【日記】トラツキ(月)の話
本番もあって余裕がなかったので
ようやく新しくお迎えしたコのお話をしようと思う。
8/2㈬
マルことトラマルがお星になってすぐに
熱帯魚屋さんに駆け込んだ。
学生さんはまだ夏休みの時期だし、きっとベタの入荷もあったんじゃないかという見込みは当たってたくさんのベタがいた…が
案の定というか
大半はショーベタだった。
ショーベタも顔はベタだしかわいいコもいるが、
やっぱり私はトラディショナルベタが好きなのだ。
よく探すとトラベタちゃんは一匹だけいた。
小さな紫色のコ。
「うちのコになるかい?」と語りかけて(本魚は当然そんな下僕を無視であるがw)カゴに入れた。
初めてな色味だし即決だった。
体がまるでお月さまを思わせるような紫だったことから名前はトラツキとした。
通称、月である。
紫と言っても体は白味がかっていて淡さもあり
ヒレの先にかけては赤みが強くなっている。
フチは若干クリアタイプだ。
形状は過去に飼ったコだとトラタ(白ベースのコ)のような野性味のあるヒレ。
マルがデカかったこともありお迎えした当初は見るたびに「ちっちゃい!!」と思っていた。
ベタはもともと人懐っこいコが多い。
お店で見ていても視線を向けると反応するくらい。
しかし、この月は
お迎えした直後…なんと極度の人見知り&ビビリであった(笑)
餌をあげるとすごく遠くからチュドーン!と突撃してきて餌をかっさらい、遠くまで逃げる。
狙いは正確だったので「スナイパー月」と呼んでいた。
しかし、しばらくするとその精度は鈍くなってくるのだけれどその話はまた後ほど。
顔がキツくて小さい体でまるでヤケを起こしているような動作をする。
このコ、慣れるのかしら?と少しだけ心配になった。
しかしそんな心配は無用。
3週間もすれば表情の険は抜け、可愛い表情で見上げてくるようになり
1ヶ月では餌くれダンスやジャンプもするようになった。
もっともジャンプは
マルは縦方向に高さのあるジャンプだったのに対し、月は横。
スナイパーの名残でチュドーン☆と1発目は突っ込む。
…だが、一体誰に似たのか(笑)その慌てる1発目は今では狙いが不正確になった(^_^;)
ただマルがジャンプをし続けて延々と餌を見失い続けるアホっぷりを晒していたのとは違い、月は我に返って静かに2粒目を待つようになった。
落ち着けばありつけると気づく賢さがある。
この1ヶ月で体もかなり大きくなった。
最初はトラオのように温度計の隙間のすり抜け遊びができていたのに
すぐやらなくなってしまったのは
体が通らなくなったからではないかと思う。
夜寝るときには
目の瞳孔がちっちゃくなって体の色が薄くなる。
それとどういうわけかヒレを畳むこともなく全開で広げて寝るのだ…これは初めてのパターン。
体の色が変わるのはトラオと同じだ。
マルは寝ててもぜんぜん何も変わらないコだった。
最近はなせか下僕の顔を見ると「ファッ」と一瞬フレアリングする(笑)
威嚇なのか、興奮なのか、どういう感情なのか教えて月くん🤣
覗くと寄ってくるし餌もねだるし
ちゃんと慣れてくれました。
問題はマル以上に便秘がちなこと。
お迎えしてから1週間、フンが出なかったときには本当に困り果てました。
マルは鏡を見せてフレアリングをさせてやれば大体解決したのにこのコはそうは行かない。
それでもそれがあまりに続くのでこのコのペースは数日に1回の排泄なのだな、と諦めはじめてます。
元気なら良いよ。
そんな月ですがマルのようにお腹が膨れてしまった日もあって
この1ヶ月の間には塩水浴もさせたりとか
けっこう心配させられてます。
最初、オトシン君も一緒に混泳させていたのですがオトシン君が不調のために現在は隔離をしています。
マルと同じ病気に結局なってしまったらしくて長いこと調子悪くしております。
ようやくこの2日ほどで回復の兆しは見えてきたのですが
焦らずゆっくりと様子を見守りたいと思っています。
ちなみに月もオトシン君の餌を横取りするので(苦笑)夜はいずれにしても別居させるようです。
相変わらずマルが恋しくて切ない気持ちになる日もあります。
あと1年は一緒と思っていたから。
それでも日に日に月のことが可愛くなってきているし性格も違うから
その違いはやっぱり愛おしいのであります。
月は長生きしてちょうだいよ!?
ね。