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トパーズの指輪を買ったらトパーズの指輪を貰った

最近誕生日を迎えたので、その手前の休日に自分へのプレゼントを買った。

年々自分の誕生日がどうでもよくなり適当に過ごしてしまいがちだけど、たまには自分を尊重する事をしないとセルフネグレクトの一途を辿ってしまう気がする。というか既にセルフネグレクト道を突き進んでいる。
自分だけの特別な品を買って手元に置くことで、自分を大切にする気持ちを外付け出来るかも?と思ったのだ。
誰もヴェルタースオリジナルをくれないから私が私のおじいさんになってやります。

というわけで、誕生石のトパーズをあしらった指輪を買った。


宝石の入った指輪を買うのはこれが初めて。トパーズは比較的安価な石とはいえ、iPadぶりのお値段の買い物。
iPad代はiPadを使って出した同人誌の利益で回収出来た(出来てしまった…!)けど、指輪は何の利益も生み出さない。本当にただ自分を喜ばせるためだけの、お高い買い物。
清水の舞台から飛び降りるような気分で半ば奇声を上げながら購入した。

ロンドンブルー、スイスブルー、スカイブルートパーズ(とアイオライトなど)

もっと石がメインで大きめの一粒にあまりカットが入ってない物の方が好みだったけど、自分の手に付けて一番馴染んだのはこれだった。
店員さんも「こんなに似合う人初めてです!」と言ってくれた。お世辞なのは百も承知だもんね!!

トパーズといえば!な黄色い石も着けさせて貰ったけど、黄みの強い私の肌だと完全に溶け込んでしまった。手も余計に黄ぐすみして見える。
青みの石を着けた方が指輪がパッと映えるし肌が綺麗に見える。
やっぱり私って黄み肌ブルベなんだな…と思った(1st夏2nd秋と診断済み)

その後実家に帰って夕飯をご馳走になりながら母に指輪を買った話をしたら一言。

「トパーズやったらあげるやん」

へ?

そう言ってどこからかごそごそと取り出して来たのがこれ

デッッッ…

大粒のトパーズがすごく綺麗。蜂蜜のような、琥珀のような色が素敵。
カットが少ないのも好みではある。あるけど…


「じいちゃんから嫁入りの時に貰ってん。もはやアンティークやな」

いやいやいやいや。

「指輪やったら他にもあるし、お母さん指太くて入らんしあげるわ」

いやいやいやいや!


母方の祖父は私が中学生の頃に亡くなってる。
そして母も11月生まれなのでトパーズが誕生石だ。
「そんな大事なもん自分で持っときーや!」な私と「ええねん他にもあんねんから!」な母とで押し問答の末、私が押し負けた。
母は以前のnoteにも書いたように清貧主義で、ろくに身に付けもしないのに豪華な装飾品をたくさん持ってる事が居心地悪いらしい。
何かと私に譲ろうとするのを頑なに拒否していた(私もあまり興味がなかったし似合うタイプでもなかった)が、今回は自分でも買った話をした手前断り切れなかった。

祖父との思い出の品なんだから手元に置いときゃいいのに…と思いつつ、母と亡き祖父両方にゆかりがある品が貰えたのはちょっと嬉しいので、お宝にすることにした。
意図せず指輪を二つも手に入れた日になってしまった。実家からの帰り道がめちゃくちゃ怖かった…

昔はもっとクリームパンみたいな手だったので本当に指輪が似合わなかったけど、年を重ねて(これでも)多少しぼんで来たので少しは似合うようになった。と思ってた。
でもさすがにこんなデカい石はまだ似合わないよ


おれの清水が完全に引き立て役に


お店の黄色い石は肌に沈んでしまい着けてるのか着けてないのか分からなくなったけど、ここまでデカいとさすがに主張が強い。
この湯婆婆みたいな指輪を違和感なく身に付けられるようになるにはあと2・30年かかりそうなので、それまで今の指の太さを維持するのを目標とする。


なお誕生日当日は休みを取って遠出する予定だったが、生理に伴う体調不良で断念した。高速バスも予約してたのに…なんならその記事を書くために下書きも用意してたのに…!
絶対にリベンジしてやるからな…!



トパーズと言えばガノンドロフだよね

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