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推しからのフォローバック

「推し」とファンの距離感

   「推し活」という言葉が、一般的に使われるようになったのは、この言葉が「新語・流行語大賞」にノミネートされた2021年頃だろう。推し活に該当する行動自体は、推定100年近く前から行なわれていると思う。
    推しとファンとの距離が最も近いのは、自分が知る限りでは、麻雀業界だと思っている。X(旧Twitter)アカウントへのフォローバックや、推しからのレス、リプの頻度は他の業界と比較して、かなり多いと思う。別の言葉を用いるなら、麻雀業界は、推しとファンの間に存在するハードルが低いということである。
    うちの娘も或る芸能人の いわゆる「推し活」を、ミドルティーンの頃から10年以上行っているが、話を聞くと想像を絶する大変さであった。まずは、ライブに行こうにも、チケットが取れない。そのため、推しのライブチケットを入手するために、ネットを介して非正規なルートで、相当な金銭を注ぎ込んだそうだ。
     ついでながら、推しではないが、有名な芸能人からいいねを貰ったことは、片手に余るくらいはあったそうだ。しかし、推しからの いいねや、フォローバック、リプを貰うことなど、夢のまた夢だそうである。

伊達ちゃんのカルチャー☆ショック

    これは1年位前に、ネットで読んだ記事か、YouTubeチャンネルで観たのか、明確に覚えてないが、その内容が衝撃的かつ興味深かったので、ここにその概要を記載する。
     伊達朱里紗プロが、麻雀プロの傍ら、従来から声優としての活動をしているのは、麻雀ファンなら誰もが知っている話である。その伊達プロが麻雀店にゲストに行った時、声優業界では考えられない扱いを、来店したファンから受けたと語っていた。
    具体的に何かというと、そのファンは当然の様な顔で2ショット写真の撮影と、Xのフォローバックの要求をしたということである。その行為を行ったのが、年配の男性とのことだったので、自分も気を付けなくては・・と、自身を戒めた。今まで一度もしたことはなかったが、改めて麻雀プロに、Xの自分のアカウントのフォローをお願いすることを、ご法度にした。

    声優を含むアイドル系の芸能人と、2ショット写真を撮る場合は、お金を払ってチェキを撮り、更にそのチェキにサインを貰うためには、別料金を払うというのが定番らしい。もっとも、メジャーな芸能人は、そのような形でのファンミーティングは開催しない。
     声優ファンにとって推しの存在は、極端な言い方をすれば、神に等しいそうだ。人気声優という名の神として、ファンの前に降臨して来た伊達プロにとって、麻雀業界のこの出来事は、大きなカルチャーショックだったらしい。

推しの麻雀プロとの交流の場

   しかしながら、推しと気軽に交流の場を持てる麻雀業界の特性は、ファンにとっては福音である。自分もプロと交流するための麻雀イベントに、何度か参加したことがあるが、その満足度は非常に高い。かつ、イベントへの参加は早いもの勝ちではあるが、一分、一秒を争わなくとも、当日の受付開始時刻に申し込み手続きをすれば、大抵はエントリーできる。特に有料のものは、その傾向が顕著である。無料のイベントはやはり、相対的に競争率が高くなる。
    僕が一番悔しかったのは、2023年に行なわれた、ABEMASの優勝記念ファンイベントの抽選に外れたことである。これはサポーター限定の無料イベントだったのだが、サポーターの数と、応募率の予測、会場の箱の大きさを考えると、当選確率は約10%。まぁ順当にハズレたわけだ。

    前置きがだいぶ長くなったが、今回は推しとの交流の場の最たるものである、麻雀イベントではなく、Xのフォローに焦点を当てた記事にしようと思う。勿論全て実体験に基づいたものである。

X(旧Twitter)

   僕がTwitterを始めたのは、2013年である。きっかけは当時ハマっていたオンラインゲーム、「ドラゴンクエストX」である。ドラクエ10のプロデューサーやディレクター、堀井雄二氏、「ドラクエ10の公式」のフォローがメインで、ゲーム内のチームメンバー同士で、相互フォローもしていた。ほとんどRead Onlyで、自分からツイートすることは、皆無だった。
     それが、今や麻雀アカウントと化している(笑)。フォローしているアカウントの大半が、麻雀プロもしくは麻雀関係者、麻雀団体で、最近は麻雀イベントで知り合った方々も、徐々にではあるが 増えている。
     僕の2024年9月末現在のフォロー数は111名、フォロワー数は68名である。ちなみにうちの娘は、一般人ながら、フォロワー数は2,000を優に超えており、ポストに2,000いいねを貰うことも、時々あるそうである。それと比較すると、父親は何とも貧相な数字である(笑)。

