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イラストアドで選ぶ遊戯王OCG
どうせ決闘(や)るなら対戦相手を驚かせてみたい!
デュエルは楽しんでナンボ!
と、お思いの決闘者(デュエリスト)の方、少なからぬことかと思います。
かくいう筆者もその一人です。
ならばどうすれば驚きを与えられるのか?
最も手っ取り早いのは「イラストアド」、つまりカードの「絵」の面白さで対戦相手の興味を引くこととなるでしょう。
また、決闘者のモチベーションは案外、カードイラストが性癖にハマるかどうかに左右されるものだったりします。「あ!これかわいい!」というときめきが新しいカードに手を出すきっかけになるのも、カジュアルプレイヤーならあるある話、もしくは記憶に新しい話ではないでしょうか。要するにご新規様は絵で釣ってTCG沼に沈めろという話をしています。
というわけでこの記事では「イラストに特徴のあるテーマ」を筆者の独断と偏見でまとめ、画像&解説付きでまとめていきます。最近マンネリしてきたなぁ、デュエルを盛り上げたいなぁ、最高のファンサービスを見せてやろうじゃねえか!
……などと思った時にサラッと読んでくださると幸いです。
メルフィー
強さ:★★★★☆
デッキの組みやすさ:★★★☆☆
運用難易度:★★★☆☆
登場当初、良くも悪くもTCGのセオリーから外れた絵柄で注目を集めたテーマ。
いわゆるサンリオ系の絵柄が特徴で、「モンスター(怪物)」ばかりの遊戯王OCGではめちゃくちゃ浮きます。初見でこいつらが「カードゲームのキャラ」と見抜けた人はまずいないんじゃないでしょうか。
デッキとしての特徴ですが、相手の行動に合わせて手札に退避する特徴があるため、自分ターンではあまり動かず、相手の動きに合わせて盤面展開を進めていきます。
相手ターンでの行動が主になるので扱いはやや難しい部類に入りますが、使いこなせれば一流のテーマとも渡り合うことができる潜在力を持つテーマでもあり、大会でメルフィー使いと遭遇することも少なくありません。
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マドルチェ
強さ:★★★☆☆
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★★☆☆☆
こちらも「モンスター」と呼ぶのが憚られる、女児向け絵本のようなテイストが特徴のテーマ。
テーマとしての強さはやや控えめですが、関連カードが非常に充実しているためデッキ構築が簡単。それでいて一度パターンを覚えればラクラク扱える、楽しいテーマです。
プティンセスールの「マドルチェ以外を出せなくなる」制約の存在から、デッキカスタムの幅が狭いのが数少ない難点。
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これの登場以降、マドルチェはぐっと強くなりました。
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「デッキに戻す」という、遊戯王最強の除去が使えます
ふわんだりぃず
強さ:★★★★★
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★☆☆☆☆
渡り鳥のトリオ「ふわんだりぃず」と、その旅路を紙芝居風味に彩ったオシャレなテーマ。
どことなーくアジアンテイストな画風が光ります。
デッキとしては、遊戯王において基本中の基本とも言える「特殊召喚」「墓地利用」を一切行わない異色のデッキであり、それゆえに妨害系の効果をほとんど受け付けません。結果、デッキ構築も運用も楽チンなのに大会には頻繁に顔を出すほど強い、というズルすぎるポジションを獲得しています。その上(マスターデュエルでは)生成コストが低い格安デッキとしても知られており、これから始める人にとって手が出しやすいのも嬉しいポイント。
あまりの強さと利便性から「害鳥」だの「使うと友達を無くすデッキ」だのと不名誉な異名をさんざん頂戴しているテーマではありますが、逆に言えば嫌われるほどの潜在能力を秘めたデッキでもあるわけです。
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ディフォーマー
強さ:★★★★☆
デッキの組みやすさ:★★☆☆☆
運用難易度:★★★★☆
日用品がロボットに変形!?という、オトコゴコロをくすぐるテーマ。
背景には変形前のディフォーマー達が描かれているのも芸コマです。
デッキとしては「表示形式ごとの効果」と「装備魔法」がコンセプトで、構築次第で速攻型も制圧型も両方いける器用なヤツです。
