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#よんなな朝の歌 ’22.12③

2022.12.7 陣内大蔵「僕は風 君は空」

おはようございます。 最近、色んな意味で女性の「強さ」を感じる。普段の男は強くあろうと考えたり、虚勢を張ったり、たまに勝手に傷付いたり。そんな風のように吹く男の小ささを、どうか空のように包んでいてください。たまには雨降らせても可。
陣内大蔵「僕は風 君は空」
午前7:55 · 2022年12月7日

 今回は、ムロツヨシ…じゃなかった、陣内大蔵の「僕は風 君は空」。
 聞いて歌のとおり、男はいつでも女性の大きな心の中で泳ぐ生き物に過ぎないことを気づかされる。風のように男は自由に立ち回っているようだけれど、その自由さは女性を空と例えれば小さな世界で動き回っているに過ぎない。それを風と空で対比して「男の愛は単純、夢は純粋」と言われたらさ。
 さて。陣内大蔵と聞いて、どんな歌い手だったかをスッとイメージできる方はそう居ないのかもしれないなと勝手に思ったり。じゃあ、聞き方を変えて…と。「メントスのCMの歌の人?」と聞いたらいかがだろうか。今回紹介した曲も、1994年頃のメントスのCM曲。これ以外にも定期的に陣内大蔵の楽曲が採用されている状況で、否応なしに耳にはしているのかなと。
 陣内の経歴といえば、もともとは実家がプロテスタント系の教会。教会で流れる賛美歌に親しむ幼年期を過ごし、関西学院大学で神学を専攻。牧師を志していたのと並行でミュージシャンとしての実力を磨いていた。1988年にデビューし、2000年までソロ活動。その後音楽ユニット『Vibes』のボーカルとして活動し、現在は吉祥寺の教会の伝道師としてキリスト教の普及の傍らで各地の教会でのライブ活動を行っている。
 現在ではAmazonMusicには陣内大蔵名義でこの頃の楽曲は解放されておらず、現在の活動でリリースした楽曲が乗っている状態になっている。おそらくは過去のこと、としているのだろうか。

2022.12.8 オセロケッツ「恋愛」

裏アカ界隈を少し泳いで思ったのは、恋愛の焦りは「周りとの進捗速度の違い」もあるかなと。この楽曲を聴いて「恋愛の焦りとはそういうことか」と腹に落ちた時に、少し晩成の恋愛でもそれで良かったと思えたの。焦ることなく、ゆっくりでもいいんだよ。
オセロケッツ「恋愛」
午前6:06 · 2022年12月8日

 この曲、高校生の頃に聞いていたと錯覚していたけれども…あの空白期間だったかと、レビューの書きおこしをする前に確認しておいてよかった。私のそんな話はどうでも良くて、この「恋愛」の話をしなくてはいけないや。周囲の恋愛に対する早熟に対して遅れがちの女子が、恋愛には興味はあるがどうしたらよいかわからない、という内容を明るく歌い流しているこの曲。最近、この歌が相当刺さってしまって。低年齢の子供であれば物理的に純粋な恋であるのだけれど、ある程度の年齢からはそうもいかないしな。
 性差はあれど多少拗らせた口から言えば、いろんな焦りから見えなくなるものが多くなるのは、結果としてどうだったんだろう?って振り返ることが多かったかな。自分の内面の声ばかりに目が行き過ぎて、実は思い慕っていてくれていた存在にとんと気づかなかったとか。いろんなことを思い巡った後にふと思った、ちょっとした心に空いた穴。
 オセロケッツ。1997年デビュー、帝塚山大学の音楽サークルで結成された4人組のバンド。ヴォーカルの森山公一とベースの中井英行の尻の色が黒と白の対照的な色で「オセロのケツ」から転じてオセロケッツと名付けられる。「恋愛」が収録されたアルバム「MADE IN STUDIO」は1999年の発売。活動期間が2004年でいったん休止となった比較的短いバンドにはなるが、この「MADE IN STUDIO」は初見でも引き込まれるように聴けるアルバムである。お時間よろしければ、サブスクでもぜひ。

2022.12.9 シュガー・ベイブ「DOWNTOWN」

おはようございます。今日はボーナス日♪なんて方も多いでしょうかね。私も今日は会社を少し早く上がって、ちょいと街に繰り出そうかなと思っています。いいや、今日は健全な集まりですよ。2次会は悪友二人と若い子らで繰り出しはしますけど。
シュガー・ベイブ「DOWNTOWN」
午前7:11 · 2022年12月9日

 繰り出してまいりました。実は悪友のひとりが交通事故で救急搬送されたアクシデント(※)があったにせよ、他のメンバーを連れ立って。ちょっとアカウントの方で断片的に呟いたびっくりな展開もありぃの…、年に1度であればこういう日もあって良きと思わねば、ですわな。。
(※)大学の先生・Oさん。教え子さんたちと遊びに来てくれる予定だったが追突事故に遭う。教え子さんたちは急遽自分たちで遊びに来てくれた。
 さて自分が働いている会社、いろんな事情があって「街はずれ」になりまして。大きな電車の駅も近くもなく(2.5㎞くらい)、従業員も車通勤が大半で、「どうだねよんなな君、一杯?」とはいかない訳で。酒でも飲みに行こうかと思うには、少し「繰り出そう」という動機付けが必要に。繰り出すって、そういうイメージ。
 しかしシュガー・ベイブの繰り出そう、は軽やかである。近年再評価をされているシティー・ポップの源流とまで言われている伝説のユニットは、繰り出すにもステップが軽快である。リズムをしっかり刻んではっきりとした曲調は生まれるには早過ぎたとも形容される向きもあるが、普遍的なパワーを持った「生き残る曲」であることには間違いがない。
 ところでこのシュガー・ベイブと申される方々、正体はと言えば…山下達郎、大貫妙子、他メンバーもその後のミュージックシーンで活躍したメンバー。そしてレコード制作は大瀧詠一が主宰するナイアガラ・レーベル。紐解けばシティー・ポップからニューミュージックにかけて最先端を走ったトップランナーの夜明け前だった訳。そりゃあ、50年近く前にこの斬新な音。参ったよ。。

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