日経新聞の読みどころ5/8朝刊 第124号
おはようございます。
今日は母の日です。
明日は日経新聞朝刊が休みなので、ここ1か月で読んでよかった本をお届けします。
−−−【日経新聞の読みどころ5月8日朝刊】−−−
① 電力に銀行初参入 山陰合同 再生エネ活用 、収益多様化(1面)
② メタン濃度 過去最高 昨年 上昇幅2倍超 排出削減圧力も(2面)
③ 宇宙誕生「一番星」に迫れ かすかな光、夏にも本格観測(26面)
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① 電力に銀行初参入 山陰合同 再生エネ活用 、収益多様化(1面)
島根県と鳥取県を地盤とする山陰合同銀行が銀行で初めて電力事業に参入する。
今夏にも新会社を設立し、再生可能エネルギーの発電施設を管理・運営する。
2021年の銀行法改正で参入が可能になった。
耕作放棄地などを利用した太陽光発電のほか、中山間地域での自然エネルギーの活用を進め、銀行の収益多様化と地域再生につなげる狙いがある。
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(コメント)
山陰合同銀行のことを改めて調べてみました。
スマホサイトを一見して、色々と積極的に取り組んでいるという印象を受けました。
既に2021年7月に共同出資で、いずも縁結び電力株式会社を設立していますが、今回は単独もしくは筆頭株主として電力子会社を設立するのでしょう。
山陰合同銀行はこれまでも業界が驚くような取り組みをしてきているので、今後、注目したいですね。
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② メタン濃度 過去最高 昨年 上昇幅2倍超 排出削減圧力も(2面)
二酸化炭素(CO2)より温暖化効果が大きいメタンの大気濃度が2021年、日米の研究機関の観測でいずれも過去最高を記録した。
上昇幅は来年の2倍超だった。
自然界の排出が想定より多かったとみられるが、詳しい原因は分かっていない。
気候変動対策の前提が揺らげば、さらなる温暖化ガスの排出削減を迫られる可能性がある。
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(コメント)
脱炭素については連日のように聞きますが、脱メタンについてはあまり知りませんでした。
記事を読み込むと、世界の平均気温は産業革命前から1.1度上がり、その2割〜半分がメタンによるとみられているそうです。
メタンの排出源は人間活動と自然由来に大別され、人間活動による人為的排出は、化石燃料の採掘や輸送、畜産や水田といった農業分野、生ゴミなどの廃棄物から発生します。
今回は消去法で自然由来の排出が増えた可能性が高いとしつつも、自然由来は排出量の推定が難しいのが現状です。
そうなると、やはり人為的排出にメスを入れる必要が出てきますが、化石燃料関連が一番効果的といえるでしょう。
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③ 宇宙誕生「一番星」に迫れ かすかな光、夏にも本格観測(26面)
満天の星はどのように生まれたのか。私たちの地球はなぜここにあるのか。
138億年の歴史をもつ宇宙の謎を解き明かそうと、天文学者は最初にできた「一番星」の光を追い求めてきた。
光からは星の大きさや距離がわかり、産声を上げたばかりの姿を知る手掛かりになる、
最近、宇宙が誕生して数億年とみられる太古の星や銀河の光をとらえることに成功し、一番星に迫る発見として注目を集めている。
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(コメント)
地球から129億光年も離れている「エアレンデル」は太陽に比べて質量は少なくとも50倍、明るさは100万倍以上あるとみられています。
129億年前に放たれた光を、現代に望遠鏡でとらえるということは相当の光量があることは容易に想像ができることではあります。
残念なことに、この「エアレンデル」を見つけた望遠鏡では、宇宙誕生後の4億年より前の星はみえないといいます。
そこで登場したのがジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、波長と解像度の限界を乗り越えられるそうです。
夜空を見上げ、一番星みつけた、と言うのは定番ですが、世界が宇宙誕生の一番星をみつけるのはいつの日になるのでしょうか?
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【編集後記】
今朝、起きて、何となく平日と思ったら、日曜日だったので1日得した気分です。
昨晩、届いた「鴨川食堂しあわせ」を読んだり、子ども達が母の日を祝うサポートをしたりして過ごしたいですね。
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今日の日経新聞の読みどころは以上です。