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アニメ絵本解説017『大きい 水族館』

アニメ絵本『大きい 水族館』の制作について解説します。

アニメ絵本『大きい 水族館』の概要

テーマ

〇〇なオノマトペシリーズのアニメ絵本

要素
・動物園に続く第二弾の水族館
・オノマトペのアニメ絵本

制作の注目ポイント

イマーシブな奥行きのあるアニメ絵本

奥行き感のある海底のイメージ

OP 後にエントランスから入園するというシーンですが、レイヤーの奥行きを調節してアニメ絵本に没入できるように制作しました。
このシーン自体は10秒ほどですが、制作後の感想としてはシンプルながらももっとゆっくりと見てられるなと思いました。

スターシステム

えだまめぽーんご出演のかちこちのえだまめ

ヨマサルちゃんねるで最近流行っている「スターシステム」(別の番組からのカメオ出演の意)どこでどのキャラクターを出すのかを考えるのは制作中の息抜きにもなりますしキャラクターに愛着が湧きます。

「せいうち」の変身ショー

セイウチのしゃちほこ変身

使い勝手も良く気に入っているシーンの1つです。
変身のパターンを増やしたり、緩急をつけたりで2分くらいは余裕で間が持ちそうな印象です。ショート動画でもまとめやすいかなとも思います。

最後は虹で全員集合!

大きい水族館の全キャラクター集合シーン

クジラ登場で全員が食べられたかと思いきや、、、というシーンも落下傘でぷかぷか落ちてくるシーンもとても可愛いです。

苦戦した箇所

初めてのイマーシブに苦戦

個別に分けたレイヤーを奥行きを調整することで、奥にオブジェクトがあり没入感を生むアニメーションとしたのですが、カメラの調整に苦戦しました。具体的には、沈没船とダイオウイカの動きで沈没船からダイオウイカを飛び出すようにするためにはカメラをパンさせるのに、ダイオウイカも上に上げないとスムーズに見えないなど、整理がついていない事象がかなり多かったです。
今回分かったことですが、より良いイマーシブ感を出すには、アニメーション的には常にどこかが動いているのが良いのは前提として、カメラをオブジェクトのぎりぎりを通したり(イメージとしてはドローン)臨場感を演出すると良さそうです。

まとめ

大きい動物園と小さい動物園の〇〇なオノマトペシリーズに続いての大きい水族館でしたがいかがだったでしょうか?
好評なら小さい水族館も制作しますので、ぜひよろしくお願いします!


おしまい

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