日経新聞の読みどころ5/19朝刊 第134号
おはようございます。
今日はボクシングの日です。
−−−【日経新聞の読みどころ5月19日朝刊】−−−
① 「ファスト映画」賠償提訴へ 東宝など13社、5億円請求 無断で10分ほどに編集、公開(3面)
② ANA、旅先はスマホの中 メタバースで京都へ 二条城など再現 現実の旅行プランに誘導(12面)
③ WOWOW、進む会員減 サブスク特需乗れぬまま スポーツ大会頼み限界(15面)
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① 「ファスト映画」賠償提訴へ 東宝など13社、5億円請求 無断で10分ほどに編集、公開(3面)
無断で映画を10分ほどに編集して公開する「ファスト映画」の投稿者に対し、東宝など映像大手13社が5億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こすことが18日、分かった。
漫画の海賊版サイトに続き、違法な要約動画の被害も新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で拡大した。
巨額の賠償請求で投稿の抑止を狙う。
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(コメント)
ファスト映画なるキーワードを知らなかったので、取り上げました。
今回、5本の映画作品を10分程度に編集し、あらすじを説明するナレーションをつけてYouTubeに投稿していたそうです。
今回の被害額を20億円と算定し、5億円を請求するといいます。
今回の提訴が、ファスト映画投稿の抑止につながることを映画の1ファンとして願います。
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② ANA、旅先はスマホの中 メタバースで京都へ 二条城など再現 現実の旅行プランに誘導(12面)
ANAホールディングスが「旅のメタバース」事業に乗り出している。街並みを再現し、分身を操作して散策や特産品の買い物を楽しめるサービスを2022年度にも始める。
新型コロナウイルス禍で航空産業は消費者との接点が激減した。日常的に「旅」に触れる機会をつくってコロナ前以上につながりを強め、現実の旅行需要も喚起する。
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(コメント)
今回のスカイホエール事業の総合プロデューサーにFF15開発者の田畑端さんを起用し、音楽企画監修を葉加瀬太郎さんが担当するといいます。
この事業に対する後援・協力・事業パートナーのラインナップを見ると、海外ではアジア、国内では京都が目立ちます。
バーチャル旅行体験をすることで、実際に現地に行きたい気にすることができるのか、百聞は一見にしかずで、早めにデモ映像だけでも見たいものです。
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③ WOWOW、進む会員減 サブスク特需乗れぬまま スポーツ大会頼み限界(15面)
WOWOWが変革を迫られている。
コロナ禍の巣ごもりでサブスクリプション(継続課金)型の配信サービスに追い風が吹くなか、WOWOWの会員数は2022年3月期まで3期連続で大きく減った。
サッカーやテニスなど大型イベントの放映権を獲得し会員を積み上げる事業モデルが行き詰まりつつある。
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(コメント)
WOWOWは月額2,530円の衛星放送やネット配信サービスを提供していますが、最近は影が薄い存在となっていると感じます。
強みだったサッカーやテニスなどのスポーツ中継が、コロナ禍で中止や延期になり、WOWOWの独自性が薄れたのが大きかったのではないでしょうか?
スポーツでの優位性を再度探っているようですが、かつてのライバルだったスカパーのように大変革をしないと厳しい戦いになりそうです。
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【編集後記】
最近はそうでもないのですが、以前は映画館に行って、上映中によく寝てしまっていました。
今更ながら、何のために映画を見に行っていたのでしょうか?
その一方で、最近はよく感動して泣いています。この感動は映画館ならではだなと実感しています。
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今日の日経新聞の読みどころは以上です。