家庭の葛藤:料理と愛情、誤解が交錯した一日
華の金曜日
今日は華の金曜日。
子供が生まれる前の僕なら外に出ていただろう。
昨日急に顧客の元へ往訪する事が決まり
14時過ぎに家を出た。
妻がワンオペで相当しんどそうにしており
後ろ髪を引かれる思いだ。
※とはいえ、往訪を断ることはできない
ただ、心配だったので45分で訪問が終わった瞬間に帰路に向かった。
LINEでも元気がない。食べたいものが浮かばないようだ。
※妻が病んでる時は食べたいものがなくなる傾向がある
そこで少しでも元気になればと思い
牛丼を作ろうと最寄りのスーパーで
牛肉や玉ねぎ、たくさんのお菓子を購入し急いで帰った。
悲劇はそこからだった。
仕事が残っているものの
早く食べたほうがいいだろうと
スーツのまま料理を始め、煮てる間に会社のメールを返信したり見積もりを作る。
義母が帰ってきて、もちろん一緒に食べるつもりだった。
結論、妻と大喧嘩をした。
ケンカの発端は僕の義母に対する態度だ。
確かに悪かったし僕にも非があるがそれにも理由がある。
その理由とは
僕は料理をしている最中に指摘や方法を変えられるのが嫌いだ。
その事象が起きたのだ。
(今年2回目)
義母の言いたくなる気持ちもわかるが
普段料理をしない人間がやっている訳ではないし
むしろ僕には僕のやり方がある。
ましては齢30歳になる成人男性だ。
さらに妻からは前から「独学で作るよりもレシピ見ると味が安定するよね」と言われていたので
美味しく食べてもらいたくレシピを見て作った。
指摘などいらないのだ。
※何か困ったり聞きたかったらもちろんこちらから聞く。
そんなこんなで苛立ちを隠せず態度に出てしまい
しまいにはご飯を作る事が妻のためではなく自己満と妻から言われる始末。
確かに料理を作る事が好きで
好きで作っている部分はあるが自己満と言われるとは思わなかった。
思ったこと
あくまでも妻に美味しいものを食べて欲しくて作っていて
適当なものではなく美味しいものを食べて元気になればという思いでいた。
でなければ、仕事も残っている状態で帰って間髪おかずに
スーツのまま料理を始め、煮ている時間に仕事をしながら作る事などしない。
むしろ仕事終わりなどゆっくりしたい。
そんなことをきっと言うと「なら作らなくていい」と言われると思うが
それをしてでも美味しいものを早く食べさせたいのだ。
食の力という考え方
妻目線だときっと「別に食べなくてもいい」とか「そんなに手を込まなくてもいい」とか言われるだろうが
食の力は絶大なのだ。僕は信じている。「食べる力」=「生きる力」だ。
でなければ
世の中の食は雑多なものでもいいだろう。
しかし、食から笑顔が生まれるし
食から幸せが生まれるし
食から元気が生まれると思っている。
幸せそうな自分の顔は自分じゃ見れない
妻が美味しいものを食べている時
妻が幸せそうな顔をしているのは僕しか見ていないのだ。
妻は無意識下で幸せそうな顔をしているのだ。
ここまでの思いを喧嘩では思いつかないし
頭が整理つかないので伝えられず
黙りこくってしまう。これは僕の悪い所だ。
なので本当は夜に一緒にお菓子パーティーを妻として
楽しい家族の華金を過ごそうと思っていたが今日は無理みたいだ。
色々と義母にはお世話になっているが
きっと義母からしても僕の存在はストレスだろう。
お互いのためにも今後生まれ変わるなら
自分が男性でも女性でも
実の親の家でも妻の親の家でも同居はしないだろう
これで今日の華金は終わる。
やり残したことばかりだ。
最後に子供達へ
君たちの目の前で喧嘩をしてしまってごめんね。