光化時代(クァンファシデ)~光化園(クァンファウォン)
アンニョンハセヨ、夜鍋です。
韓国ソウル市の都心部・光化門(クァンファムン)エリアの中心には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に活躍した李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像や、ハングルなどを発明した朝鮮時代の第4代の王様・世宗大王(セジョンデワン)の銅像などがある「光化門広場」があります。
その広場は2021年から拡張工事が行われていまして、今年2022年の上半期中には工事が終わって、より歩行者中心のゆったりとした空間に生まれ変わる予定です。そんな「光化門広場」の工事と関連して、一帯にデジタル技術を導入するプロジェクトが進んでいまして、工事が終わったら、この光化門一帯は韓国のデジタルメディアアートをリードする場所になる予定です。
そのプロジェクト名は「光化時代(クァンファシデ)」と呼びまして、8つのデジタル展示の総称になっています。そのうち2つの展示が1月14日から始まりまして、残りの6つは2月以降に順次オープンする予定とのこと。
1月14日からはじまった2つの展示のうち、1つ目が今回紹介します「光化園(クァンファウォン)」です。「光化門の庭園」を省略した名称になりまして、都心の中のオアシス・癒しの空間がテーマで、ゆったりとしたヒーリング効果のある音楽と共に、さまざまな映像が流れています。ひとつの映像が4~5分程度で、全部見ようとすると約30分はかかるかなと思います。
中には、歩くと地面が反応して映像に変化が起こるようなものもあって、小さな子どもたちはきっと喜ぶであろう、体験型の展示にもなっているのが面白いです。こういう映像系コンテンツは、写真というツールではその魅力を伝えるにはやや難がありますが、動画であれば、このデジタルアートがどんなものなのか一目瞭然だと思いますので、どうぞ動画をご覧ください。
ソウル地下鉄3号線の景福宮(キョンボックン)駅の地下1階に「ソウルメトロ美術館」という空間がありまして、そこで観覧できます。10時から22時まで。事前予約なく、自由に観覧できますが、新型コロナウイルス対策で一度に観覧できる人数は10名までに制限されています。
在住者の方、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?なかなかの迫力でしたよ。