巨人の新戦力に求める役割
今季、球団ワーストタイの4シーズン連続V脱に終わった巨人は、今オフに大補強を展開し、ストーブリーグの主役になっている。新加入の選手には活躍してもらいたいと思うのはファンの真理だが、それぞれの選手によって求める役割は違ってくる。そこで今回は、新戦力に求める役割をそれぞれ考えていきたい。
西武→巨人 炭谷銀仁朗(31)
毎年の打撃成績を見ると、OPSはほとんどの年に5割台となってる。年齢を考えると、大きな変化はなさそうなので打撃はそこまで期待できないだろう。
そうなってくると、求められるのは守備力である。
盗塁阻止率は2012年、2014年、2016年にパ・リーグトップ(企画数はそれなりにある)
WBCで2度、プレミアで1度、計3度の国際大会に出場していて、高卒でプロ入りしてるためプロで13年間キャリアを積んでいて、経験値としては高い。
長年正捕手としてやってきているので、投手との信頼関係を築くという面も心配はなさそうである。
小林、大城、阿部との併用ということになってきそうだが、守りの捕手として、チームを支えるというのが彼の役割だと思う。
広島→巨人 丸佳浩(29)
坂本と同様に野手の中心選手として、負け癖がついてる巨人ナインに喝を入れるかのようなプレーをして、勝利に貢献してほしい。(具体的なことは前ブログに書いたので割愛)
オリックス→巨人 中島宏之(36)
スタメンで使われる試合もあるとは思うが、基本は右の代打として。長打力と守備力は衰え、かつてほどではないが、ミート力は未だに健在。「うわ...代打中島かよ。これは厳しい。」と他球団に思わせるくらいの代打の切り札になってほしい。
マリナーズ→巨人 岩隈久志(37)
一昨年に手術を受け、完全復帰には未だ行き着いていない。本来の投球が出来るまでにどれくらいの時間を要するのか不透明なところはあるのが、疲労が溜まってくる夏場のスターターのバックアップを期待したい。また、彼は日本とメジャー両方の野球を知っていて、最前線で戦ってきた選手なので、自らが培ってきたスキルや練習法などを若手伝えていってほしい。
パドレス→巨人 クリスチャン・ビヤヌエバ(27)
一昨年メジャーデビューを果たし、今年は三塁手としてメジャーで本塁打を20本放った。彼は打撃センスを持ってはいるが、選球眼やコンタクト率など荒削りなところがまだまだ多く、NPBでの適応は時間がかかるのかもしれない。通年で、岡本の後ろの5番6番を打って打点を稼げる打者になってほしい。
外国人枠の兼ね合いもあるので、適応が遅い場合は投手3人野手1人の布陣に変更もありそうなので適応時期によって成績はガラッと変わってきそうである。
新体制で臨む2019年原巨人は新戦力によってどう変わるのか、与えられた役割を果せるのか、ぜひ注目してほしい。