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日経新聞の読みどころ3/21朝刊 第77号
おはようございます。
今日は春分の日です。
−−−【日経新聞の読みどころ3月21日朝刊】−−−
① 経営の視点 AIは「しょぼい」と直言 迷走東芝、新社長の豪胆(5面)
② 企業「脱中国」の難題 影響、ロシアの比でなく(15面)
③ 中高生の夢「好きなこと仕事に」 専門性高い職種 人気(35面)
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① 経営の視点 AIは「しょぼい」と直言 迷走東芝、新社長の豪胆(5面)
謙虚さを旨とする日本の風土とは真逆の言葉に驚いた人も多いだろう。東芝が今月1日に開いた社長交代会見。
島田太郎新社長は「私がデジタルが分かる最初の社長」とあえて宣言し、「東芝な輝きを世界に再び示す」と抱負を語った。
ソフトな語り口ながら、社外有識者とのセッションで「AI(人工知能)はもてはやされるが、実態はまだまだしょぼい」とさらりと語るなど、直言居士ぶりを発揮する。
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(コメント)
詳しくは編集後記で書きますが、昨日、東京都立中央図書館で「シン・ニホン」という本を読みました。
「シン・ニホン」になぞらえて書くと、AIでの日本のポジションこそがまだまだしょぼい、です。
まだまだと書いているのは、今後、可能性はあるからです。
シン・ゴジラでも、「この国はスクラップ&ビルドでのし上がってきた。今度も立ち直れる。」とありました。
日本は第一次AI大戦で焼け野原になったと思い、戦後という意識を持って、立ち直るくらいの覚悟が必要な時に来ているのではないでしょうか?
興味がある方はTEDで「シン・ニホン」著者の安宅和人さんの講演を聞いてみて下さい。
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② 企業「脱中国」の難題 影響、ロシアの比でなく(15面)
ロシアのウクライナ侵攻に抗議するかたちで、企業や投資家が同国の事業・投資を見直している。
並行して水面下で意識されているのは、中国発で地政学リスクが高まる可能性だ。
「脱ロシア」に比べ「脱中国」の難度は格段に高い。
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(コメント)
なかなか一言でまとめるのは難しいところですが、ロシアが資源大国と言えるのに対し、中国は世界の工場と言えるでしょう。
脱ロシアがもたらすのは資源価格の高騰とエネルギー転換が主ですが、脱中国がもたらすのは代替工場の選別と国内生産への回帰でしょう。
衣服の分野では様々な国で生産が行われている現状がありますが、精密機器となるとなかなか代替工場が見つからないのではないでしょうか。
これまでは輸送費を含めても国外製品の方が安い現状がありましたが、輸送費の高騰も計算に入れ、国内生産を見直す時期に来ているのではないでしょうか?
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③ 中高生の夢「好きなこと仕事に」 専門性高い職種 人気(35面)
ソニー生命が2021年6月に全国の中高生計1000人を対象に実施した将来の夢についての意識調査では「好きなことを仕事にする」との回答が中学生(39.0%)、高校生(45.3%)ともにトップだった。
同じ調査で将来なりたい職業を聞いたところ、と男子中高生は「ITエンジニア」や「ゲームプログラマー」、女子中高生は「美容師」や「デザイナー」といった専門性の高い職種が目立った。
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(コメント)
この記事を取り上げてみたものの、実施時期が2021年6月なので、今月だったら、どう変わるかも気になりました。
それはさておき、好きなことを仕事にしたいというのは素晴らしいことです。
一説によると熱意を持って仕事をしている社員はわずか6%だそうです。
この記事にも載っているように職業体験などを通じて、表面的な部分にとどまらないリアルを知った上で、好きを仕事に、を探求して欲しいですね。
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【編集後記】
次に読みたかった「モダンエルダー」が東京都立中央図書館に蔵書されていたものの、他図書館に貸し出される準備に入っていました。
それを土曜日に知った私はAmazonで注文し、昨日の朝に「モダンエルダー」が配達完了になっていることを確認していました。
それでも気分転換にもなるし、聞きたいこともあったので、3時間ほど東京都立中央図書館に行って来ました。
国立国会図書館と比べると最新の本はないものの、近くの図書館では貸出中の本を閲覧するという使い方ができそうです。
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今日の日経新聞の読みどころは以上です。