んで欲しいですね。1日でも長く、BEASTの試合を観たいてすから』僕はそう応えた。

    後日、BS Japanextから、アンケートの依頼があった。設問のひとつに、来季のBEASTに期待することは?とあったので、「中田花奈プロの試合がもっと観たい。最低で20試合以上」と回答した。
     選手を起用するのは監督もしくはチームの監理者なので、僕の希望が叶うかどうかは分からない。しかし、中田プロがファンやチームの期待に応える試合を、来季のMリーグで魅せてくれることには、大いに期待が出来る。

     中田プロのこの大会2回戦G卓での輝きは、そのまま来季のMリーグの舞台まで続いて行くのである。
    (自戦記が、いつの間にか中田プロへのエールになってしまった😅)

対局時に頂戴した名刺

                                                                                    (続く)



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