運用を始めたけど…これで合ってる?初心者の疑問解決Q&A
はじめに
「新NISAで資産運用を始めたけど、これで合ってるのかな?」そんなモヤモヤを抱えている初心者の方、多いんじゃないでしょうか?
この記事では、初心者の方がよく感じる疑問をQ&A形式でスッキリ解決していきます!この記事を読めば、新NISAの活用方法がバッチリわかりますよ。一緒に運用の基本を確認していきましょう!
Q1. 新NISAってどんな制度?
それは知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。少し曖昧なところがあるなぁという人は、振り返りも兼ねてぜひ確認してください。
A: 新NISAは、2024年1月にスタートした新しい投資制度で、投資で得た利益が非課税になる仕組みです。これは、2023年12月までの旧NISAと比べて以下の点が大きく進化しています。
非課税保有期間が無期限に! 旧NISAでは5年や20年の制限がありましたが、新NISAでは非課税で資産を保有し続けられます。
年間の非課税投資枠が大幅に拡大! つみたて投資枠(120万円)と成長投資枠(240万円)を合わせて、年間360万円まで投資でき、最大1800万円までが非課税対象額です。最短5年で上限を埋められる計算ですが、そんなことできる人はきっとこの記事の読者ではないはず。
対象商品の安心感:つみたて投資枠で購入できる商品は、金融庁が厳選した低コストのインデックスファンドやデリバティブ取引商品の除外など、安全な商品が選べます。一方、成長投資枠では個別株なども対象のため、購入時は安全な投資信託やETFにしておくのが無難だと思います。(成長投資枠でもデリバティブ取引商品は対象外)
この制度は、初心者から経験者まで、幅広い投資家が長期的な資産形成を安心して行えるように設計されています。
新NISAに関しては、ブログで詳細を説明していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください!
Q2. 何から始めるのが良いの?
A: 初心者には、まず低コストで分散投資ができるインデックスファンド(投資信託)がおすすめです。具体的には、新NISAの「つみたて投資枠」を活用して、以下のファンドを選んでみましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
世界中の約3,000銘柄に分散投資できるファンド。
地域の割合は、アメリカが約60%、次いでヨーロッパや新興国。日本は6%程度。
セクター(業種)ではIT、医療、消費財が中心。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
アメリカの代表的な500社に投資。
世界経済の中心である米国に特化。
IT(Apple、Microsoftなど)が約25%、医療や金融も高比率。
分散投資のメリットは、リスクを抑えることです。たとえば、特定の企業や業種が不調でも、他の地域やセクター(業種)の成長がその影響を緩和してくれます。一つのカゴに卵を盛らない、という投資の基本を自然と実践できるのが、これらのファンドの魅力です。
補足ですが、全世界株式やS&P500の商品って、証券会社によってたくさん種類があります。例えば、私が使っている楽天証券では全世界株式のインデックスファンドはこんなにあります。(画像内に収まり切りませんが、つみたて投資枠対象のインデックスファンドは14種類!)
そのなかでも、eMAXIS Slimシリーズは買付ランキングで殿堂入りするような商品で手数料も安いため、これ買っとけば間違いない!とおすすめできる商品です。
Q3. 毎月積立の金額はどう決めるべき?
A: 毎月の積立金額は、まず無理のない範囲で設定することが大切です。
御託はいいからとりあえずを教えてくれ、というせっかちなあなた!たとえば、月1,000円からでどうでしょうか。もう少しやってみようとなったら、5,000円、10,000円と簡単に増やしていけます。どのくらい積み立てるかは個人の状況次第なところがありますが、やらないよりかはやったほうが確実にいいのは間違いありません。
具体的なステップの解説は次の通りです。
毎月の支出を見直す
家計簿をつけて、余剰資金を把握。
「無理なく使えるお金」がいくらか確認。
目標額を決める
「10年後に○○万円貯めたい!」などの目標を設定。
ネットの積立シミュレーションを活用するのもおすすめ。
最初は少額からスタート
投資に慣れるため、月1,000円や5,000円など少額から始め、余裕が出たら金額を増やしていきましょう。
投資信託は個別株とは違い、小さな金額から始められるので、まずは気軽にスタートしてみてください!
Q4. どのくらいの期間続ければ良いの?
A: 投資の基本は「長期運用」です。理想的には10年以上続けることを目指したいですね。長期間運用することで、複利の効果を最大限に活用できるからです。
複利の効果の具体例
毎月3万円を年利5%で20年間運用した場合
元本:720万円(3万円×12ヶ月×20年)
運用益:497万円
合計:1,217万円
毎月5万円を年利5%で10年間運用した場合
元本:600万円(5万円×12ヶ月×10年)
運用益:171万円
合計:771万円
長期間運用することで、運用益が大きくなるのがわかりますよね。時間を味方につけることで、資産を効率よく増やすことができます。
ちなみに、つみたて投資シミュレーションのサイトでは以下のパラメータでシミュレーションしています。参考にしてみてください。(太字が選択または入力するところです)
[タブ選択] つみたて投資シミュレーション
[タブ選択] つみたて投資すると将来いくらになる?将来いくらになるかを知りたい
[入力] 初期投資額: 0 万円
[入力] 毎月の積立額: 5 万円
[入力] 積立期間: 10 年
[入力] 想定リターン(年率): 5 %
[入力] 想定リスク(年率): 10 %
Q5. つみたて投資枠と成長投資枠はどう使い分けるべき?
A: 新NISAには2つの枠がありますが、それぞれ特徴が異なるので目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
つみたて投資枠
少額からコツコツ積み立てるのに最適。
対象商品は金融庁が厳選した低コストのインデックスファンドが中心。
長期的な資産形成やリスクを抑えた運用に向いています。
成長投資枠
個別株やETF、リートなど多様な商品に投資可能。
高いリターンを狙うアグレッシブな運用に適しています。
初心者は、まずつみたて投資枠を活用し、運用に慣れてから成長投資枠に挑戦するのがおすすめです。
まとめ
新NISAを活用した積立投資は、初心者でも安心して始められる方法です。
Q1. 新NISAは、非課税で資産を運用できる画期的な制度!
Q2. 初心者には、オールカントリーやS&P500など分散投資ができるインデックスファンドがおすすめ!
Q3. 毎月の積立金額は、余剰資金を見直して無理なく設定しよう!
Q4. 投資は長期運用が基本。複利の効果を最大限活用しよう!
Q5. つみたて投資枠でコツコツ運用し、慣れてきたら成長投資枠にも挑戦を!
資産運用を始めたばかりって不安が多いですよね。NISA口座を開設しただけで満足してしまったり、始めてみようと思ってもなかなか踏ん切りがつかなかったり、何から始めたらよいのかわからず放置してしまったり。
そんな資産運用初心者のあなたを全力で応援しています!一緒に学んで資産形成を楽しみましょう!