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#よんなな朝の歌 ’23.2②

2023.2.6 ORIGINAL LOVE「朝日のあたる道」

おはようございます。いろんな思いの絵の具が混ざったような週明けになりました。ひとつひとつのことで心は揺れぬようにと思いますけど、嬉しい話には一番に心揺さぶられたい。いつの日もずっと今の君が一番愛おしい、と言えたら最高だなあ…って。
午前8:14 · 2023年2月6日

 オリジナル・ラヴはかれこれ25年以上は聞いている。田島貴男のCDで一番最初に買ったのが「The Very Best of ORIGINAL LOVE」。既に認知していた頃にはベスト盤を出しているくらいのヒットメーカーだった。この「朝日のあたる道」も資生堂のシャンプーのCMで、確かCMキャラクターは宮沢りえだったかな。
 一応、自分の人生に一本の筋を入れておけというならば、この曲が真っ先その「筋」にあたるだろう。気が付けば人生で一番聴いている曲だと言っても過言ではなく、たぶん歌詞をまともに何も見ずに書けるのはこれくらいじゃないかとは思う。書いたことないけど。
 いつの日よりも今の君が一番美しい。そうやって女性に向き合うことは出来ていただろうか。人生のハーフウェイを折れ曲がろうとしている今、自問自答している。そうやって愛を語らしむ方がそこにいれば、また新しい朝日を背にして新しい車で海に向かうのだろうか。うん、今、朝日のあたる道を海に走るのは、魚屋に行くときだけだな。

2023.2.7 いいくぼさおり「それで良かった」

おはようございます。人生の中でそういうこと、いくらでもあります。ひとつひとつを固執していることはないのです。反省はしておいて、次にいかに生きていくか。その中で、自分なりにそれでよかったと思う結果に持っていければ。そうして生きてけ!
午前8:18 · 2023年2月7日

 それで良かった、と思えることはいくらでもあって。諦めの境地でもあるのか、それとも負け惜しみか。ただ、最後の最後に正解が導かれることもある。例えば山に登った時…峠を越えて振り返った時に、道の途中では困難に見えたルートだったのにそれが最適なルートだったことだってある。
 それで良かったという言葉は、何かが起こった当座の場面では言い訳というよりは自分に言い聞かせる言葉だ。そうでもしなくては、自分を慰めることもできない。大丈夫だよ、と、自分を諭すように声をかけるように絞り出す。
 本当は、バカボンのパパのように「これでいいのだ」と言って押し切りたい。屁理屈でも何でもいい。押し切るような勢いでどうしようもなさに包まれた状況を変える、そういう強さが欲しい。一方で、最後の最後で正しさにたどり着く、だからこそ「それで良かった」と言い聞かせて着実に歩くことも間違いではない。だから今置かれた姿に必要以上に気持ちを奪われることなく、力強く立ち上がる。そして「それで良かった」と言えるようにしたい。

2023.2.8 テディ・ペンダーグラス「Do Me」

おはようございます。朝から軽快なビートを聞きたくて。この曲のベースラインはドリフのヒゲダンスのリズムにサンプリングされているが、実は原曲の歌自体はとってもスケベで。ぶっちゃけ言うと「今晩ヤらせろ」。ストレートで潔すぎるだろ(笑)。
午前7:43 · 2023年2月8日

 日本でこの曲と言えば、ベースラインをサンプリングした「ヒゲのテーマ」。ドリフターズの加藤茶と志村けんが、コミカルに荒業を繰り広げるひげダンスのBGMの元曲になったアレ。タキシードを着た加藤と志村の掛け合い、そして荒業はいくつか真似をした。バケツの水ぐるぐるなんかは結構得意だった記憶があるし、何なら今でもちょっと楽しいトレーニングの一環で遊んでいたりする。
 そして、その軽快なBGMはアメリカの歌手の作品からサンプリングをしているとは聞いていたくらいの知識しかなく。後年になってちゃんと追いかけるようになってから、「これはとんでもねえ曲じゃねえか」と驚いた訳で。この曲の中身、終始「今晩、しようよ」という内容。「ああして、こうして」からの「あっふん…」。快楽の淵に沼っている感じが本当にドキリとさせてくれる。
 そうとは知らず、無邪気なクソガキだった幼少期のよんなな。ひげダンスのコミカルさに笑って幸せを享受していたその元が、、こんなドスケベな曲だったとは。知らないのは恐ろしい。

2023.2.9 平井堅「Ring」

おはようございます。昨日、思いがけない方から頂いたメッセージ。心の隅に閉じておいた感情がフッと放たれて。気づかなかった優しさを思い知らされた瞬間は、大切にしたい私の宝に。人付き合いは互いの内面にまで光を当てたい。大切にしたいのはそれ。今日も前へ。
午前8:02 · 2023年2月9日

