気象庁の人々・撮影ロケ地「サルゴジ橋」
アンニョンハセヨ、夜鍋です。
NETFLIX(ネットフリックス)でも配信されている、韓国のJTBCのドラマ「気象庁の人々(キサンチョン・サラムドゥル)」の第1話の後半で、主人公役を演じるパク・ミニョンと、勤務先の上司が橋の上を歩きながら会話するシーンがありますが、その場所が「サルコジ橋」です。
韓国ソウル市の東部、漢陽大学(ハニャン・テハッキョ)の東側を流れる、中浪川(チュンナンチョン)に架かる橋で、ソウル地下鉄2号線の漢陽大(ハニャンデ)駅から徒歩圏内。橋の上からは地上区間を走る地下鉄2号線の車両が行き来する様子も眺められます。
もともと朝鮮時代、ハングルなどを発明し1万ウォン札にも描かれている世宗大王(セジョンデワン)の時代に、橋の建設がはじまり、一時工事が中断されたものの、地元住民たちの懇願によって建設が再開し、完成しました。当時の橋としては最長だったと伝えられています。
朝鮮時代末期の大政治家・興宣大院君(フンソンデウォングン)が、宮殿の景福宮(キョンボックン)を再建するにあたり、このサルコジ橋の石材をすべて利用したため、橋は喪失してしましましたが、現代に入って、ソウル市が復元して今に至ります。そのためか、橋桁の西側半分が昔ながらの石橋で、東側半分が現代式のセメントの橋になっています。