大人の文化祭が超楽しかった
中学からの親友は、よく革ジャンを着ていて、タトゥーが入っているギラギラめな見た目の子だ。
しかし、彼女は実は、かれこれ12年以上「テニスの王子様」を深く愛しているヤバいオタクである。
(私が一人暮らしを始める時、何故かテニプリ全巻[42巻]を押し付けられたりした)
彼女はテニプリへの愛を込めて二次創作小説を執筆していた。それが最近かれこれ5年かけて完結したらしい。
その合計文字数は60,000字に及んだとか…。
(私の大学卒業論文の4倍くらいある気がする)
なんでもだけど、やり遂げるってすごいよね。
ふつうに尊敬したので、本出したら?と伝えた。
「実は十部くらい刷ろうかと思ってる!
ところでキミ、デザイナーじゃん?
お金払うから表紙とか作ってくれない??」
…ということで、私ははじめての本作り(同人誌作り)に巻き込まれることとなった。
■デザインをつくろう
クライアントこと友人より、「文庫本の中表紙っぽいやつと、なんか淡い感じのでお願いします」との指定を受けた。
↓提示された参考イメージ
いいね〜〜作りたいものある人好き。
参考イメージをもとにいろいろ練ってたら、作りたいもの溢れてきて6案できた。
■デザインお披露目&検討会
うちの近くにロイホがあって、ずっと行ってみたかった。(行ったことなかった)
友達と話すなら、どっちかというと飲み屋よりファミレスのドリンクバーが好きなので提案したところまんまと快諾をもらった。
当日はお互い、当時絶賛公開中の映画「リョーマ!」の挿入歌を聴きながら集合。
↑二回連れて行かれた。
さて、お料理注文後、緊張のお渡し。
とってもイイヤツなので、一案一案本当に大切に喜んで見てくれた これだから親友やめられん
じゃじゃん
最初は「今日は!!決められない!!」と言っていた友人も、最後は「でも今日決めるのがいいのかも、、」と悩んで決断していた。
■そして無事入稿
「本作ろうかな?♪」と言い始めてから10日後には入稿。
まじでできる人間…。同時にネットショップも開設してるし…。
あれから毎晩のように文字校正していたらしい。見た目だけで言えば夜はダチとヒップホップ聴いてそうなのに
約150ページの文字化け集になる懸念をしてたけどそうなったら万バズ狙ってほしい
私はと言えば、
「入稿したよ♪」と送られてきたプレビューのページサイズがバグってて吐き気を催していた。
正直「ちょっ待っ」と思ったけど、(イラレは書き出す時どうしても端数がでることがある。設定しててもこうなるからよほどでない限り厳密調整はしないが、とはいえ発狂しそうになる)
どうなる??初同人誌!😭
■ついに到着!
彼女の手元に届いてからおよそ二週間後。
即売会開催となった。
これさ!!!!!
めっっちゃかわいーーーい!!!!
自分で言うのなんだけどこんな可愛い同人誌とか見たことない…
友人的に「部屋に普通に置けるものにしたい」とのことだったけど、余裕で飾れるものになってました。
紙の質感もとっても良い!!
中の表紙もちゃんといい感じになってる!
お淑やか!上品!!
仕事で自分のデザインが使われてても何も感じたことないのに、なんかこれは誇らしかった、、
気になってたバグサイズも、まあまあまあまあ、、my上司でなければ気にしないでいてくれる感じ、だったと、思う。
最近は作りっぱなしで終わることも多かったけど、なにか形にすると満足感が違いますねえ。また誰かと何か作ってみたいな〜と思ったデザイン会社キサコーポレーションでした。
とってもいい機会をくれた友に感謝。
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追記
テニプリで「推そうかな?♪」と思っていた白石蔵之介君の腕は純金でした。腕枕してもらう時、腕の痺れを心配しなくて良さそうです♪