シメジ シミュレーションのタイトルロゴに関する考察
シメジ シミュレーションはもうお読みになりましたか?読んでない?可哀想に…。この記事はネタバレを含むので読んでからお越しください。
この記事では、かの偉大な漫画家つくみず先生による、あの大傑作『シメジ シミュレーション』のタイトルロゴについて考察したいと思います。
これがタイトルロゴです。不思議なデザインをしていることがわかります。念のため書くと、「シメジ シミュレーション」と書いてあります。そう念押しする必要があるくらいには、所見では読みにくいデザインです。何か意味があるのではないかと思うのは自然なことです。これについては先行研究があります。
この考察は左右反転というアイデアは素晴らしいものの、一部説得力に欠けます。つまり、LiFE - ○○○○.EXE までは納得感があるのですが、真ん中の「○○○○」の部分がなかなか難しく、これは一体何なんだという課題が残っているわけです。
思うに、真ん中の「○○○○」の部分はそのまま「A03E」または「AC3E」なのではないでしょうか。そして、これらは単に16進数なのではないでしょうか。
シメジ シミュレーションの世界は宇宙を漂う計算機のシミュレーションであることが示唆されています。そのため、16進数を使うことは自然であると同時に、普通に読むと「シメジ シミュレーション」、左右反転すると「LiFE - [意味のある英単語].EXE」になるロゴを作ることの難易度を踏まえれば、この部分が英単語でないことは納得できるように思います。
二文字目はCと0どっちなのか不明ですが、わざわざ「ュ」に細い縦棒を追加していることを踏まえると、0のつもりでデザインした可能性の方が高いように思います。
A03E_(16) = 41022
AC3E_(16) = 44094
数としての意味はなさそう。
「で、LiFE-A03E.EXE って何?」
知りません。.exeっていうのは実行ファイルにつく拡張子なので、まあ実行ファイルのファイル名だと思います。宇宙を漂う計算機「よもぎ」上で実行されているシミュレーション(つまり作中世界)そのものだというのが自然な解釈ですが、だとしたらそのようなファイルに「LiFE+(ナンバリング)」って名前をつけるかなとは思います。もっとyomogiとかsimuとかarkみたいな相応しい単語があるのではないでしょうか。そして、もっと「それっぽい」文言が作中に出てきます。
生命シミュレーション。
「生命」シミュレーション!!!!!!!!!
これはしめじ姉に雰囲気が似ている正体不明の女の人の星で、しめじが見た実験。曰く「生命の起源を私なりに再現した」もの。「よもぎ」との関係性は不明。そもそも筆者はこのエピソードをまだ完全には理解できていないので、今回の考察はここまでにしたいと思います。