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最高位戦フェス2025【後編】


最高位戦道場17:00

  ガラパゴス神保町店から最高位戦道場に舞い戻ったのは、17:00ジャストだった。目的は17:30の回のプロ対局の抽選に参加することである。抽選は15分前集合と野口みちるプロから聞いていた。シリーズ【前編】にも書いたが、友人2人はプロとの同卓が確定している。T氏が醍醐大プロで、H氏が石井一馬プロである。
    抽選の前後の空き時間に、最高位戦プロとチェキを撮ったり、秘密のミッション(後述)を遂行して過ごした。
    昨年、後藤悠プロと知り合い、Xでフォローする仲となったが、今年も初めましてからのXで相互フォローをするに至った若手プロとの邂逅があった。プロデビューして、間もなく1年が経過する新人、瀬戸ういかプロである。

瀬戸ういかプロとの邂逅

(初々しい)ういか式ダブルピース

  BEASTのレプリカユニフォームを着ていた僕がもの珍しかったのか、いい歳したオジさんに親切にも「BEAST推しですか?」と話し掛けてくれた。1〜2分ほど会話をした後、別れ際に『今後はリーグ戦の結果をチェックして、応援しますね』と声を掛けると、彼女は焦ったように「リーグ戦ではなく、夕刊フジ杯の方を見てください」と応えた。どうやら、リーグ戦では苦戦しているらしい。後でXのプロフィールを見たら、現役の筑波大学生であった。学業も優秀である。とにかく、瀬戸ういかプロの今後の活躍に期待したい。
    また、後に判明したことだが、友人H氏も瀬戸プロに目をつけていたらしく、彼女と会話をし写真を2枚も撮っていた。H氏のこの行動により、彼女が近い将来、最高位戦の人気女流プロになる確信が更に深まった。友人H氏の引きの強さは、この記事で明確であろう。
   そして、下記のウヒョ助先生のXのポストによって、確信が決定的になった。

ウヒョ助先生の2025年1月31日のXのポスト

  近代麻雀2025年3月号の巻頭のカラー頁で、「2025年ブレイクする新人女流プロ」で26名の新人女流プロが紹介されていた。その中でウヒョ助先生は、瀬戸ういかプロがブレイクする可能性が高いことを予想している。
  この記事を読んでいる皆さんも、彼女の今後の飛躍を見守ろうではないか。

同卓抽選のお約束~写真係を務めた

   道場での同卓抽選は、自分がエントリーした時点では、7分の3だった。50%を欠けるくらい。しかし、道場にプロとの同卓を希望する参加者は、抽選締切り時刻の17時15分には何と18人に膨れ上がっていた。18分の3を引く自信は無く、結果は順当に抽選漏れ。
   そもそも、昨年のフェスの道場の抽選は、どの卓に入るかという抽選だった。中には道場で5半荘フルに打った参加者も居た。人数が少ないからこそ可能なことだが、昨年と異なる現況と比較していても仕方ないので、この時間帯を写真係として活動することにした。以下がその成果物である。

醍醐プロと真剣に闘牌している友人のT氏
友人H氏は対局後に、石井一馬 最高位と記念撮影
明るく元気で可憐な丸山奏子プロ
ドラフト会議でMCを務め、自分の名前を読上げた新榮有理プロ
フレッシュな若干21歳!元SKE48の川嶋美晴プロ
ファンサービス満点!目線を向けてくれた村上淳プロ
とても楽しそうに打っている小宮悠プロ
今年もフェスの責任者、お疲れ様です  浅井裕介プロ
新婚の幸せが滲み出てる鈴木たろうプロ
ご機嫌な新井啓文プロの横顔

