
NISAでいくら貯められる?目標別のシミュレーション方法
「NISAで資産運用を始めたけど、実際どのくらい貯められるの?」って疑問、ありますよね。漠然と積み立てるだけじゃなく、具体的な目標を持つとモチベーションがぐっと上がります!
目安として、元本が2倍になることを目標に据えて、NISAでの資産形成の目安を一緒に考えていきましょう。

一括投資で2倍
突然ですが、「72の法則」って聞いたことありますか?これは、一括投資で資産が2倍になるまでの年数をざっくり計算できる便利な法則です。
計算方法はとっても簡単!
例えば、年利5%で運用する場合、72 ÷ 5 = 14.4年。つまり、14年と少しで元本が2倍になるイメージです。S&P500であれば、長期のリターンおよそ8〜10%程度、オルカンなら7%程度です。つまり、オルカンなら約10年で2倍に、S&P500なら7〜9年で2倍になる計算です!
積立投資で3倍
積立投資の場合、資産が3倍になる期間をざっくり計算できるのが126の法則です。
例えば、年利5%の場合、126 ÷ 5 = 25.2年。つまり、毎月コツコツ積み立てを続けて、25年ほどで元本が3倍になる計算になります。同様にオルカン、S&P500で計算してみると、オルカンは18年、S&P500なら12年強〜16年弱という計算です。
この計算を頭に入れておくと、長期でコツコツ積み立てる投資がどれだけ効果的かがイメージしやすくなると思いませんか。
目標別のシミュレーション
ここでは、具体的な目標額を設定してシミュレーションしてみます。仮に、毎月3万円を積み立てるケースを考えてみましょう。
目標1:10年で500万円を目指したい!
条件:年利5%、毎月3万円積立
結果:10年間で約465万円
※500万円にはちょっと届きませんが、運用益は約105万円です。これがNISAの非課税枠のありがたさ!
目標2:20年で1,000万円を貯めたい!
条件:年利5%、毎月3万円積立
結果:20年間で約1,242万円
元本は720万円(3万円×12ヶ月×20年)なので、運用益が約522万円も!20年間コツコツ続けるだけで、元本の7割以上を増やせるんです。
目標3:30年で2,000万円の老後資金を作りたい!
条件:年利5%、毎月3万円積立
結果:30年間で約2,489万円
元本は1,080万円(3万円×12ヶ月×30年)。運用益が約1,409万円にもなります!ここまでくると、まさに「複利の魔法」が炸裂してますね。
プランの立て方
NISAで目標を達成するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大事です。
1. 具体的なゴールを決める
「とりあえずお金を増やしたい!」だと途中でモチベーションが下がりがち。「10年後に学費のために500万円貯めたい」とか、「老後のために30年で2,000万円」みたいに、具体的な目標を決めましょう。
2. 積立額を無理なく設定する
生活費を圧迫すると続きません。家計を見直して、「この額なら無理なく積立できる」という金額を見つけましょう。月1万円からでも十分スタートできます。
3. 適切なリスクを取る
年利5%のシミュレーションを前提にしていますが、それは「インデックスファンド」などの長期運用に適した商品を選んだ場合の話です。
リスクが低すぎる商品を選ぶとリターンも小さくなりますし、逆にリスクが高すぎる商品は不安定。自分に合った商品を選ぶ必要があります。
とはいえ、オルカンやS&P500が優秀過ぎて、まずはどちらかでスタートで問題ないと言えます。色々知識がついてきたり自分のリスク許容度がわかってきて、もっとリスクを取ってリターンを得たいという欲張り精神が出てきたら、FANG+やZテック20などを選んでもいいと思います。暴落を耐える精神があれば、ですが!
4. 途中で確認しすぎない
毎日の値動きを追うと気になってしまいがちですが、NISAは長期投資向け。値下がりに一喜一憂せず、ほったらかし運用を心がけましょう。
まとめ
72の法則と126の法則を使うと、資産形成のペースがざっくりと見えてきます。そして、具体的なシミュレーションをすることで、「このまま続ければ、これだけ貯まるんだ!」という安心感も得られます。
10年で500万円目標:毎月3万円ならほぼ達成可能!
20年で1,000万円目標:NISAの非課税枠をフル活用すれば余裕!
30年で2,000万円目標:複利の力で資産を大きく育てる!
自分に合ったプランを立てて、無理なく続けるのがNISA成功のカギです。あなたもぜひ、未来の目標をイメージしながら資産運用を楽しんでみてください!
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