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笑ってゲームしよう。

昨日は、総合格闘技「RIZIN.22」を配信で観戦しました。

激しい試合が多く、苦境の中で大変素晴らしい大会になったと思います。


私の中で印象的だったのは、試合前の控室の様子でした。

第7試合に組まれた、浅倉カンナ vs 古瀬美月の一戦。

国内最高峰のRIZINにおいて、幾多の強豪を破ってきた、
初代RIZINスーパーアトム級王者の浅倉カンナ(22歳 16勝4敗)。

一方で、ローカル団体DEEP JEWELSで勝ったり負けたりの、
泣き虫美少女ファイター古瀬美月(19歳 9勝7敗)。

実績では雲泥の差があり、浅倉選手圧勝という下馬評がほとんどでした。



その試合前の控室で、それぞれの様子がリポートされましたが、
古瀬選手は、ニッコニコでゲームを楽しんでいました(笑)。


結果、浅倉選手が、バックマウントからのパウンド連打で1R TKO勝利。
実力差は如何ともし難く、圧巻の横綱相撲。


もちろん、もし古瀬選手が、この実績のある浅倉選手に、
運良く一発当てて勝ちでもしたら、ジャイアントキリングとなりましたが、
順当にいけば、スコーンと負けても仕方がない。その位の実力差でした。


ただ、彼女の試合前の様子を見て、何だかとても励まされた気がしました。


こういう実力差のあるカードを組まれることは、
決して彼女だけではなく、ましてや格闘技だけではないと思います。


とても難しい仕事を強いられるサラリーマン。
とても偏差値の高い学校を受けさせられる受験生。

皆さんも「勝てねぇよ、こんな相手」と(笑)、思わず頭を抱える場面が、
普段生きている中でも、時々あるのではないでしょうか。


ただ、そんなとき。

真面目の人ほど、悩んで、苦しんで、自分を責めて、
落ち込もうと思えば、おそらく無限に落ち込むことができるでしょう。


でも、昨日の古瀬選手は、到底勝つのは難しい相手との試合を前に、
ニッコニコしながら、ゲームに夢中になっていました。


こんな笑顔で、目の前の苦境に臨めたら素敵だなと、率直に思いました。



試合後、「しばらく格闘技から離れたい」と口にした彼女。


まだまだ19歳の古瀬選手。これからどんな素晴らしい将来があるか、
私達には想像もできませんが、素敵な笑顔をありがとうございました。



辛いときは、笑ってゲームでもしましょう。


その100円玉が、誰かの生きがいになります!