#カエスガタナ 松任谷由実「シンデレラ・エクスプレス」へ。
「#カエスガタナ」。
それは、大好きな歌に返歌を認(したた)めたくなった、ロマンチさんの胸に仕舞い切れなくなった思いと、その言の葉。
今宵も恋した言葉に、ふと返事を書いてみて。
Act.0005 松任谷由実「シンデレラ・エクスプレス」
明日になる前に
窓を叩く俄雨は いつ頃君が見るだろう
トンネル過ぎた先にはもう 明日の声が聞こえる
何気ない日常に思った 並んで歩いた街角も
その瞬間を置いてきた 今日の記憶の片隅に
消えかけたガラスの靴 魔法が覚めた朝
いつか見上げた空 またいつもの朝に戻って
晴れ上がる空は 明日また見るだろう
青空を追いかけた先にもう 笑い声が聞こえる
何気ない日常に足りない ピースを取りに行く
その瞬間を大切に 替えられない心強くして
魔法をかける朝 ガラスの靴携えて
いつか見上げた空 ふたり見上げていよう
晴れ上がる空 今日だけの空
魔法が解けるまで 見続けていよう
今この時を大事にして 同じ時間生きて
どんなことも きっとパスしてみせる
(よんなな 2023.5.23)
遠距離恋愛の悲喜こもごも、通信手段の発達した現在以上に「会う」ことがとても重要だったろうと思われる。東京発最終の新大阪行き新幹線。日曜日夜21時に発車、当時の最速所要時間の2時間49分で走りぬく。その後、のぞみ号の誕生によりもう18分繰り下がり。
限られた時間を惜しむかのように暫しの別れを告げる。そして、また会える日を待ち遠しく思う心。会えない時があるだけ、互いを思うことができれば。そういう関係性であったなら、とても素敵なことだと思う。
【解説】
「シンデレラ・エクスプレス」。松任谷由実17枚目のアルバム「DA・DI・DA」に収録。1987年・1993年に展開されたJR東海の「シンデレラエクスプレス」キャンペーンのCMソングとして有名だが、元々はTBS系「日立テレビシティ」のドキュメンタリー番組『シンデレラ・エクスプレス-48時間の恋人たち-』の主題歌として制作されたもの。題名の「シンデレラ・エクスプレス」も、松任谷由実が発案したフレーズとされる。CM自体はJR発足後初のCMとなり、〇〇エクスプレスは後のCMに共通して使用された。
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