2008年に出た古いテーマではありますが、追加カードがちょくちょく足されているので強さも健在。
ただ、出来ることが多い分構築に迷いやすく、扱いにも習熟が必要です。
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軍貫
強さ:★★★☆☆
デッキの組みやすさ:★★★★☆
運用難易度:★★★☆☆
遊戯王で「ネタ枠」と言えばまず真っ先にお呼びがかかるテーマ。
「船の形をしたお寿司」という度肝を抜くようなデザインが特徴です。
各「ネタ」の効果にややクセがあり扱いには慣れが必要ですが、よくも悪くもエクシーズ召喚しかしないシンプルなテーマで強さもほどほど。
なので、初心者相手に使うのも、逆に初心者が使うのにもおすすめな良テーマです。
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ちなみに、「ネタ」と「しゃり」が合わさると以下の「軍艦巻き」ならぬ「軍貫巻き」へと変貌します。
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ヌーベルズ
強さ:★★★★★
デッキの組みやすさ:★★☆☆☆
運用難易度:★★★★★
軍貫に引き続き「料理」を題材にしたテーマ。
上部にはきちんとモンスターがいますが、その足元はそれぞれおしゃれなコース料理となっています。
デッキとしての挙動もフランスのフルコース料理よろしく、メニューを見せて相手に料理を選んでもらい、順番に出していく再現性の高いもの。
きちんと組めば大会でも通用する強さはありますが、効果が複雑なうえ遊戯王OCGのルールを熟知していないと扱えず、運用難易度はかなり高め。
使いこなすには長めの練習が必要です。
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ピュアリィ
強さ:★★★★★
デッキの組みやすさ:★☆☆☆☆
運用難易度:★★★★★
ポケモンのイーブイにそっくりな謎生物「ピュアリィ」を育成するテーマ。
たまごっち、あるいは育成系ソシャゲを意識したようなデザインが特徴で、モンスターカードはソシャゲのスチル風、魔法カードは写真風となっています。
デッキとしての特徴ですが、「モンスターに強化素材を食べさせて上位種に進化させる」という、ソシャゲによくあるシステムがカードゲーム上で再現されていて、与える素材によって進化先が変わるのが特徴です。
大会上位も狙える高いポテンシャルを秘めたテーマなのですが、効果があまりにも複雑&難解なため、デッキを組むのも扱うのも困難を極めます。
使いこなせたら猛烈に強いが、使いこなすまでが猛烈に長い、そんなテーマです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1711293298649-YrEmeCYJzP.png)
ゴーティス
強さ:★★★★☆
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★★★★☆
「天の川を泳ぐ魚介類」がコンセプトのテーマ。
吸い込まれるような極彩色の色使いがなんともハイセンスで美しい。
デッキとしては、自分の番ではほとんど何もしない代わりに、相手の番で行動する変わり種です。
効果自体は単純なので初心者でも扱いやすいですが、使い込み習熟するほどにデッキも強く進化しています。
初心者から熟練者まで幅広くおすすめ。
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場の札という札を全部場外に吹っ飛ばす豪快なカードです。
ガエル
強さ:★★★☆☆
デッキの組みやすさ:★★☆☆☆
運用難易度:★★☆☆☆
日本の梅雨の風物詩「蛙」がモチーフになったテーマ。
(以下、蛙のイラストが続くので苦手な人は飛ばして下さい)
デフォルメのほとんど効いていない異様にリアルな造形と、「~がえる」という言葉をもじった珍妙なカード名が特徴で、「流行りのテーマを使うなんて小癪な真似はしたくない!」という拗らせ決闘者の要望にバッチリお答えしてくれる個性派テーマです。
さて、デッキとしての性能についてですが、デッキは見た目によらないもので、この「ガエル」デッキ、かつて公認大会で暴れまわり名を轟かせた前歴の持ち主。
……が、日本中の大会という大会を総なめにした実力はさすがに「行き過ぎた力」だったのか、エースである「餅カエル」が出場禁止処分を食らってしまい、現在は大きく弱体化しています。
なので、使うなら制限の厳しいマスターデュエルより、実物のカードを集めて紙のOCGでプレイする方がいいかも?
