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#よんなな朝の歌 ’23.4②

2023.4.3 Kokua「Progress」

おはよんなな。新年度が始まります。今日から戦いの場と気負う面持ちの若者たちへ。気負わなくて大丈夫です、ちゃんと皆さんの横には伴走してくれる人がいます。この歌の主人公のように、荒波に揉まれた勇者たちが。大人って格好悪く格好良くて、逞しいんだから。 
午前7:18 · 2023年4月3日

 大人ってかっこいいと信じてやまなかったのですが、20年もやってきていると、カッコ悪さの中に光を見つけて這いつくばっても歯を食いしばって生きる、そういう生き物なんだって思うようになって。
 苦悩と光。そういう言葉が実に似合って。人知れず泣いていたとしてもおくびに出さず、あくまでも前を向いて歩く。目はまっすぐに。そういう凛とした空気を出して。だからこそ、格好悪いことは見えにくくて。だからこそ、そこに気が付いた先のことに気が付いた人間がまた強くなれる。
 あくまでも大人を応援する歌なんですよね、本当に気づいてほしい大人のために。そう、肩ひじを張りすぎて完全を目指しがちのひとりひとりに。少しでも肩の力を抜けば、新しい世界は絶対見えていて。だからこそ前に進もう。そういう歌。

2023.4.4 BONNIE PINK「鐘を鳴らして」

おはよんなな。朝から元気なナンバーで行きましょう。今日もしっかり生きてくんだって、自分の生きる力を振り絞って心の鐘を鳴らしていこう。どうしようもないこともたくさんあるけど、ちゃんと前を向いて 一歩一歩歩いて行ける。さあ頑張ってこうぜ!
午前8:08 · 2023年4月4日

 こうして考えると、4月の歌は元気な歌をチョイスしていたのだなと、我ながら感心する。Bonnie Pinkといえば、よんななの旧い友達に、杉ちゃんという同級生の子がいたのだが、彼が今でいう「沼」のように好きだったこと、20年も前の話なのに鮮烈に覚えている。
 改めて他の曲も並べて聴くと、今でいえばシシド・カフカのようにも思えた。元気というか、「強い女性」が前を向いて歩んでいくような楽曲が多い。この楽曲もゲームソフトのテーマソングだったかな?そういった系列の曲に合う強さを感じる。
 ただし、Bonnie PinkがBONNIE PINKに変わるプロセスにおいては相応の葛藤の末に「変わった」という話。何かを乗り越えたからこその強さと脆さ。そのバイオグラフィが歌を形作るのか。

2023.4.5 KAZCO「いすゞのトラック」

おはよんなな。朝から働く人の応援歌をひとつ。通勤途中にふと見るトラック。作業服姿の運転手さんが 眉をキリッとして トラックを走らせて。ある種命がけの仕事、どうかご無事でと心の中で願っている。その姿を見れば僕も頑張らないとね。行ってきます。
午前8:25 · 2023年4月5日

 …この曲は聞けば聞くほど、涙が止まらない。トラックの運転手という仕事は、他の誰にも干渉されない「気楽な仕事」という向きもあるが、昼夜を問わず「無事に着く、無事に帰る」ことを課された仕事。丑三つ時から早朝に変わる頃合いの、眠い目をこすりながら高速道路を最後の一息で走る姿。この姿に悲哀と誇りを感じられたら、この楽曲のどこに涙腺のスイッチがあるかは、分かるだろう。
 いつまでもどこまでも、走れ走れ。無事にその仕事を終わらせて、家路に就くトラック。その運転手の働きの先に、自分たちの生活がある。今この時間、眠い目をこすって走りきる姿を思えば、心から「どうかご無事で」と心からの言葉を伝えたい。ありがとう、トラックのおじさん。明日の朝はどうか、美味しいごはん、食べていてくださいね。

2023.4.6 近藤名奈「明日のドア」

おはよんなな。実は今日、不意に会社を休みました。今日お昼、お昼寝できねえなと思ってさ。昼休みは飯食ったら寝かしてくれ…ということで、ド平日の長距離バスに揺られてみます。長距離バスの窓から笑ってサヨナラした…という歌い出しの、この曲とともに。
午前7:16 · 2023年4月6日

