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「光るクラゲ」 はらまさかず

沼水さんのこと、覚えていますか?
そうそう、あの人工クラゲの研究をしている。
沼水さんは、あいかわらず、研究の毎日です。

沼水さんが開発した人工クラゲが商品化され、
最近、よく100円ショップなどで売られています。
名前は「クラゲスケール」とか「クラゲメーター」とか、いろいろ。
みなさんもきっとどこかで、目にしたことがあるはずです。

それは、透明な
手のひらにのるほどの、小さなクラゲ。
部屋のなかを、ふわふわ飛んで、
見ているだけで、いやされます。

それだけではありません。
なにかいいことをした日は、夜、
クラゲがぼんやり光るんです。

「今日は光るな」と思って
夜、ドキドキしながら待っていると、
豆電球が灯るように
クラゲが光ることもあるし、
それに、、、、

それに、なにも、いいことをした覚えがない日にも、
ふと気づくと、クラゲが光っていることもあるんです。

いいことって、いつのまにか、
しているときが、あるのかな。

この商品が広がっていったら
なんだか、ちょっとだけ、世界が
前より、明るくなっていく気がします。




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