 あなたの優しさが沁みる日が来るとは、思ってもみなくて。そんな日のお話。少し疎遠になりかけた友達の、そのまた友達からさりげなく来たメッセージ。「気にしないで、あなたのことは嫌いじゃないから」。不意にメッセージを開けるタイミングでなかったからこそ、人目を憚らず涙腺を壊してしまった。ちょっと待て、よせ…という感情と、そうやって陰日向に見ていてくれたのかという思いと。少しばかりまぜこぜになった感情が急に溢れてしまって。ただでさえ涙脆いのに。
 あなたの優しさに今すぐに甘えることはしなかったけれども、心の温まる一言をもらっていたからこそ人間関係を全て切ることはしなかった。今思えば、あなたは何を察していたのだろうか。改めていつか笑える時にお話を聞いてみたいと思っているけれども、顔をぐちゃぐちゃにしてしまいそうだから聞くにも聞けない気がしている。心の傷跡も忘れられぬ過去も、その頬を濡らす温もりが輝きに変わる時にどうか何か御馳走させてほしい。それで釣り合うような恩ではないかと思うけど。

2023.2.10 久宝留理子「男」

おはようございます。昨日はよく眠りました、そんな朝なの。昨日のよんなな…とってもめんどくさい子なんて、ちょっと思いました(笑)。そのめんどくささをバッサリ切り捨てるとこんな感じなのかな。男なんて自分勝手で頭にくる、本当その通り。申し訳ナッシング。
午前8:12 · 2023年2月10日

 もう30年くらい前の曲だけどね。本当にこの曲のとおり、男って面倒くさいものなんだって気づかされる。しかし歌い出しから「何食わぬ顔して違う女の話をしないで」と、相当なパンチをくれる訳だ。端的に言えば「男はガキなんだよ、でも好きなの」というのがこの歌の趣旨であり、逆説的にラブソングなのだと。ただしこの曲を額面通りに評価をしてその通りに振る舞っても、普通の男は可愛くない。これをしてよいのは、恋愛対象になっているか相手がイケメンの時だけ。残念。
 久宝留理子の9枚目のシングル。当初はライブで歌う曲として、少しスローなテンポで制作されていた。アルバム発売直前に宝石会社「三貴」のCM曲候補となり、アッパーな曲調に改変されシングルカットされることとなる。1993年9月22日発売、オリコン最高位8位、発売枚数50万枚。文字通り、彼女の代表曲となったことは間違いない。気が付いたら、この曲の作詞は彼女が手掛け、作曲は伊秩弘将…その後、SPEEDのプロデューサーとして活躍したその人である。

2023.2.11 マキシマムザホルモン「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」

おはようございます。とてもおかしなテンションの朝は決まってこの曲を聴きたくなります。この曲を絶叫しながら歌えば朝からキマることは必至。包丁ハサミより俺のが刃物と、我が身を見てニヤけてみたい。押忍!
午前8:15 · 2023年2月11日

 この曲を聴く時のテンションのおかしさ、個人的には嫌いではない。マキシマムザホルモンの楽曲を真面目に聴くのはこの曲ぐらいではあるのだが、この曲一つで彼らの狂気をひしひしと感じる。とりあえず刃物の名前を歌詞であっても連呼するような曲だと断じたらまた、いろんな波紋を呼ぶのではないかと思うくらい。
 この曲ばかりは掴みどころがないくらい、何度も何度も歌詞を読み込んでは、意味の糸口を考えたりした。しかしながら、本当の意味には近づけないような気がしている。ただ一つ、「包丁ハサミより俺のが刃物」、理屈はすっ飛ばしても確かな自信のように聞こえる。文脈の云々抜きに切れ味の良い「俺のモノ」を誇示する。ロックの魂溢れるその前で、我々凡人は「はい、そうっすね」と崇高なご高説を受け流すかのような反応で、「はいはいっと」と、そのブツに一瞥をくれてそっと心の門扉を閉めるような心境になる。
 いわばハードなロックナンバーを身にまとった「チン凸」と言えようか。そうだとしたら澄まし顔で華麗にスルーしたい。

2023.2.12 蓑田峻平「二十七時の月明かり」

こんにちは、もはや朝ではありませんでした。変な時間に寝て変な時間に起きて、取り敢えず午後の用事をこなしましています。24時に起きてしまい、昨日の27時…つまり午前3時は目がランランでした。そんな月明かりの夜に、函館で歌う方の一曲を。
午後1:39 · 2023年2月12日

 私はいろんな切り口でプレイリストを整えるのが好きで。この曲との出会いも、そんなお遊びから巡り合った曲の一つ。1時からできるだけ、時間に纏わる楽曲で縛ってみたら面白いリストができるだろう、そういう繋がりの中での27曲目。この曲にたどり着いた時には全くの初見だったが、楽曲そのものの完成度に「刺さった」のが事実で。
 この曲とのめぐり逢いは、2020年代の音楽シーンの楽しみ方の一時例ではないかと考える。有名無名を問わず、テーマに沿った面白い曲を発掘する。その中で、ツボにはまった曲を聴きこんでいく。そこから本当は、状況が許せば本人歌唱のライブに出かけたり、同好の士をみつけたり、という行動が繋がるとかなり面白いものが生まれるように思う。
 そういう探求の中で、地方で活動するグループやシンガーソングライターの存在を発見していく楽しさが広がっていく。それは実を言えば彼らの励みにもなるだろうし、自分の引き出しが増えていくことにも結実するだろう。この楽しみ、どなたか共有しませんか? 笑。

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