 …そうでした、この日は長距離バスに揺られて東京近辺に出ていたんです。密会ではありませんでした。年の離れた若い友人とジンギスカン鍋をつつき、南関東のとあるターミナル駅のペストリアンデッキでとりとめのない話をして、相互に駅を離れる電車に乗って、年甲斐もなく手なんか振っちゃって。そんな朝の長距離バス、確か…この歌を歌っていた近藤名奈もそうやって東京に出てきたのかな…とか思って。
 しかしこの日、平日昼間にバスに乗っているのは草臥れたおっさんばかり。夢も希望もあるのかどうか、そんな感じで2023年の春は流れていたけれども、この季節に胸膨らませていた子たちは…確かにいたと思うので。追憶の中に18歳19歳の心を乗っけてみて、この歌の一節ひとふしを、ちょっと飲み込んで味わってみたのです。

2023.4.7 松任谷由実「シンデレラ・エクスプレス」

おはよんなな。1990年代、厳密に言うとその日の最終の新大阪行きの新幹線をシンデレラエキスプレスと呼んでいました。最終の新幹線で名残惜しく帰る。そういうCM見ていたけど、若い頃はなかったね。昨日乗った、最終の新幹線でふと思って。。
午前8:07 · 2023年4月7日

 シンデレラ・エクスプレス。遠距離恋愛のカップルが日曜日の夜、楽しかった週末デートを締めくくるかのように乗り込む新幹線の最終便。月曜日の朝から熾烈な仕事がはじまる、その現実に引き戻される時間。
 魔法が解けるかのように月曜日からの顔になっていくのか、はたまた、余韻に浸りきっていくのか。その時間はそれぞれに思うところがあるのだろうけれど、真顔に戻る瞬間は刻一刻と迫る訳で。
 そうやって「距離に試される」経験はしたことはないけれども、切なさとか会えた時の嬉しさはまた違うものになっていくのかなと。物理的な距離と心の距離の関係は別物として捉えるくらいの強い気持ちがあれば、この「意地悪なテストを乗り越える」ことができる。そういう人たちの応援歌だったんだろうな。今日もそんな物語がある。

2023.4.8 久宝瑠理子「早くしてよ」

おはよんなな。この時間に起きたらまあ、早くしてよ…とは思いますわな。待ち合わせに遅れるのも、支度が遅いのも、まあ、そっちもこっちも…早くしてよと言われるのはね、男の子はさすがにショックでしてね。はい、私は…ええとその…そっちも…パァン!
午前11:12 · 2023年4月8日

 早くしてよ。結構、ドキッとしませんか?
 いろんな意味で急かされるのは嫌なものですよね。まあ、遅刻は大問題ですが。この曲はデートの遅刻話の機敏を描いた曲なんですけれども、女性側としては「早くしてよ…」と言わさないでよ、と言ったところだろうか。
 早くしてよ。本当にドキッとするんです。
 私、とてものんびりしておりまして。かなり急かされないと腰を上げないんです。まあ、そうでなければ4月のツイートの書きおこしをこの時期にやってはいないのですけどね。これは誰にも納期を設定されていないとはいえ、結構自分の中では悶々としていて。いつもお待たせして、すみません。
 早くしてよ、本当にしょげます。
 少しどころではなく、身体の相性が良すぎて入った感覚がなくなるんです。その、まあ、ええと…パァン!!

2023.4.9 モーニング娘。「ザ☆ピ~ス!」

あ、今日は統一地方選挙(都道府県知事・議員)の投票日ですね。なのでこの曲を。サビ前に「選挙の日って、うちじゃなぜか投票行って外食するんだ…」。ちゃんと行事に昇華して国民の義務を果たすこと、大事よ。牛丼でいいから食って帰っておいで。
午後0:32 · 2023年4月9日

 この曲を聴いているタイミングって、なぜか辛い思いしかなくて聴くに聴けなかった感じだったんですよ。当時、新しいバイトでアタフタしていた時だったなぁ…と。お店の雰囲気が最高に悪かったタイミングでとある携帯電話の販売店に入ったのが、この歌が有線で流れまくっていた頃。道行く人が親切どころか、渡る世間は鬼ばかり。紆余曲折どころか、どういう訳か投げ込まれた店のバイトが「僕以外、全員クビ」というまさかの結末になったのだけれども。
 だからこの曲を聴くと、今でも心のそこかしこに波風が立つ気がするんです。だから平和でも何でもない、真逆の心情が刻み込まれて。いい曲なのに実にもったいない気持ちでいっぱいなんです。だけど、これから少しだけでも、この曲がまあた好きになれば。そう信じて偶に聞いてみよう。

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