「全州郷校(ジョンジュ・ヒャンギョ) 」〜韓国時代劇の撮影ロケ地 In 全州韓屋村
アンニョンハセヨ、夜鍋です。
全州(ジョンジュ)旅行をした際に、全州韓屋村(ジョンジュ・ハノンマウル)の南東部に位置する「全州郷校(ジョンジュ・ヒャンギョ)」に立ち寄りました。無料で観覧できる史跡です。
「郷校(ヒャンギョ)」とは、高麗時代～朝鮮時代に各地に建てられた国立の学校です。全州にあるヒャンギョなので「全州郷校」となります。似たような機関で、書院(ソウォン)というものが全国にありますが、こちらは民間の私立学校という位置づけになります。
郷校は、入り口の門をくぐると、まず、教室・講堂にあたる「明倫堂(ミョンニュンダン)」があり、一番奥に、中国の孔子と弟子などを祀った位牌を安置している「大成殿(テソンジョン)」があるのが一般的な作りですが、ここは逆になっていまして、まず「大成殿」が現れ、一番奥に「明倫堂」があります。
境内の樹木はすべて銀杏の木です。冬は殺風景で残念ですが、秋の紅葉が美しい時期に訪問すれば、黄金色に輝く全州郷校の姿を写真や動画に収めることができると思うので、秋の全州旅行は是非おすすめしたいです。
全州郷校は、「トキメキ☆成均館(ソンギュングァン)スキャンダル」や「雲が描いた月明かり」などの作品の撮影場所なので、ロケ地巡りをしている方にはお馴染みの場所です。
訪問時も音響や照明機材が続々と運び込まれていました。入口前に止まっていたトラックを見たところ特に何も記載されていませんでしたが、もしかしたら何かの作品の撮影がちょうど行われているのかもしれませんね。今後、どんな作品でまた全州郷校が登場するのか、注目です。