わたしのダウレス(dawless) その5

以下の続き

Ableton Move

パッド系のツールは AKAI API 64 を持っていたけれど、こちらはコントローラーだったのに対し Move はスタンドアローンで使うことができる。Ableton Note でキャプチャの便利さは感じていたので、これをハードウェアで試してみたいと思い購入した。パッドの感度などは AKAI よりも好みで、今まで試した中で一番センシティブだと思う。キーボードも赤軸を使う身からするとこの反応性はとても心地が良い。
新規のプロジェクトを開始すると4つのトラックにランダムで音色が割り当てられるのもとても良い。音を選ぶだけで時間が過ぎることも多いから、これは良いおもてなしだと思う。トラック数が足りないという声もあるようだけれど、私は週末に少し触る程度なのでこれで十分と感じる。そもそも Move はスタンドアローンと言っても完結させることよりも始めることにフォーカスしていると思うから、小さいこと、少ないことは良い方向に作用していると感じる。

ZOOM LiveTrak L6

YAMAHA の AG03MK2 を持っていたのだけれど、微妙に大きく取り回しが面倒なのでオーディオインターフェースがないと録音できない機材の出番が少なかった。Ableton Move は単体でも iPhone につないで録音は可能だが、イヤフォンの音量と録音のラウドネスのバランスが良くない(録音の音量が小さい)ので、前から気になってたのもあり購入した。
この手のツールは素人にとって非常に難しいのだけれど、少しずつ足を突っ込んできた甲斐もあって購入前の期待通りに使うことができた。「録音」するのに一つ機材が必要というのは、門外漢からするとイメージが湧きづらいことなのではないかと思うが、今となっては音量の調整とミックスができて非常にお手軽だという感想。小さいし形も素直だし音量の増幅の伸び代も結構あるように思う。とても良い買い物だった。


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