中小企業診断士2次試験 得点推移

中小企業診断士2次試験の点数が届きました。令和4年度からは点数が公開になったようです。全然知らずに得点開示請求の手配をしてしまっていました。
さて、結果ですが、合計で合格点ギリギリの242点でした。令和4年度の試験も3回目ということもあり、過去の感触からすると余裕を持った点数になっているかな、という手ごたえだったのですが、かなり危ない状況でした。過去の得点開示請求の結果と合わせると以下になります。

令和3年は、試験時の手ごたえとしても、事例Ⅲまでは順調に来ていると思っていましたが、事例Ⅳの損益分岐点分析で躓いてしまいました。事例のⅠ~Ⅲについてももう少し点数があるかなと思っていたものの、そこまででもありませんでした。令和4年度に向けては、1次試験のやり直しもあり2次試験の勉強に割く時間が限られることと、2次試験でもう一押し点数を伸ばしたかったので通信講座で学習しました。

事例Ⅰ
過去3年間の中で順調に伸ばしたのは事例Ⅰだけでした。経営理論については知識が増えたのかなと思います。令和2年のSECIモデルや、令和3年の組織間関係・両利きの経営、みたいに何を問われているのかさっぱり分からない、という設問は令和4年ではありませんでした。1次試験の勉強で知識のおさらいをしたことと、通信講座で2次論点を重点的に学習したことの成果かなと思います。(でもこれは事例Ⅱ~Ⅳにもあてはまるので説得力は弱いです。)

事例Ⅱ
最初の受験で唯一Aランクだったのが事例Ⅱです。苦手意識もあまりないので、勉強量としては他の科目よりも少なかったです。1点ずつ下がっているのは誤差範囲として、横ばいだったと捉えています。令和4年は知識も増えているし、解答も踏み込んだものが書けたかなと思ったのですが、それでも点数は伸びませんでした。おそらく、全国規模の企業のマーケティング戦略で考えてしまっていて、事例の中小企業に当てはめたときに実現性や効果の面でずれが生じてしまっているのだと思います。根本的なところで考え方を変えないと、点数はここから大きくは伸びないのだと思いました。

事例Ⅲ
前年度はAランクだったのに、10点近くも落としてしまいました。ここは意外でした。得意科目とは思っていなかったですが、通信講座の演習ではいつも平均点を上回っていましたし、直前の模試でも上位に入れていたのと、前年度もAランクだったので、普通にやればクリアできると思って臨みました。試験の手ごたえも悪くはないかなと思ったのですが。知識が増えて理解も深まったと思っていただけに残念でした。事例Ⅲの解答はどこにでも当てはまるようなものもあったりするので(マニュアル化・教育・・・)、もしかしたら事例に即さない一般的な答えを書いてしまったのかもしれません。ただここは分からない部分が多いです。

事例Ⅳ
正直もう少し点数は入っているのかと思いました。しかし、最初の年が一番点数が良いというのは何とも言えない結果です。令和4年はセールスミックスの問題ができたのでそれで行けたかなと思いましが、きっと皆さんできていて、その他の問題が勝負の分かれ目だったということでしょうか。それにしても事例Ⅳは試験の対応が難しいです。勉強量はそれなりにしたつもりですし、計数関連もできないほうではないと思っていますが、このグラフ見ると明らかに事例Ⅳが苦手な人になってます。どの問題も後から見るとそんなに難しくないと思うんですけど。試験会場だとうまくいかないですね。

全体を通して
事例Ⅰの73点から始まって、事例Ⅳは50点と、科目が進むごとに点数を落としていっていました。その時は気づきませんでしたが、集中力がだんだん落ちたりとかもあったのかもしれません。
今回何とかギリギリ通過でしたので、各科目についてもう一回見直しを行って理解を深めていきたいと思います。





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