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手のひらに乗っけたい
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キーカードです。あまり怒ってはいなそう
![](https://assets.st-note.com/img/1714044511031-9dBYhQSmMo.png)
寝返る=「腹黒い」を文字通り解釈して腹だけ黒色にする
潔いデザインがとても好きです。
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その名の通り生き返る効果を持ってます
![](https://assets.st-note.com/img/1714044429692-Su26ReaxR8.png)
かつて制限カードも経験した強カードです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714044555751-wAPSCxgbKh.png)
日本人ならお馴染み鏡餅がモチーフです。
強すぎて現在は大会での使用禁止。
スクラップ
強さ:★★★☆☆
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★★★☆☆
古くから存在するテーマのひとつ。
属するカードは様々な廃材で組み上げられた立体パズルのようなデザインをしていて、イラストをよーく見ると蛇口、換気扇、トタン板、その他さまざまな廃棄物の姿が見て取れます。
中でも、「ゴブリン」の蛇口と自転車のベルをヘルメットに見立てたデザインや、「ゴーレム」の駆体に電子レンジと冷蔵庫を用いるセンスは、じんわりと脳裏に焼き付いてくるような、静かな迫力があります。
デッキとしての特徴ですが、スクラップ自体は特段強いわけではなく、全体としては中堅どころといった立ち位置です。しかし、「デッキの拡張性」と「やれることの幅の広さ」に関しては群を抜いて高く、他所から強いカードを取り入れればいかようにも化けられる可能性の塊。
言ってしまえば潤滑油のようなテーマであり、公認大会でも、「スクラップ」を基盤に作ったオリジナルコンボデッキが何度も勝ち上がる姿が目撃されています。
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天才だったのではと思わざるを得ない
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サイズ小さめのヘルメットであえてダサく見せることで、逆に愛嬌が湧いてきます
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物理法則に囚われない自由さが一枚絵のよいところです。
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プランキッズ
強さ:★★★★★
デッキの組みやすさ:★★★★☆
運用難易度:★★★☆☆
小学生向け漫画雑誌のような絵柄が特徴のテーマ。
「パワーパフ・ガールズ」等、英語圏の子供向けアニメ風のテイストが目を引きますが、こういう系統の絵って実は遊戯王では希少だったりします。
デッキとしての特徴ですが、このかわいらしい見かけに反してかなりの実力者で、過去の公認大会では何度も入賞した実績持ちです。
それでいて効果もシンプルで扱いやすく、万人におすすめできます。
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リブロマンサー
強さ:★☆☆☆☆
デッキの組みやすさ:★★☆☆☆
運用難易度:★★☆☆☆
マンガを意識したイラストが特徴のテーマ。
こちらはちょっと年齢層が上がって「ジャンプ」系統です。
描き文字やトゲトゲのエフェクト表現といった「マンガあるある」のみならず、
・冴えないメガネのオタク少年が人外と出会い、力に目覚める
・人外を町中で目立たせないため、人外の服を買いに行く
・似ているけれど違う能力を授かったヒロインの少女
・なぜか主人公に敵意を向ける怖い顔の先輩能力者
・やがて絆を育んだ二人の力は合わさり、最強の能力者へーーー
……と、創作における「お約束」の存在がイラスト上でかなり意識されています。アニメをよく見る人なら「あるある~!」と頷けるかも。
デッキとしては、他のデッキやテーマと混ぜて使うことを前提として設計されている節があり、テーマ単体では残念ながらあまり強くはありません。ただ、「転生炎獣リブロマンサー」、「御巫リブロマンサー」等、混ぜものを含めてであれば話は別です。
ちなみに、遊戯王は「ショタ」……少年キャラの登場が少なく、登場してもドラゴンとかの餌として消費される脇役パターンが多いため、ほとんど唯一といって良いショタが大活躍するテーマでもあります。
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![](https://assets.st-note.com/img/1713533480000-n1QpGt167W.png)
創作物を読むたび疑問に思うポイントのひとつ
![](https://assets.st-note.com/img/1713534106970-Omr5uW4XEt.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713533851636-ypyoIBPw0p.png)
主人公が戦えるか否かは作品によってまちまち
![](https://assets.st-note.com/img/1713661100837-j97u2PdmPY.png)
花札衛
強さ:★★☆☆☆
デッキの組みやすさ:★★☆☆☆
運用難易度:★★★☆☆
和製ポーカーこと「花札」をモチーフにしたテーマ。
「花札衛」で「カーディアン」と読みます。
「モンスターイラスト欄にはキャラ絵を描く」という不文律すらブン投げ、花札をそのまんまキャラ絵代わりにしてしまった異色のシリーズです。
花札本来の絵を踏襲しつつ、遊戯王OCGのカードを客演させた味のあるイラストはどれも一見の価値あり。
デッキとしての特徴ですが、通常のテーマとは異なり「効果使用時に幸運判定を行い、ハズレを引くと効果が不発になる」という特殊な性質があり、当たりを引き続ける限り行動を続けられるギャンブル性の高いテーマです。
プレイヤーの技量というよりはむしろ運に強さが左右されます。