  同卓抽選は外れたものの、こうして最高位戦プロ達の写真を撮って残せるのだから、それはそれで良かったと素直にポジティブに考えた。

醍醐プロと会話のし過ぎでイエローカード

  写真撮影をしながら、道場内をウロウロしたが、やはり一番長く後見をした卓は、友人T氏が対局をしていた醍醐卓である。『あ、Mリーグと同じ所作だ・・』と独り言を洩らすと、醍醐プロは笑って「そりゃそうだよ。本人だから」と応えてくれた。
     醍醐プロは気さくな方だった。後見をしている僕に色々と話しかけてくれた。話題はフェニックスのスポンサーであるファイテンのグッズの効用のこと、RMUの菅原プロが、経営している会社で、フェニックスのスポンサーを務めていること、僕の会社で造っている製品ののこと、etc.。。話題は尽きなかった。
   すると、そこへスタッフさんが来て「他の対局者の方に迷惑になるので・・」と注意された。そりゃまぁそうである。『すみません。。』とスタッフと同卓者に一言謝罪して卓を離れた。
    醍醐プロは麻雀プロの傍ら、民間企業の重職に就いていたと聞く。この人当たりの良さ、というか、人を包み込む懐の深さは、麻雀業界以外でのキャリアで、身に付いたのだろうか。

Hidden Mission Completed〜ひなたん卓にて

   話は17時20分に遡る。実はこのフェスでは、自身に秘密のミッションを課していた。正確に言えば、フェスの当日Xの日向プロのポストにそのミッションの内容をリプしたので、秘密とは言えないが、誰も見ていないだろうし、仮に目にしたとしてもスルーするだろうから、秘密と言っても差し支えないだろう。英語に訳した方がしっくりくるので、”Hidden Mission”と呼ぶことにする。
    具体的には何か?同じひなたんファンであるAP(略名)さんに挨拶することである。彼女は日向プロのYouTube番組の生配信で、やたらと名前を連呼される日向プロのお気に入りである。だから、自然にそのハンドルネームが頭に刷り込まれていた。
   昨年の秋のこと、僕が参加した日向プロゲストの麻雀大会で、順位表にAPさんの名前を発見した。その後APさんは、その麻雀大会での日向プロとの2ショット写真をXに上げていた。そのポストに僕がリプした結果、相互フォローする仲となった。なので、存在は知っているが、ご本人とはニアミスはしたものの、面識が無いという、ネット社会ならではの間柄なのである。APさんが最高位戦フェスに参加することは、フェスの運営が作成したオープンチャットの中で、偶然その名前を目にしことに依って知るに至った。
   APさんは、17時30分の日向卓に座っていた。同卓権を得たらしい。羨ましい限りだ。僕は躊躇せず彼女に声を掛けた。
『失礼ですがAPさんですか? 自分、そうはなです』
APさんは「ああ、あの青いアイコンの方?」と幸いにも認識を持ってくれていた。

    ちなみに、青いアイコンのキャラクターは富野由悠季監督の「戦闘メカザブングル」の登場人物である「アーサー・ランク」というイケメンキャラである。これらのワードを知っている方は、間違いなく同世代である。

『そうです。実は今日のフェスで、APさんに挨拶するのをミッションにしてたのです』と、考えようによっては、不審な誤解を招く発言をした。しかし、APさんは優雅に微笑んでおられた。 

道場の日向卓にて(APさんはひなたんの対家だった)

    卓にひなたんが来た。僕は同卓するわけでもないのに、図々しく日向プロに話し掛けた。最近リリースされたFCアプリ(ひなた家)の使い方の質問をしたが、彼女もよく分からないらしい。次に『FCイベントは企画してますか?』と質問をした。すると、ひなたんは「何?セクシーイベント?私セクシーな格好でイベントするの?」とボケをかました(笑)。僕の滑舌が悪かったとも言う。
    その後、APさんを巻き込んで3人で雑談をした後、対局が始まる時間となったので、その場から一旦退散した。その後しばらくして舞い戻り、対局を後見をさせてもらった。チグハグな展開となってしまったが、僕は取り敢えず秘密のミッションを無事に果たした。
  APさんは素敵な女性でした。😄

最高位戦スタジオ18:45

PV最終試合

  道場でやるべき事が全て終わった。おじさん3名は、フェスの終着点である最高位戦スタジオまで、タクシーで移動した。歩くには少々遠い。昨年の教訓を活かしたのである。

ビルの表示板(スタジオは4階と6階)

