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2003

神泉パーラー

カフェ好きすぎて「カフェでアルバイトをしたい!」と思い、土日に神泉パーラーでホールのアルバイトを始めました。旧山手通り沿いの静かな場所でしたが、芸能関係や音楽関係の人がたくさん来ていました。嵐の櫻井翔さんが来た時は(木更津キャッツアイのバンビ!!)とてもテンション上がりました。松本隆さん(はっぴいえんど・作詞家)はしょっちゅう来店してコーヒーを飲んでいました。なぜか夜中にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケさんがベロベロに酔っ払って、元BLANKEY JET CITYの照井利幸さんに抱えられながら店に入ってきて、(今時、なんてロックンロールな酔っぱらいかたをする人だ!)と感動しながら、寝ているチバさんに「おきてください」と声をかけました。

2軒となりのうなぎ屋「いちのや」のオーナーがプロレス好きだったので、神泉パーラーにも格闘家の人たちがよく来ていました。一度、百瀬博教さん(PRIDEの怪人)がうなぎを食べた後にお店に来て、武勇伝を語っていました。隣の席にいた黒人男性客に「外人はモテるからうらやましいよー」と言いがかりをつけていました。オーラがすごかったです。

お店のBGMでかけていた橋本徹さんのコンピレーションCD「Free Soul Mind」のTerry Callier「ORDINARY JOE」がすごく気に入って、自分でも買いました。お店で働いている子達と仲良くなって朝5時にお店をクローズした後、渋谷の山家に行って朝飲みしたりしていました。

それから、5年ほど働いた広告代理店のデザイナーの仕事は辞めて、もっとデザインの勉強できる会社に転職しようと思い、渋谷宮益坂近くででカタログや広告のデザインなどをしている会社に入ってみたけど、どうも様子がおかしい、と怪訝に思っていました。

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ARATAさんは井浦 新になったけど

2002年公開した映画「ピンポン」(漫画原作:松本大洋、監督:曽利文彦、脚本:宮藤官九郎、出演: 窪塚洋介、ARATA)を観ました。漫画も読んで、すごく面白くて好きだけど、映画のキャストも豪華だしすごく良い作品だな、と思います。ARATAさんの透明感のあるたたずまいがすばらしくて、「ワンダフルライフ」(1999年 是枝裕和監督)も観ました。それからSUPERCARの音楽もすてきでした。(「YUMEGIWA LAST BOY」のプロデューサーは砂原良徳でした。さすがまりんさん!)15年後にAmazon Primeでもう一度観ても再び感動したので、2018年の抱負は「反応!反射!音速!光速!(PingPong ペコ)」にしました。

それから、TLCのレフト・アイが2002年に事故死して2003年に「Now & Forever: The Hits」が発売されました。この頃からHip HopやR&Bなどブラックミュージックを聞くようになりました。

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CLASKA

「ホテルニューメグロ」がリノベーションしておしゃれなホテル「クラスカ」としてオープンしました。1階はラウンジカフェ「The Lobby」、2階「Gallery CLASKA」ではカルチャー誌TOKION主催のエキシビジョン「NYD -New York Dirty -」が開催されて、みんなでオープニングパーティに行きました。建物全体がおしゃれな空間になっていて、日本じゃないみたいな雰囲気を味わいました。たくさん人が来てすごく盛り上がっていました。

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KILL BILL

クエンティン・タランティーノ監督作品「キル・ビル」(Kill Bill 2003年 アメリカ)が公開され、Vol.1では東京が舞台で、栗山千明さんが出演してとても話題になりました。なにより、The 5.6.7.8'sがバンドで出演してサウンドトラックにも使用されていたので衝撃でした。ライブに行った時にタランティーノの映画に出る、って聞いたときは度肝を抜かれました。本当にかっこいいバンドだし、まじでリスペクトしています!

ラフォーレミュージアム原宿で開催された「RESFEST 2003」で「SPIKE JONZE RARITIES」を観ました。ファットボーイスリムのMV「PRAISE YOU」で「Torrance Community Dance Group」というダンスチームのリーダー、リチャード・コフェーをスパイク・ジョーンズ本人が演じていたのに衝撃を受けました。また、スパイク・ジョーンズ監督の映画「アダプテーション」(Adaptation. 2002年 アメリカ)チャーリー・カウフマンが脚本だけど、チャーリー・カウフマン役をニコラス・ケイジが演じていてすごく面白かったです。

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