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【2023年2月】DTMおすすめミックス・マスタリングプラグイン

こんばんわ。Yomogiです。

前回、使えるプラグインとはなんなのか?といった記事を出させていただきまして。

今回は引き続きプラグインのお話で、Yomogi的にミックス・マスタリングに使える各種プラグインをご紹介します。

あまり多く選出しても仕方ないので、よりすぐり10選ということで…。
また、UAD関連は外してます。
恐らく入れるとほぼUADプラグインになってしまうので。

どういったシーンで活躍できるかも合わせて書いていきますので、宜しければ参考にしてください。

それでは行ってみましょう。


Sonnox Claro EQ

Claro EQ MixView

UI的にとてもわかり易く、オートゲイン機能があり、ワークフローが
Produce→Tweak→Mixでセクションが別れており順番にやっていけば的確なEQができ、ちゃんとMS処理も可能。

基本的に思いつくコトは全部できます。

また上記Mixviewのように、2トラックまで比較しながらイコライジングが可能なので、かぶってる帯域が見やすい等UIが非常に優れております。

そして何よりCPU負荷が低いので、あまり考えずに使うことが可能です。

恐らく近年競合としてはKirchhoffやSplitEQなどかと思いますが、基本的なEQのみを求めているのであればClaro1択かと思います。
めっちゃコスパいいですしね。


SSL Native Vocalstrip 2

Native Vocalstrip 2

コンパンダー(コンプとエクスパンダー)、ディエッサー、ディプローザー、EQがセットになったチャンネル・ストリップです。

コンパンダーはコンプした時にいらんもん(ブレスや部屋鳴り)が増幅するのをちゃんと軽減してくれるのと、潰したあとに一番やりたい立ち上がりのGain調整ができるつまみがちゃんとあること。

ディエッサーはまあそのままのディエッサーなんですがディプローザーがあるのがとても優秀(濁音の抑制)

EQはVocalの帯域に特化したSSLのEQが並んでるので余計なコトを考える必要がないのがとても良い。

画面下部でフローを決めて調整してっていう視認性の良さも最高でした。
さすがSSL。

ちなみにプリセットも優秀で、Pop系とMale、Famale選んでおけば大体微調整で済むのも良き。


Waves Vitamin

vitamin

マルチバンドコンプにエンハンサーがついたようなもの。

まず名前が素敵。自分の曲にビタミンを注入する感じ。
元気でそう。

ちなみに結構効きが良いので音量がそのまま変わってしまうので注意ではあるんですが、そのままトラックに突っ込んで倍音足してくとかももちろんあり。

自分はセンドエフェクトとして一定帯域の倍音のみ出してそれにReverbかけるとか、一部の帯域のパンのみ変更して抜けさせるためにエンハンスするとかそういった使い方をしてます。

cradle the spirit

the spirit

空間系のチャンネルストリップです。
コンプ、イコライザー、ダブラー、リバーブの設定が出来ます。

これは脳死でトラックに挿すと調整帯域も少ないですし、拍毎のリバーブ調整できないしで使えないツールやんけ!ってなりがちなんですが…。

自分はセンドエフェクトとしてのみの利用推奨です。
ステレオ感を少し足したい、両サイドに心地よい音が少しほしいというときはかなり雑に扱ってもかなり良い感じにしてくれる魔法のストリップです。

細かく中の帯域がどう調整されてるか見きれてないですが、普通に耳が痛くなる帯域上がってるはずなのに痛くないんですよね。
この会社のツールって大体こうだから不思議。

あとはめっちゃ軽いのも助かってます。


iZotope Neoverb

Neoverb

もう最近定番になりつつあるんでいまさら説明不要かもですが…。

ショートとロング*2の3つのリバーブを合わせることが可能。
さらにアーリーリフレクションとテールを両方作り込めるのがでかい。
2個が一つにできる。
ちなみにかなり綺麗系です。

あとはPreEQとReverbEQもついているのでinsertされる原音をこのタイミングでいじれるのも面白い。

あとは至る所にiZotopeっぽい機能があって、AutoCutとかReverbAssistantとかのAI機能が付いてるので、そのあたりも時短につながるのでホント素敵。

マジでコレがあれば当分他のリバーブプラグインいらないのでは…

Pulsar 1178

1178

これもUREIのクローンなので説明不要かもですが…。
1178の特徴で、気持ち良い歪が加わります。

あとはサイドチェインEQが便利。指定帯域だけにサチュレーションしたいとかもできる。
そして特筆するのはパラレルコンプができるコト。

ロマン砲を原音に少しだけ足して自己満足も可能。
歪コンプ使いたい時はファーストチョイス。

ちなみにPulsar Muも今回はチョイスしてないですがおすすめ。


iZotope Ozone Dynamics

Ozone Dynamics

多分Ozoneを利用している方は多いと思うので、特に説明不要かもですが。
Ozone本体は重いのと使わないのが多いので、自分はDynamicsのみ利用してます。
すぐExciter入れて汚したがる所とかあんまりAssistant好きじゃないです。
あとImagerもマスタリング段で掛けられるのすごいイヤです。

そんなことは置いといて…。

DynamicsはUI / UXも良い、自然なオートゲインあり、調整しやすい。

マスタリングの音を整える目的のコンプは正直これだけでOK。

Softube Weiss Deess

Weiss Deess

マスターバスに最後のおまじないとしてかけるのに最適なディエッサー。

ミックスで最終調整をバスコンプなどで行ったあとに耳障りな音を全体的に調整してもらう役目です。

マスタリング用って考えたらこのディエッサーが一番今の所使いやすいです。個人的に。


BrainWorx Shadow Hills Class A Mastering Comp

Shadow Hills Class A Mastering Comp

オプトコンプとディスクリートコンプが直列でつながってるコンプです。
bwxが日本上陸で随分こいつもメジャーになりましたよね…。

基本的に挿すだけで音が大きくなりますがよくなったわけではないので注意です。あとはトランスの切り替えがついてます。基本的にローエンドに効いてきます。

結構音に影響出るコンプではあるので、なるべく追い込んだほうが良いです。
やれることは結構シンプルなんですが、中で結構色々やられてるので。

こいつの真価は多段掛けでコンプレッションされる速度を緩やかにできることです。
まあ他のコンプでもいいんですが、MS処理もできるしオプトとディスクリートが選択できる上に結構細かく追い込むことができるので最近はこの子ばっかりつかってます。


the god particle

particle

去年の夏くらいから業界で話題になって、年末くらいにアマチュアユーザーにも一気に広まったイメージ。

究極の味付けマスタリングコンプ。
何をしてるかわからないけどめちゃくちゃ音が良くなる。音圧が自然に上がる。
あとキラキラ綺麗。

作曲家の和田さんが解説してましたが、それを見ても「え、ほんとに?」といったレベルの動き。

何しても結構いい音に聞こえるのですが、追い込もうと思えば追い込める。ただし耳を頼りにって感じです。
今もう円安の影響でバカ高いですが、購入しても全く損は無いどころかMasterトラックに鎮座すること間違いなし。


おわりに

ということで、Yomogiがおすすめするプラグインを10個選んでご紹介してみました。

基本的にコレ+UADとアウトボードいくつかで私のミックス・マスタリングは構成されております。

ためになるかどうかはわかりませんが、是非是非持ってないプラグインがあったら購入の参考にしてみてください。

それでは良い音楽ライフを。

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