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毎月分配型の投資信託の罠!分配金の仕組みを知ろう
銀行や証券会社の窓口に行くと、親切な担当者が「毎月お金がもらえる商品がありますよ!」なんて提案してくれることがあります。特に高齢の方にとっては「年金代わりになるかも」と思っちゃいませんか。でも、この「毎月分配型の投資信託」には、ちょっとした落とし穴が潜んでいるんです。でも、ちゃんと仕組みさえ知っていれば怖くありません!初心者向けに丁寧に解説するので、ぜひ最後まで見てみてくださいね!
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毎月分配型の罠とは?
まず、毎月分配型の投資信託とは、運用成果の一部を毎月分配金として受け取れる商品です。一見すると、「銀行にお金を預けるよりも良さそう」と思うかもしれませんが、実際にはこんな罠があります。
信託報酬が高めに設定されている
毎月分配型ファンドの多くは、運用会社が得られる手数料(信託報酬)が割高になる傾向です。つまり、あなたが運用中に支払うコストが多くなるということ。
元本払戻金(特別分配金)
分配金の一部が、運用益ではなく元本から支払われることがあります。これを「元本払戻金」と呼びます。または「特別分配金」や「タコ足配当」と呼んだりもします。
逆に、分配金がすべて運用益から支払われている場合は「普通分配金」と呼びます。
野村アセットマネジメントさんがわかりやすい図を用意してくれていますので、気になる方はこちらを参照してください。
窓口で勧められる理由とは?
「ネット証券の口座を作るのは面倒だし、窓口でプロに任せたほうが安心!」と思う人は一定数いるのでは?窓口に行くと、担当者は親切丁寧に説明してくれますが、その裏には営業ノルマや高い信託報酬を得るための戦略が隠れている場合があります。
実際に、みんかぶさんの人気ファンドランキングの上位10位の中に毎月分配型が入っているのが驚きです。
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このファンドの目論見書を見てみると、特別分配金について説明があります。ここをよくわからないで購入しているのは危ないと言わざるを得ません。信託報酬も1位、2位と比べると数十倍もしているのがわかりますよね。
毎月分配型ファンドの人気の実態
先ほどご紹介した通り、人気ファンドランキングに毎月分配型の商品がランクインしています。これは「定期的に現金をもらえる」という安心感から、特に初心者や高齢者に受け入れられているためではないかと推測しています。その背景には「仕組みをよく理解していないまま購入しているケース」が多いのではと感じます。
窓口に頼らず、ネット証券を使うメリット
ネット証券は「手間がかかりそう」「誰にも相談できない」というイメージがあるかもしれませんが、実は初心者にも優しいサービスがたくさんあります。
信託報酬が安い商品が多い ネット証券では、手数料が安く長期運用に向いている商品が簡単に検索できます。
自分のペースで学べる ネット証券のサイトやアプリには、初心者向けの学習コンテンツや質問コーナーが充実しています。例えば楽天証券の「よくあるご質問一覧」は豊富な情報が揃っています。
まとめ:毎月分配型は慎重に検討しよう!
毎月分配型の投資信託は、「お金が定期的にもらえる」というメリットに見えますが、仕組みをしっかり理解しないと損をする可能性が高い商品です。
窓口で勧められた場合は、信託報酬や分配金の内訳を確認する。
ネット証券を使えば、コストが安く透明性の高い商品を選べる。
元本払戻金(特別分配金)に注意し、資産を守る運用を心がける。
投資を行う人は等しく皆プレイヤーです。年齢や経験値は関係ありません。「安心感」に流されず、少しでも投資リテラシーを身に着け、自分が信じられる商品を購入するようにしましょう!