麻雀プロとの相互フォロー

  そろそろ核心部分に入る。以下が僕と相互フォローしている麻雀プロ達である。便宜上50音順に記す。

①石井あやプロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
②茨城啓太プロ(日本プロ麻雀協会)
③魚谷侑未プロ(日本プロ麻雀連盟)
④後藤    悠プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
⑤齋藤    豪プロ(日本プロ麻雀連盟)
⑥猿川真寿プロ(日本プロ麻雀連盟)
⑦尻無濱航プロ(日本プロ麻雀協会)
⑧菅原千瑛プロ(日本プロ麻雀連盟)
⑨高橋信夫プロ(日本プロ麻雀連盟)
⑩椿    彩奈プロ(日本プロ麻雀協会)
⑪中里春奈プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
⑫羽賀飛鳥プロ(日本プロ麻雀協会)
⑬日向藍子プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
⑭渡辺航平プロ(日本プロ麻雀連盟)
  (元クイズノック・こうちゃん)

   自分がフォローしている麻雀プロは、馬場裕一プロ(故人)を含めて50人なので、麻雀プロとの相互フォロー率は28%となる。この比率が高いか、低いかは、比較対照できそうな人が周囲に居ないので、判定のしようがない。従ってここでは、数字のみをご覧頂くことになる。 ご自身の数字と比較しても、面白いかもしれない。

相互フォロー化の条件

文字が小さいので拡大して見てね♪

   相互フォローの明細、自己評価を解りやすく表にまとめてみたが、小さくて見ずらいという難点があった。その点はご容赦頂きたい。
    傾向を分析すると、本人との面識・対面が、フォローバックして貰える最大要因である。面識が無いにも関わらず、相互フォローとなったプロが5名。そしてその中で、未だに面識のないプロが2名いる。石井あやプロと椿彩奈プロである。

相互フォローランキング

    そもそも、Xでフォローする行為は、その麻雀プロに対して、好意があるか、興味があるか、そのいずれかがその行動原理である。従って、麻雀プロとの相互フォローは、一般人である自分にとって、言うまでもないが、非常に喜ばしいことである。特に「イチ推し」からフォローバックして貰った時は心が躍った。🥹 
    麻雀プロからファンへのフォローは、手軽にできる 非常に価値のあるファンサービスと言える。ただファンにとって、その道程は決して楽なものではない。

    以下が上記14名の麻雀プロのフォローに関する部門別ランキング1位である。独断で意味のない賞であることは、言うまでもない(笑)。

【Glad賞】
  日向藍子プロ   
   最も嬉しかったフォローをして戴いた麻雀プロに贈られる賞である。
    イチ推しからのフォローバックは、やはり嬉しい。フォローバック日付は、2024年4月6日。今年で2番目に嬉しかった出来事だ。フォローしてから苦節5年。初めてご本人のポストにリプしてから、1年2か月。リプやいいねをした回数、約30回(意外と少ない)。ご本人にお会いすること10回。このようなプロセスを経ての成果である。

【Surprise賞】
菅原千瑛プロ   
     前代未聞?最も驚いたフォローを戴いた麻雀プロに贈られる賞である。
   人気女流プロから、一般人であるファンに対するXでの先フォロー。その真の理由は何か?
詳しくは下記をどうぞ。↓有料ですが・・。😅
 https://note.com/yone164/n/n90ff55267e08

【Long Term賞】
椿    彩奈プロ      
   フォローバックまでの期間が、最も長かったプロに贈られる賞である。
     最初にフォローしたのが、2013年。その時は麻雀プロではなく、「椿姫彩菜」という名前で、ドラゴンクエストXのイベントのMCを務めていた。つまりは、ドラクエ10のために作ったTwitterアカウントで、初期にフォローしていた彼女が、いつの間にか麻雀プロになり、11年の時を経て、麻雀プロとして、僕をフォローバックしてくれたことになる。
    何故このタイミングで?という謎は残るが、いつか究明してみたい。

【Kind賞】 
魚谷侑未プロ        
    ここでいうKindは「親切な」という意味でなく、「優しい」という意味で捉えて欲しい。最もファンサービスが素晴らしい麻雀プロに贈られる賞である。   
    魚谷プロは、麻雀プロの中で、一番最初に僕をフォローしてくれた方だ。また、DMでファンレターを送っても、読みましたよという意味で、♥を1個返してくれる優しい女性である。   
     女流プロへのDMは、大抵スルーされる。これは至極当然のことである。ファンレターDMの返信に、いちいち付き合っていたら、キリがないからである。魚谷プロは、その例外的存在なのである。

終わりに

  Xでの「推し」からのフォローは、ファンにとっては、悲喜こもごもである。この記事が皆さんの「推し活」にどの程度 役に立つかは、何とも言えないが、自分の中でデータとして整理できたのは、大きな成果であたった。
    最後に、麻雀プロの「推し活」をしている全ての人々の幸運を心から祈る。

                                                                                         ( 完 )  


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