  エレベーターで、4階のPV会場へ行くと、予想通り人で溢れていた。ただ予想より人は少なかった。推定で90人位か?その目算が合っていれば、30人は途中で帰ったことになる。会場内は過密状態で、コロナかインフルエンザの保菌者が居れば、間違いなく感染するだろう。勿論空いている椅子は無い。必然的に立ち見観戦となった。
     フェスのイベントの中で、チーム戦はほとんど注意を払ってなかったが、推しの「瑞原ゴリランド」が、最終戦の時点で4着だということだけは知っていた。

後方から正面の巨大モニターを観るの図

 スタジオの後方にも、そこそそ大きいモニターが2箇所設置されていて、試合観戦はストレスなく出来た。チーム戦は直也モンバンズが優勝したが、注目して観ていたわけではないので、感慨はそこまで抱くことはなかった。最も印象に残っているのは、やはり瑞原コリランドの面々による謎の「ゴリラダンス」だろう。思わず魅入ってしまう。。興味のある方は、ネットで検索して観ていただきたい。

シュールな映像に対局者もガン見(笑)

閉会式

   熱狂の坩堝の中、閉会式はつつがなく行われた。閉会式のMCは、中里春奈プロだった。園田プロにスピーチの機会を与えないという進行に、笑わせてもらった。
   閉会式については、何とも気の利いたコメントを書けそうも無いので、取り敢えず画像を抜粋して貼ってお茶を濁すこととする。

瑞原ゴリランドの敗戦の弁
誠一ドリーマーズの面々(竹内プロはやはりデカい)
獣の雄叫びを上げる園田プロに注目!

撮ったチェキ達と見つかった17歩の満貫賞

  今回は年甲斐もなく、沢山のチェキを撮った。もし、昨年と同様に息子と二人での参加だったら、ここまでチェキは撮らなかっただろう。父親の体面上の問題である。とにかく、恥をかくことを恐れない、お金を惜しまない、これがフェスを楽しむ秘訣である。

上段左より石井一馬プロ、鈴木たろうプロ、茅森早香プロ、日向藍子プロ、下段左より丸山奏子プロ、浅見真紀プロ、新榮有理プロ、川嶋美晴プロの面々です。ありがとうございました。

   このフェスでは最高位戦に全く縁のない、BEASTXのレプリカユニフォームを着ていった。(BEASTXの選手は全て日本プロ麻雀連盟所属) 
   基本的にこのユニフォームは、BEASTの選手もしくはBEAST  ROADの出演者がゲストのイベントしか着用しないという、自分なりの決め事がある。しかし今回はそれを破った。数年前まで開催されていた最高位ペアマッチで、参加したプロ達が仮装していたのと同義だと考えたからである。お祭りは服装から入るべきである。

   それから、ず〜っと探していた17歩バトルの満貫賞が、見つかった。嬉しかったのでアップする。😄

17歩バトルの満貫賞(対戦相手の岡本プロのサイン入り)

来年のフェスは・・・

   閉会式の終わりに、最高位戦フェス2026が開催されることが発表された。日時は明らかにされてないが、おそらく1月の第2か第3日曜日だろう。場所はベルサールの何処かとのこと。ベルサールとは、都内各地に多数存在するコンベンションホールのことである。ちなみにMリーグ2024-2025の開幕式は、ベルサール六本木で開催された。

   会場変更の一番のメリットは、会場間の移動のロスが無くなることである。また、ハコが大きくなるので、参加者の定員も必然的に増えることは間違いない。
    逆にデメリットは、参加者が増える分、最高位戦プロ達とのふれあいの時間が、相対的に減ることである。お気付きの方がいるかもしれないが、この「最高位戦フェス2025 三部作」のテーマは「ふれあい」 である。それを損ねない入場者数の設定を、運営スタッフの方々に考えて頂けることを期待する。そして、イベントのコンテンツも更に充実したものになるだろう。今から楽しみである。
     ただ、その前にチケット争奪戦を勝ち抜くというハードルがあるが・・。

(了)

監督、選手の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした!

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