学歴コンプがなくなる予感がした日
とある日の朝。
夢の中と目覚めている狭間のもや~んとしたまどろみの中、
わたしはあるひらめきに驚いた。
「あ・・・。私が大学に落ちたのって、能力がないからじゃない。
ただ単に受験生の間中ずーっとワクワクした気持ちより、落ちたらどうしよう、こんな自分で受かるわけない、もっと勉強しないとだめだ、もっと真摯に向き合わないとだめだ…と気分の悪い波動をだしていたらだけじゃんね。そりゃ~当然最悪のスクリーンが現実化するよね」
そんな想いというか、確信というか、そんな感じのなにか強いものが、
降りてきた。
*
私は大学を卒業してからもう10年くらい経つのに
実は密かに学歴コンプレックスを手放せずにいた。
大学名を名乗るたび、「私って残念なヤツなんです」って言っているような気がしてすごく恥ずかしかった。
だけど同じ大学出身のお友達は
例えば一浪した子でも未だに私ほどどんよりを抱えている子はいなくて
というか。
滑り止めで受けるような大学なので
大多数は他に第一志望があった子たちばかりなはずなのに
彼女たちはとっくにそんな自分を受け入れて
なんでもないものにして
今をちゃんと謳歌しているように見えた。
私は人一倍、どうしてもM大に行きたかった。
想いが強かった。
それはその前に大きな挫折を味わったから。
(と今書いていて気が付いたw)
高校時代、部活で活躍できなかった。
スポーツで例えるなら期待されて推薦で入ったのに
最終的に戦力外通告されちゃうようなそんな感じ。
でも私はそんな自分を受け入れられなかった。
「私はこんなもんじゃない!私は本当はもっとすごい!」
それを証明するための受験だった。
このM大に合格さえすれば、全部が〇になると思って、
それに賭けることにしたのだ。
その結果。
不合格。
しかも補欠16番で、15番までは繰り上げ合格だった。
同じ受験で2度落ちた気持ちだった。
ずーっとずーっと
私は私の人生における「汚名返上!!」を塗り替えたい!
と思っていた。
つまり、波動が…よろしくない!(笑)
復讐心にちかい感じ。
抵抗のエネルギーが半端ない。
ジャッジが半端ない。
自分の愛せる箇所だけピックアップして、
汚点は自分の一部ではない!と思い込もうとして
もがいていた。
15歳くらいからずっと
「うまくいかない自分」を受け入れられずに来た。
「うなくいかなかったのは努力と継続ができない自分がダメなんだ」と思い込んでいた。
だからベースが重いんだよね。
私って本当はスゴイのに、
ことごとく残念な結果ばかりでて
そのたびに「こんなはずじゃない!」と壁にぶつかっていく。
だからもちろん、次もうまくいかない。
全然いまをたのしんでない。
そんな感じだ。
で、今朝なんかわかちゃった。
あの受験が落ちたのは、
私の努力が足りなかったからじゃない。
単に
ずっと陰湿な波動を放っていたからだって。
ほんとうにただそれだけだったんじゃね?って。
同じくらいしか3次元的努力ができなかったとしても
夢の大学時代に思いをはせてワクワクしていたら
受かってたんじゃね?って。
本当に、ただそれだけじゃんね!!!
って腑に落ちた。
すーっとした。
「あー。もしかして。私ってダメじゃなかったのかも。」って。
心から思えたんだ。
そんな気づきとともに目覚めたとある朝。
ここからさらなる目覚めがはじまった。