最近のインプット(映画・小説)20/12/4
この一週間に見た映画と読んだ本を列挙していく企画、10回目です。
今週見た映画
ベイマックス
今週読んだ小説
貴志祐介『青の炎』
早見和真『イノセント・デイズ』
ネタバレ有感想
・青の炎
なるほどこれが倒叙ミステリー……! 主人公が専門知識を調べまくるも、それを軽く上回ってくる警察に圧倒され、後半はノンストップで読みました。主人公=犯人の計画が成功するかどうかと、どういう風に暴かれていくのかとでドキドキが二段構成になってるのおいしい。テンション的にも犯行のきっかけ、犯行の成功、犯行の露見とジェットコースターですし。主人公が高校生ということもあって、青春の青臭さがシリアスなストーリーにアクセントを加えてますね。ラストもその青臭さならではの切なさがあり、倒叙ミステリーの名作と解説で書かれているのも納得です。
・イノセント・デイズ
めちゃめちゃ面白かった。なんて言っていいのかわかんないけどとにかくぐっときます。放火殺人の罪で死刑判決を受けた田中幸乃の人生が群像劇形式で詳らかになっていき、彼女が死刑判決を受け入れた理由が実は――。いやあ、構成も見事だし背後に漂う得体のしれない熱もあるし、ほんと面白かった。文庫で450ページあって、まぁわたし普段それくらい長い小説読んでると「もっと短くできそう」とかどちゃくそ失礼なこと思ったりするんですが、今回に関しては全く思わなかったですね。こんな完璧な450ページあるかよ……。
いやー、もうちょっとインプットしたかったんですが……。
アニメとかネット小説とかもちょくちょくふれていたのでそちらに予想以上に時間を使ってしまいました。
あと、ちょくちょく百合文芸3のほうも構想作業を始めました。完成までが遠い遠い……。
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