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カス札とは、花札においてコモンとかノーマルレアにあたります。
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![](https://assets.st-note.com/img/1711295654620-xWFwk34ZCv.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711293944390-mbJOD4zQSk.png)
タネ札は、花札で言う所のスーパーレア枠です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711295759446-coQhg6lqnG.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711293944726-r3BjqkvwAK.png)
手元にあると特点がグッと上がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711295920538-hnQpMN19ba.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711296029738-vVn1Z6M8CE.png)
ちなみに、「雨四光」は役の一種。タンヤオ的な。
イビルツイン
強さ:★★★★★
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★☆☆☆☆
これまたポップな絵柄が特徴のテーマ。
厳密には「ライブツイン」「イビルツイン」「キスキル」「リィラ」という4種類のテーマからなる複合カテゴリですが、面倒なのでまとめてイビルツインと呼んじゃいます。
ヴィレヴァンの店頭POPに居そうな絵柄も個性的ですが……。
![](https://assets.st-note.com/img/1711296486835-Znqybd6W0o.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711296564976-Yzp64gm6BO.png)
以下カードのイラストを見ていただければ分かる通り、このテーマの題材はVtuber。魔法カードの、全体的にYoutubeやビリビリ動画を意識したようなカードイラストが目を引きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1711296627277-Lj9HSqMvib.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711296929447-iT3HPonIcb.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711296937211-rNbOCcqNvg.png)
ところでデッキとしての性能になりますが、
強い、組みやすい、使いやすいの3拍子揃った良テーマ。
「害鳥」ことふわんだりぃずほどの影響力ではないにしろ、登場当初は環境を総なめにした実力派です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711296406374-10ZFX8osQZ.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1711296409997-KokH9vbBI2.png)
Vの前世を映すのってよくないんじゃあ…
ゴーストリック
強さ:★★★☆☆
デッキの組みやすさ:★★★★★
運用難易度:★★★★☆
最後に紹介するのは「ゴーストリック」。
![](https://assets.st-note.com/img/1713530922528-cXPylcbMul.png?width=1200)
上のカットインを見れば一目瞭然ですが、
ハロウィンを題材にしたシリーズです。
絵柄の親しみやすさもさることながら、創作に触れたことのある人なら誰もがひと目でわかる元ネタ(の知名度)のおかげで、デュエル中の会話が盛り上がりやすいという副次的なメリットもあるので、デュエルしながらワイワイしたい場合には特におすすめです。
デッキとしては、現代遊戯王では中堅どころ。
相手のフィールドを意味のないカードまみれにして封鎖し、相手が動けなくなったところを美味しく頂く……という長期戦を仕掛けるテーマのため、現代遊戯王に多い速攻型デッキとはやや相性が悪い感はあります。
が、圧倒的な拘束力で「何もできなくする」パワーは依然健在。
「ゴーストリック・スケルトン」でライブラリアウトを、「ゴーストリックの駄天使」で特殊勝利を……といった、主流ではない戦い方で勝利を掴みに行くことも可能なので、周りと違う事をしてみたい個性派にもオススメです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713534450671-7Ch4q9hA6N.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713534432777-QtdrTUdJAH.png)
マスターデュエルではアニメーションしてくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713534523731-JFLXSmNaii.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713534540124-QdZEkJ048F.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713534573447-1vXgP5rzpq.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713534648386-UnPCGjnvN3.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1713534478196-SfK1kvvTn4.png)
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![](https://assets.st-note.com/img/1713534305266-mJpEauCR9R.png)
これで、本記事は以上となります。
素敵な出会いの一助となっていたなら幸いです。