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【機材レビュー】MAKO Series: D1 High-Fidelity Delay | WALRUS AUDIO
こんにちは。Yomogiです。
今回は機材レビューです。
エフェクターペダルのMAKO Series D1 High-Fidelity Delayというペダルを紹介させてください。
あまり国内で使ってる方もおらず、日本語でのレビューも少ないので誰かのお役に立てればと思い。
自分は運良く(?)英語が分かる人間だったので購入する際は海外のレビューを中心に見て回ってました。
まだまだ勉強中だ!って人は大変だと思います…。
ちなみに元々はStrymonのTIMELINEを使っていましたが
なぜMAKO Series: D1 Delayにメインペダルを変更したのか、音はどうなのか…といった所をお話していきます。
それでは行ってみましょう。
MAKO Series: D1 Delayを購入した理由
元々はStrymonのTIMELINEを使ってました。
説明不要のプロ・アマ問わず大人気なペダルです。
ただし、欠点があり…。
でかい。重い。
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世の流行りはペダルボード縮小化(多分)
アンプでさえペダルボードに入れる時代です。
ミニマムなペダルボードで電車で歩きでスタジオへ…。
自分も例に漏れずペダルボード縮小化をしてます。
小さい利点が多すぎるんよな…。
その思想でペダルボードを組もうとすると、TIMELINEはでかいんです。
なので、TIMELINEと比較して音質や、やれることは変わらずに大きくないディレイペダルを探す事からはじめました。
そんな神ペダルあるのか…!?
あるんです。WalrusAudioならね。
MAKO Series: D1 Delay導入のメリット・デメリット
メリット
Strymonの後発利点もあってか、TIMELINEと比べて音質で劣ることもなくややれることも大きくは変わらず。
それでいてコンパクトエフェクターサイズ。
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え、すごくない?
超高音質で、クリア・ウォーム・自然な減衰、アタック消したい等の微妙な設定ももちろん可能で、通常使用のディレイペダルとしては非の打ち所はない。
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そしてステレオ可能。
シンセでも使えるし、スタジオ品質を生かしてDTMの外付けディレイでも良い。
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そしてちょっと上側にあるACジャックが憎らしい。これ他と干渉しないからすごい助かるんです。
ディレイの種類
DIG(Digital):デジタルディレイ
MOD:モジュレーション
VINT(Vintage):テープディレイ
DUAL:タイムディヴィジョンが異なる2つのディレイを並行して鳴らします。ステレオで接続すると左右それぞれから出力されます。
REV(Reverse):リバースディレイ
その他
トゥルーバイパス、DSP+トゥルーバイパス(トレイル)、DSPバイパス3つから選べて、キルドライも可能。
ペダルで9つのプリセット保存可能
テンポ設定はグローバルモードとプリセットモードがあり、グローバルモードではテンポを設定するとプリセットを変えてもテンポが変わりません。
MIDIコントローラーを使用すれば合計128個のプリセットを保存
デメリット
TWEAKノブ
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MOD/TONE/AGEの3つのパラメーターが集約されていて
下にあるトグルをいじって選択、更にノブ調整なんで直感的に解りづらい。
一度音を作りきってしまえばいいんですけど、慣れるまでちょっと時間かかりました
ディレイの選択
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ディレイの切り替えをするのもノブなので、違和感がすごい。
UIに関してはとても直感的じゃない。
まあパッチ作っちゃえばいいんですけど。
音について
公式でペダル単体でのデモがあるので、他の楽器に混ざったときにどうなの?というところでこちら、恥ずかしながら自分の楽曲をベースに。
使用した箇所は以下
イントロのショートディレイ
イントロの右で鳴ってるアルペジオ(歪ませて薄く)
Aメロ〜Bメロの右側アルペジオ
サビの左アルペジオ
1番から2番へのブリッジソロ
アウトロのフレーズ
今回はアンプ直前につないで利用してます。
聞いて分かる通り、音質的には全くもって問題ない…めちゃ綺麗。
当たり前だけど全然埋もれない。ちゃんと綺麗に前に出てきてくれる。
ペダル単体は公式のデモをご覧ください。
まとめ
今回はMAKO Series: D1 High-Fidelity Delay | WALRUS AUDIOをレビューしました。
大きいペダルボードから小さいペダルボードへの移行を考えていて、TIMELINEなど大きなディレイエフェクターを利用している人は、選択肢の一つに入ってくるペダルだと思います。
また、周りがStrymonばかりなので違ったディレイペダルを持ちたいとかでも品質は見劣りしないので良いと思います。
安い買い物ではないですし、値段的にもTIMELINEと同じくらいの金額帯ですが、空間系は移り変わりが頭打ちになってきた感がありますのでかなり長い期間使えるのではないかなと思います。
それでは。