【Wordの小技】キリのいいところで区切りたい(区切り文字編)
Wordには「区切り文字」という便利な編集記号が存在します。
卒業論文や分厚い社内資料、抄録の作成に欠かせないといっても過言ではない機能だと思いますのでご紹介。
例えばこんな見た目の文書。
こんなことになっていませんか?
「Enter」キーを連打する手法は、文言の変更により行数の増減があった際に弱いです。行が増えただけ改行記号を削除し、減っただけ追加し…なんてやってたら時間が勿体ない!
区切り文字を使いましょう。
区切り文字を使用する前に
まずは編集記号を表示させましょう。手順は以下の記事をご参照ください。
次のページから始めたい
①次のページの冒頭に持ってきたい行の先頭にカーソルを置く
赤線が区切りたい位置、黄色マーカーがカーソルを置く位置。
②「レイアウト」タブ→「ページ設定」→「区切り」→「改ページ(P)」
次の段から始めたい
①次のページの冒頭に持ってきたい行の先頭にカーソルを置く
②「レイアウト」タブ→「ページ設定」→「区切り」→「段区切り(C)」
使用するとこんな感じ。
【おまけ】セクションを区切る
そもそもセクションとは?
セクション区切りを使用して、すべてのサイズの文書を分割し、書式設定します。 たとえば、セクションを章に分割し、列、ヘッダーとフッター、ページ罫線などの書式をそれぞれに追加できます。
(Microsoftサポート「セクション区切りを挿入する」より)
セクションを区切る(=文書を複数の章で構成する)ことで、セクションごとにヘッダーやフッターに入れる「柱」を設定したり、レイアウト(余白や段数)を個々に設定したりできます。
裏を返せば、セクションを分けなければ一つの文書内で一段組みと二段組みを混在させたり、ページ番号の書式を混在させたりすることはできないのです。
図で感覚的にご理解いただけたでしょうか。セクション区切りは全部で4種類あるので、適宜選んで使いましょう(上記同様に「レイアウト」タブ→「ページ設定」→「区切り」で以下の画面が出ます)。
「偶数ページから…」「奇数ページから…」は、文書に中扉を設ける際に便利ですね!
「(区切り文字編)」ということは…。追って別の方法もご紹介します。