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レタームービー制作のすすめ
先日、結婚式をおこないました
「すごく良い式だった」という反応を親族からも友人からももらえて、
自分たちも「良い式だった!」と満足している、なんとも幸せな状態。
特に両親からは「準備大変だったでしょう」と言われたけど、
わたしたちふたりの実感は「そうでもない」
世にいう「大変」をふたりとも楽しんでできたのかなと思っています。
とはいえ1番時間を費やしたな、と思うことはあって、それは「ムービー制作」。
特に親に「良かった」と言われた"レタームービー"は、作成に挑戦して本当に良かったと思っています。
ムービー自作の経緯
そもそもムービーは節約で自分たちで作ろうとは決めていましたが、
「こんなふうな構成にしたい」というイメージが具体的すぎて
パワポのテンプレ購入などの選択肢がまずなくなりました。
当初決めていた制作動画はオープニングムービーと、プロフィールムービーの2本。
何で編集しようかなぁとか考えていたら
叔父がAdobeのPremierPROソフトを使わせてくれるというので、お言葉に甘えて本格的なソフトで作ることにしました。
直感的に使えるソフトではなかったのでかなりチャレンジングでした。
(加えてネックだったのが試験勉強を並行して行なっていたこと…)
基本の操作方法をYouTubeや叔父に借りた本でざっくり理解したら
後はとにかくトライアンドエラー!
花嫁の手紙は読まないで、と言われ
結婚式をすると決めた時に、何か要望あるか親に聞いたら
母親から「特にないけどひとつだけ、花嫁の手紙は無しで」。
母親は自分の時も、自分の母親(私からすると祖母)にそう言われて本当に読まなかったそう。
とはいえプランナーさんにも旦那にも「絶対あった方が良い」と言われてどうしようかなと考えていた時に
レタームービーの存在を知りました。
一般的にはメッセージムービーやレタームービー、サンクスムービーと言われるもので、
手紙に代えて、ムービーで思いを伝えるもの。
YouTubeなどにアップされているものを見る限り、写真+手紙の内容を表示する構成がベーシック。
そういうサンプルを見て
手紙の内容はなんとでもなるな、写真もそれなりに素材あるな、と思いつつ1つ挑戦したいことを見つけました。
それは「幼少期からの動画を使うこと」
幼少期の動画
我が家では、ビデオカメラのテープで撮影された私や妹が生まれた頃からの動画があり、
あるタイミングで全てをDVD化していました。
DVDの本数でいうと40本くらいで、1本あたりだいたい60分程度〜2時間くらい。
本気で全部見たら50時間は超えるボリュームです。
もちろん小さい頃の方がたくさん動画はありますが、
小学校くらいまでは出かけるたびに撮った動画、
中学校以降は学校のイベントや部活の動画が中心ですが、それでもそれなりに残っていました。
結婚式後に実家で自作ムービーを見直した時に聞くと、
「転勤族でいろんなところで過ごしているのを、たまにしか会えない親戚に伝えるためにも動画撮っておこう」という意識だったそう。
作成のイメージ
発想はofficial髭男dismのsubtitleのMVで
親子の小さい頃から振り返って今に至る感じ、や、
Mrs. GREEN APPLEのケセラセラのMVの一部に出てくる小さい頃の動画を途中に挿入する感じ。
理想はsubtitleのMVの一部で流れるように
一緒に歩いてる姿で徐々に成長していくこと
▽この3分13秒あたり
そのイメージを元に素材探しを始めました。
流石にずっと見てられないので、他の作業をしながら飛ばしながら、使えそうな素材をメモする。
理想ドンピシャの「真横を歩いて成長していく素材」は流石になかったものの、
一緒に歩く後ろ姿が複数の年齢で存在していたり、
クリスマスにクラッカーを鳴らす動画が、成人するまで数年に一回存在していたのでそういった素材を組み合わせました。
ちなみにこの動画素材探し、旦那もところどころ一緒に見ているので
「幼馴染になった気分」
「どれだけ大切に育てられてきたかわかった」
「これからたくさん動画や写真撮ろうと思った」
と思わぬ副産物の効果を得ていました。
反応は…
3本の動画が完成して、プランナーさんのチェックを受けたとき
「レタームービーが…!自分に宛てた内容じゃないのにグッときました…!」
と言われ、良いものができてよかったなと。
実際にみた親の第一声は、良かった云々より「素材探すの大変だったでしょ!?」でした。笑
親を泣かせる気満々だったのにほぼ泣かれなかったことだけが少し不満。
「手紙読まれるだけよりこっちの方が嬉しい。何回も見たい」
「これいつの動画だろう?こんな動画あったっけ!?の方が気になった」と言われ、
自作ムービーは全てDVDに焼いてプレゼントしました。
一方で、少し親族に宛てた内容も入れていたからか、
叔母が当日も、後日家で見た時も号泣。
子供がいる友人もムービーで泣いてくれていて、作った甲斐があったなと思いました。
動画ソフトの知識も、構成も素材も、全てゼロから作り上げる挑戦をしたレタームービー。
結婚式自体やって良かったな、と思いましたが
動画にもチャレンジしたことでより達成感と満足感を得れたなと思います。
動画編集の面白さも知れたので今後学んでみたいことも増えました。