見出し画像

想像力からはじまる

私が「実物大ガンダム? 見たい! 見に行こう!」となったのは、ガンダムファンになったからではありません。


そもそも、私のガンダム教養は、超絶低めです。

具体的な程度でいえば、アムロ(←この名前すら合ってるか自信ない)が、「親父にだって打たれたことないのに!」って言っているシーンなら、見たことあるかも、、、あれって、ガンダムですよね…? ぐらいの感じ。

アニメシリーズを追いかけていたこともありませんし、話題になってた『水星の魔女』も観れていません。


ただ、私は少し前に、『劇場総集編SSSS.DYNAZENON』と『グリッドマンユニバース』を映画館で見ました。

リコリコで千束とたきなを演じられていた、声優の安済さんと若山さんが出演されていたからです。

私はこの作品で、人生で初めて、ゴリゴリに「巨大ロボットめっちゃかっこいい!すごい!!」と思いました。

なんせ、デカい!!

スクリーンに映し出される大迫力の戦闘シーンに、とても興奮しました。 

映画では、音とか画角とかで、その巨大さが強調されているように見えました。

俯瞰じゃなくて、小さな人間の視点から、怪獣やロボットを見上げるような、そういう見せ方が多かった気がします。

この作品を映画館で観なかったら、私は、巨大ロボットの、その「巨大さ」の魅力に、気づくことは出来なかったでしょう。

実物大のガンダムが見れると知ったとしても、「実物大? 何がいいのそれ?」ぐらいの感じだったと思います。

声優さんきっかけで作品を追いかけるのも、いいもんですね。

自分軸では選ばないはずのジャンルの作品が観れて、知り得なかった魅力に触れられる。

こんなこともあるんだなぁ、と。

なんだか、世界が広がったような気がしました。


で、見に行ってみて。

実物大の巨大なガンダムが動く様子に、めちゃくちゃ感動しました。

ほんとうに、ほんとうにかっこよかった。

ガンダムの、その巨大さが醸し出す、圧倒的な頼もしさ、力強さ。

すんでのところでこんな巨大なロボットに助けてもらった人の気持ちってこんな感じなのかなと、胸を熱くしながらガンダムを見上げていました。

すごすぎて、何故かちょっと泣きそうになってしまった。

近くで見ていたおじさんは、実際に泣いてました。


それから、「ついにここまで来たのかぁ」とも思いました。

物語から生まれたガンダムが、いま、実物大でこの世界に生み出され、実際に歩いているわけではないけれど、歩いているかのように動くところまで来ている。

私はなんだかその事実そのものにも、いたく感動しました。

ついにここまで来たんだ、と。

巨大ロボットが、ついにここまで来た。

想像力からはじまったものが、ほんとうにそこに作り上げられ、実在するまでになってきているんだ、と。


夢があるなぁ、と思いました。

巨大ロボットだって、ここまで来れるんだから。

きっと私たちはいろんなことを想像して、それを世界に実現させていくことができるんだ、そういう力をもってるはずだ、と。

そんな勇気も湧いてきました。

1歩目
2歩目
素人目にはトゥースに見えるポーズ

巨大ロボットの魅力に触れられて、実物大ガンダムを見ることができて、良かった。

推しのお仕事に感謝です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?