千葉県ＬＧＢＴ相談窓口の実施状況について｜折本たつのり千葉県議｜令和7年2月13日予算委員会

2025年2月17日 12:32

2/18追記しました：公募ページと、相談事業委託仕様書。

本日予算委員会で質疑しました。
千葉県のLGBT相談窓口事業を利権にしてはならないと釘を刺しました。
また、県立高校の規模適正化について、単純な統合ではなく、水産化等専科の特色を残す一方、中高一貫校等地域に根ざした魅力あるハイレベルな学校を検討すべきと訴えました。#千葉県議会 #浦安市 pic.twitter.com/1N2TduTuUC
— 折本たつのり（千葉県議会議員） (@orimoto777) February 13, 2025

ＬＧＢＴ相談窓口の実施状況について

折本委員
　LGBT相談窓口の実施状況についておききしたいとおもいます。
　多様性尊重条例などを受けまして、昨年の8月にLGBT相談窓口が設置されましたけども、これまでの実施状況についてお尋ねをいたします。

多様性社会推進課長
　県では今年度からLGBTQの当事者やその家族が抱えている不安や悩み等を受け付ける相談窓口を開設し、電話やメールによる相談を月２回、各３時間実施しています。窓口の開設以降、人間関係や自身の性別に関する違和感など様々な相談が寄せられており、昨年８月から本年１月までの６カ月間の相談実績は電話が１５件、メールが１０件となっております。

折本委員
　これ予算で100万円くらい計上されていて、そのうち人件費60万円というふうにうかがっています。単純に時給計算すると、2名体制なのでだいたい4166円ということになるんですね。半年間やって、この件数ですか、電話15件、メール10件というのはだいぶ少ないなというふうに思いますし、はっきり言っていい商売だなと、いう風にですね言ったら怒られますけれども。ただですね、とてもうまく機能しているというふうに思えないんですね。受託会社もアイディアヒューマンサポート、代表が浮世真理子さんという方ですかね。実績が令和元年から自治体のLGBT窓口をやったということですけども、これサイトで調べたらですね、カウンセラーになるにはその会社のカウンセラーの講座を受けなきゃいけなくて、7万円くらいするんですね。ちょっとこれ、ビジネスになってるんじゃないかなというような印象を私は個人的に持ちました。誤解だったら申し訳ないんですけれども。

　来年、予算が今度1000万円に拡充されるということなんで、この予算増額の理由と内訳はどうか、お尋ねをします。

担当当局答弁（多様性社会推進課長）
　本県は一都三県の中では相談日数や時間が少なく、SNSによる相談を実施しない唯一の県であることから、当事者等が相談しやすい体制づくりを早急にする必要があると考えます。そこで相談体制の強化のため、来年度は相談日数や時間を週一回、四時間に拡充するとともに、コミュニケーションツールとして利用者の多いラインを活用した相談を開始することとしており、予算の内訳としましては、人件費として約300万、システム導入や運用の経費として約400万円、研修等その他の経費として約300万円を計上しているところでございます。

折本委員
　ありがとうございます。人件費300万で、システム導入経費400万。ラインのあれを入れるということですけれども、これで400万ってずいぶんするんだなと言う風に思ってしまいました。これもですね、相談員が三名で、責任者一人、四名体制でやるというふうに聞いていますので、これも単純に時給計算すると3906円という計算になります。これがどういう風に配分されていくというのは分からないんですけれども、今後の稼働状況というのは注視する必要があるかなというふうに思っております。
　昨年、アビゲイル・シュライアーというアメリカのジャーナリストが、「トランスジェンダーになりたい少女たち」副題「SNS、学校、医療が煽る流行の悲劇」という本を発行しまして物議をかもしたんですけども、その中でですね、こういうことを書いてます。＜かつて性同一性障害と呼ばれた性別違和は自身の性別に激しい不快感を抱き続けるのが特徴で、おおむね二歳から四歳にこの感覚が発現し、思春期にこの感覚が顕著になることもある。そうした性別違和を感じる人のおよそ40％が子供の頃に認識し、そのような状態に悩まされる人は人口のおよそ0.01％で、そのほとんどが男児だったが、この10年ほどで状況が激変し、西欧諸国ではトランスジェンダーを自認する思春期の少女が激増している＞と書いてあります。
　つまり、トランスジェンダーが増えているのは、生来のものの方ももちろんいますけども、それとは別に教育的環境的あるいは社会的な要因で、トランスジェンダーがどんどん増えている。その要因になっているのが学校の先生であったりとか、歪んだ性教育であったりとかですね、あとカウンセラーですね。あとSNSですね。インフルエンサーが自分はトランスジェンダーなんだって、それがばーっと拡散すると。ですから、そういった要因があるので、LGBT相談と称してですね、むしろ「あなたはLGBTですよ」と言って、どんどんにせのLGBTを増やしていくようなですね、こういうようにならないかということを私は危惧しております。ぜひその点ですね、注意していただきたいなという風に思います。

「トランスジェンダーになりたい少女たち」アビゲイル・シュライアー著、産経新聞出版

資料など

千葉県令和7年度当初予算案

令和7年度当初予算案について／千葉県
①p166にLGBTQに関する相談事業10,400千円（R6年度1,334千円）

②p218多様性社会推進課「多様性社会の推進」 25,400千円（R6年度15,492千円）

追記：公募ページと、相談事業業務委託仕様書

　「令和７年度千葉県ＬＧＢＴＱに関する相談事業業務委託」に係る企画提案募集について／千葉県　魚拓　
　公募は令和7年2月25日締め切り。
　業務委託仕様書によると、相談員の資格要件がしっかりとしている。

ウ相談員本業務の実施に当たり、下記のいずれかを満たす相談員を毎回３人以上配置すること。なお、相談員の構成は、年齢、性別、性的指向・性自認等を勘案しながら、幅広い属性となるよう配慮すること。

ａ社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、臨床心理士又は保健師の資格を有する者。
ｂ学校教育法（昭和２２年法律第２６号）に基づく大学において、社会福祉、児童福祉、社会学、心理学若しくは公衆衛生看護学を専修する学科又はこれに相当する課程を修めて卒業した者。
ｃａ又はｂに準ずる者であって、福祉分野における実務経験又は相談・カウンセリングに関する専門的知識と実務経験を有する者。

仕様書p2より