『東大教授がおしえるやばい日本史』を読んだ感想
誰しもギャップは持っているものです。「あのアイドル実は○○だった。」「聖人君主かと思ったら実はかなりの女好き」そういうニュースがよくあると思います。
それは今の人に限った話ではございません。歴史を変えた偉人にも裏の側面があります。
そこで今回は「東大教授がおしえるやばい日本史」の感想を言うとともに個人的に気になった偉人のヤバいストーリーをまとめてみました。
それではどうぞ。
①源義経は出っ歯
いきなりドストレートの悪口!!
義経と言えば幼少期の牛若丸時代の弁慶と戦いや源平合戦で平家を滅ぼしたことで有名ですね。
義経=美少年、悲劇の英雄というイメージがあると思いますが平家物語での義経は「ちびで出っ歯。遠くにいても義経だとすぐに分かる」と書かれています。
もう笑うしかありません。
ただこのエピソードは諸説があるのでもしかすると別人の可能性がありますが。
②足利尊氏は田楽に夢中になりすぎて政治を弟に丸投げ
教科書や最近ジャンプで連載されている「逃げ上手の若君」で知ってる方もいると思います。
足利尊氏は今の鎌倉幕府を滅ぼして室町時代を築いたことで有名ですね。
しかも戦が得意!
一見するとただのすごい人に見えますが実は政治能力はほとんどゼロ
というか弟に全てまかせっきりだったのです。
じゃあ肝心の尊氏はどうなんだと。
彼は田楽に夢中になってました。
田楽は今でいうとミュージカルや音楽フェスみたいなものです。
つまり、弟が政治をやってる中、当の本人はフェスでブチ上げ状態だったのです。
これは総理大臣が議会抜けてキャバクラに行くのとほぼ同じです。
あんた一応幕府だろ…。
弟にそれを指摘されましたが当の本人は反省どころが逆ギレして弟を毒殺してしまうという何してんねん!と思わず言いたくなりますね。
③武田信玄はイケメンに弱い
武田信玄と言えば織田信長、豊臣秀吉、そしてライバル上杉謙信に並ぶ有名な戦国武将ですね。
特に「人は城、人は石垣」という名言や「風林火山」が印象に残る方もいると思います。
そんな部下にも愛されあの織田信長さえも恐れた最強の武士、武田信玄ですが、
実はイケメンにはめっぽう弱いのです。
ん?と思わず二度見した方もいると思いますが、当時は「男同士の恋愛はイカス。」という感覚でリアルおっさんずラブ状態になっていました。
あの織田信長や伊達政宗にも男の愛人がいました。
その信玄がもっとも愛した人物というのは春日源助という少年。
元々信玄の家臣ですが信玄は源助にゾッコン!!
源助に猛アタックをします。
しかし信玄は以前に別の男と付き合っていたことがバレ必死のへこへこ謝っていました。
あの信玄ですら頭が上がらないとは相当好きだったんでしょうね。
④土方歳三はナルシスト
新選組に関しては名前ぐらいは聞いたことがあるという方がいると思います。
特に近藤勇、土方歳三、沖田総司のこの3名は特に有名だと思います。
今回は鬼の副長と呼ばれた土方歳三について。
彼は新選組のために時代が明治に変わる最後まで戦いました。
この文から見ると一見、非の打ちどころがない人物のようにも見えますが、
実はかなりのナルシストだったのです。
一番分かりやすい例だとラブレターを冊子にまとめて親友に自慢する。
今頃親友はラブレターよりも俳句に夢中でしょうし、いきなりこれ見せられてもまあうん。ってなりますね。
しかも自分の書いた俳句の内容がかなり痛いです。
⑤太宰治は口説いた女に一緒に自殺しようと提案してくるやべーやつ
最後に文豪を紹介しましょう。太宰治と言えば文豪ストレイドッグスで知ってる方もいるのではないでしょうか。
特に「走れメロス」は聞いたことがある人もいると思います。
そんな彼ですが実は今回紹介した人物の中ではかなりヤバいかもしれません。
それは口説いた女に一緒に自殺しようと提案してくることです。
あかん!!
しかも一回のみならず3回も
しかもそのうちの2人は太宰治だけが生き残り女性が死んでしまいました。
ここまでくると完全に殺人犯です。
最後は自殺に成功しましたが…。
正直言ってかなりヤバいです。
感想
この本の面白いところはさっき言ったヤベーエピソードに加え、歴史のエピソードを現代風に説明するところ(例インスタ映え)とイラスト付きで分かりやすいところですね。
歴史に興味がない人でも思わず笑ってしまうと思います。
このエピソード以外にもヤベーエピソードたくさんあるので気になった方は是非読んでみてはいかがでしょうか。