未知なる世界に触れてみる。タロット占いから学ぶ内省と自己対話。
こんにちは、はじめまして米永です。
Muture(ミューチュア)という丸井とグッドパッチの合弁会社で執行役員をやっています。
本日は、丸井グループとMutureの有志メンバーでやっているアドベントカレンダーの一環として私も記事を書かせていただきます✨ プロダクトマネージャーやデザイナーなど様々なメンバーが、プロジェクトでの学びや振り返りを記事にしてくれています。そんな中、私は全く関係のないテーマで恐縮なのですが、ぜひ箸休め程度にご覧ください!
タイトルのとおり、私はいま「タロット占い」にハマっています。突然のことで「米永大丈夫か?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
これまでタロット占いに対しては神秘的でよくわからないものというイメージを持っていましたが、興味本位で色々と学んでみるととっても奥が深く、当初持っていた印象とは全く違う驚きや気付きがタロットの世界にはありました。今日はぜひそれをご紹介させてください✨
ちなみに、なぜタロットを始めたのか、深い理由はなく、思いつきと好奇心とノリの3点セットです。簡単でもいいからタロットリーディングができると会話のネタになったり、チームのアイスブレイクで使えるかも?とそれくらいの好奇心でした。
タロットの歴史はユダヤ教とつながっている
タロットの起源は諸説あり正確なものはわかっていません。遊戯としてトランプのように使われた説もあるようですが、「私はユダヤ教の信者が文字の読めない人に内容を伝えるために絵に意味を持たせて活用した」という説が好きです。また、タロットカードの種類やカードの意味の読み解き方にも流派が様々あるようで、現在販売されているタロットカードの中で最もスタンダードとされているのは『ウェイト版タロット』というもので、秘密結社・黄金の夜明け団のアーサー・ウェイトが作ったものが一般的のようです。
怪しげな名前が結構出てきましたが、ここにユダヤ教の歴史とタロットの関連の面白みがあります。
ウェイト版タロットカードは「カバラ」と呼ばれる「ユダヤ教に基づいた世界解釈や思想」がカードに意味付けされています。民族宗教であるユダヤ教は、基本的にはユダヤ人しかユダヤ教徒を名乗れません。そのため本来タロットカードの読み方や意味は他に明かしてはいけないもので、表にでてくるはずのないクローズどなものだったそうです。
ではそんな秘密につつまれたタロットがなぜここまで一般化したのか。それは先ほど出てきた秘密結社・黄金の夜明け団というユダヤ教を研究するコミュニテの中で内輪揉めが起こり、渦中の人物であったアーサー・ウェイトが怒って秘密を外にバラしちゃった!というのが真意だそうです。ちょっと面白いですよね😂
ちなみに、秘密結社とは同じ志や信仰を持つ集団で、コミュニティへの入り方が隠されているものを「秘密結社」と呼ぶそうです。
意外と構造的なタロットの仕組みと読み方
このようにユダヤ教との密接な関係のあるウェイト版タロットは、大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる56枚の合計78枚のカードから構成されています。この枚数の多さと聞き馴染みのない単語がタロットのハードルの高さを感じさせますが、実は意外とシンプルな仕組みになっています。
56枚の小アルカナはトランプと非常によく似た構造で、4種類のマークと1〜10,ペイジ,ナイト,クイーン,キングから構成されています。マークと数字に意味が紐づけられていて、組み合わせで意味が読み解けるようになっています。
マークと数字の意味にもユダヤ教の思想が強く反映されていて、例えば4種類のマークは「四元素」と呼ばれる「この世界の物質は、火・空気・水・土の4つの元素から構成される」という概念が元になっています。
この仕組みを知った時に、思ったよりずっとシステマチックだった!と意外でしたし、これはNotionのデータベースと相性が良さそうだなと想像していたらすでに誰かが作成したテンプレートがありました😁✨
未来予知や運試しではなく、内省の入り口としてとらえる
そろそろタロット興味出てきた頃かなと思いますが、私が1番おもしろいなと思った点は歴史や構造だけでなく、タロットや占いそのものの本質です。タロットに限らず「占い」の印象として未来予知や運試しのようなイメージが強くあり、好きな人は好きだけど、抵抗のある人も一定数いるものだと思います。
しかし、特にタロットのようなランダムに引いたカードが持つ意味を読み解くというのは、出たカードの結果をそのまま受け入れるのではなく、それをきっかけとして心当たりや何か関連する事象や悩みが自分の中にあるのか内省を促すことにあると感じています。
こんな意味を持つカードを引いたけど「そういえば最近の自分の振る舞いで思うところがあるな、もしかしたらこんな感情や考えが自分の中にあったかもしれない」など、目的を内省や自己対話に置くと自分自身の本音を引き出す手段としてのタロットカードは悪くない手段ととらえることができます。
未知なるタロットおもしろい!
とここまで好き勝手に私が最近はまっているタロットの面白さを書いていたのですが、タロットの良いところをまとめると以下です。
タロットの意味や由来からユダヤ教の歴史や思想を知れて面白い!
タロットは運試しじゃなくて内省や自己との対話の入り口として効果的!
シンプルに仲間内でタロットやると盛り上がる!
特に3つ目ですが、1対1じゃなくても会社や仲間内で集まった時にみんなでタロットをやるととっても盛り上がります。予想以上に良いコミュニケーションツールでした。
一見未知なるよくわからないものでも、紐解いていくと面白い背景がそこに眠っていたり、捉え方を変えるとこで新たな一面が知れるということ、まさかこの歳でタロットでそれを体験するとは思いませんでした☀️。
🔮ご興味ある方は占いますのでご連絡ください
いかがでしたでしょうか?もしこの記事を読んで米永に占ってほしい!タロット興味ある!と思った方はぜひお気軽にご連絡ください✨ 決して怪しい勧誘ではありません。実際は駆け出しの知識でかなりゆるーく占っているのでものすごーく気軽なテーマだとありがたいです🌱✨
また、タロットに限らず最近はMutureメンバーでボドゲ好きの会などを実施しており、事業もそれ以外の活動も楽しくやっておりますのでお気軽にオフィスに遊びに来てくださいね!
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